シグルイ全12話
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時は江戸時代初頭。駿河大納言、徳川忠長の命により御前試合が行われようとしていた。この御前試合で対決する、藤木源之助と伊良子清玄。藤木は片腕を失い、伊良子は盲目であった。この二人の葛藤を縦軸に、数奇な運命を横軸に、織り上げた運命の物語…。 ※内容の一部に過激な描写・表現があります。ご了承下さい。
(C)2007南條範夫・山口貴由(秋田書店)/シグルイ製作委員会
濃尾無双の誉れ高き岩本虎眼の道場破りに現れた美剣士、伊良子。死闘の末、師範代の藤木を破る伊良子。しかし、師範の牛股権左衛門に敗れ、囚われの身に。虎眼流入門を願い出た伊良子に待ち構える入門の秘儀、涎小豆。果たしてその秘儀とは…。
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虎眼流入門から一年、めきめきと腕を上げる伊良子、その伊良子に密かな闘志をいだきながら腕を磨く藤木。一人娘、三重の成長を確認した虎眼はより強い種となるべく後継者を決めようと、慶長以来の剣客、舟木一伝斎の双子の息子、兵馬と数馬を討ち取ったほうを虎眼流の跡継ぎにすると告げる…。
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舟木兄弟を討ち果たした藤木と伊良子。舟木兄弟に先手をうった藤木は高弟らに評価されるが虎眼からの沙汰はない。一方、伊良子は虎眼の愛妾、いくに近づくが、不忠の動きを牛股に知られてしまう。だが稽古納めの儀に際し、虎眼が「種」として選んだのは伊良子。その夜、失意の藤木の前に舟木道場からの刺客が現れて…。
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刺客との戦いの中で秘剣の糸口をつかんだ藤木。まだ剣は藤木を見捨ててはいなかった。一方、曖味な状況から覚めた虎眼はいくと伊良子の不徳に気づき、突然師範以下の高弟たちを道場に集め虎眼流の聖地、秋葉山にて秘剣伝授の儀を行なうことを告げるのだった…。
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秘剣伝授の儀式は牛股との手合わせで始まったが、寸止めのはずの木刀は伊良子の体にねじりこまれる。「秘奥の伝授」とは名ばかりの伊良子への制裁であった。藤木との対戦を経て正気をなくした伊良子。高弟らはいく自身にけじめを要求する。儀式が幕を閉じた時、虎眼流の運命を変える「怪物」が産声をあげるのだった…。
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伊良子の仕置き追放から三年。晴れて後継ぎとなった藤木は、三重を大事に見守りながらも掴みかけた秘剣の鍛錬に励んでいた。虎眼流に挑み、功名得ようとする狼藉者を討ち果たした翌日、道場に入った藤木は異変を感じる、天井を見上げた藤木の目に入ってきたのは、藤木を慕う門弟、近藤涼之介の首だった…。
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道場の名誉のため、涼之介殺しの一応の下手人として檜垣陣五郎を討った宗像進八郎。その帰路の途中、涼之介殺しの真犯人に討たれさらし首となってしまう。更に涼之介殺害よりわずか十日後、闇夜にまぎれ涼之介を偲ぶ山崎九郎右衛門の前に現れる枯れ木のような影。暗闇に九郎右衛門の瞳孔が猫科動物のごとく拡大する…。
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矢継ぎ早に高弟たちを失った虎眼道場。門下生が集いし「虎子の間」はその広さを感じさせるほど空いている。伊良子による報復であることは明白であるものの、盲の剣と思えぬ仕業に納得し得ない牛股だが、いずれにしても伊良子ゆかりの者による仕業として丸子と興津は盲人の自治組織、「当道座」の者を詰問するが…。
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伊良子の復讐がなされるとともに、痩せさらばえていた三重はかつての美しさを取り戻していく。そんな折、当道座の最高権威である賎機検校に呼ばれた虎眼は牛股と藤木を従え屋敷に参上した。そこで目にしたのはイスパニアの剣、レイピア。その使い手である夕雲と、藤木とによる剣と木剣による真剣試合を検校は強いるが…。
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