エリート銀行マンから極道稼業へと転身した秘蔵っ子(サラブレッド)が動き出した時、男と男の‘友情’が軋み、親と子の‘情’が涙し、男と女の‘愛’が揺らめく…。ベストセラー作家・小林信彦が、入念な取材を重ね、過去の任侠・ヤクザ映画では描かれることのなかったリアルで人間味あるキャラクターを表出させた同名原作を基に大阪を舞台にしたヤバイ稼業の男ども、それに関わる女たちがビジネスと恋と暴力に体を張り、ユーモラスでエネルギッシュにそれぞれの‘青春像’がそれぞれの‘運命’と戦い、それぞれの‘悲しい色やねん’として染め上げられていくエンターテインメント・ムービー。
監督 森田芳光(1988年 102分)
悲しい色やねん
(c)東映/サンダンス・カンパニー