さらい屋五葉全12話
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仕事が見つからず町をぶらつく浪人秋津政之助の前に、弥一と名乗る遊び人風のやさ男が現れる。弥一から自分を守ってほしいと依頼され引き受けた政之助だが、弥一は人を拐かし大金をせしめる賊「五葉」の一人だった。
(C)2010 オノ・ナツメ/小学館・さらい屋五葉製作委員会
知らぬとはいえ「五葉」という賊に力を貸してしまい落ち込む政之助。そんな政之助を仲間に引き入れようとする弥一。弥一のことが気になりだした政之助は、ある日後をつけて行く。着いた所は、深川の岡場所であった。
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政之助は弥一の紹介で米問屋、近江屋の用心棒として働いていた。いつものようにすぐに暇を出されることも無く、マジメに仕事に勤しむ政之助であったが、「五葉」の次の標的は、政之助が働いている近江屋の主人だった。
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拐かしを防げなかった用心棒の政之助は近江屋から暇を出される。知らなかったとはいえ拐かしに協力してしまったことに罪悪感を抱く政之助。弥一は身代金を受け取けとらない政之助に、桂屋の用心棒の仕事を紹介する。
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政之助は桂屋の用心棒になって早々「江戸患い」という病気にかかり、療養のためご隠居の家で世話になっていた。弥一たちの仲間になるのを悩み続けていると吐露する政之助にご隠居は「五葉」から手を引くように諭す。
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ご隠居の家には世間話をしによく立ち寄っている徳次郎という男が訪れていた。ある盗賊が近々江戸で大きい仕事をするという話を聞きつけた徳次郎は、盗賊の頭であったご隠居に、身の周りに気をつけるよう警告する。
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政之助は体力が回復し、弥一とともに江戸の町へ帰ってきた。久しぶりに町中を歩く政之助だったが、また人とぶつかり問題を起こす。ぶつかった人物は、以前政之助たちとイザコザを起こした浪人たちだった。
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松吉には一生頭の上がらない恩人が二人いる。そのうちの一人の菊屋の主人は、大きな問題を抱えていた。商売に必要な木札を商売敵の大津屋に奪われてしまったのである。それを知った松吉は、大津屋へと単身忍び込む。
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政之助と懇意にしている八木平左衛門が北町奉行所の筆頭与力だと知る弥一は、五葉のことを嗅ぎ付けられるのを警戒し八木に近付くなと政之助に警告する。一方政之助の前に突然現れた妹は政之助の長屋へと転がり込む。
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妹の幸を連れて江戸の町を散策していた政之助は、偶然、八木平左衛門と出会い屋敷へと招かれる。屋敷内のカエデの樹を見つめ八木は、かつて住んでいた家の隣の二人の人物について語り始める。
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