ハイビジョン特集 ファーブル昆虫記 ~南仏・愛(いと)しき小宇宙~全3話
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動物のフンを玉にして転がすスカラベや動物の死がいを食べるシデムシ。ファーブルはこれらの虫を“自然界の掃除屋”と呼び、生涯に渡って研究しました。とりわけスカラベは、『昆虫記』第1巻の冒頭を飾った虫です。彼はなぜ、敬遠されがちな虫たちに注目したのでしょうか。ファーブルを魅了した虫たちの生態を最新鋭カメラで追いながら、生まれ故郷サン・レオン村や実験と執筆に明け暮れたセリニャン村にその足跡を訪ねます。
(C)NHK
長い苦難を乗り越え、昆虫学に出会ったファーブル。粘り強く野外の観察と実験を繰り返し、巧みなハンティングをするカリバチや本能に導かれて出会うヤママユのオスとメスなど、身近にいる虫たちの不思議な行動を解き明かしていきます。そして、その体験から当時の進化論に疑問を投げかけました。ファーブルの発見した虫たちの生態を通して、生命を支える驚くべき本能を紹介し、『昆虫記』執筆に至るまでの彼の人生をたどります。
(C)NHK
55歳で『昆虫記』第1巻を発表し、自分の家を手に入れたファーブル。その後、持ち前の好奇心でさらに執筆や研究に打ち込み、28年かけて『昆虫記』全十巻を完成させます。うるさく鳴くセミや恐ろしい毒虫サソリさえも研究対象でした。老いて次々に家族を失う悲劇に襲われた彼は、長年の友である虫に問いかけます。死とは何か、生きることの意味を知っているかと。虫たちの生と死のドラマを通して、晩年のファーブルを描きます。
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