恐竜世界へタイムスリップ全4話
4件中1~4件を表示しています。
メガロドン。それは史上最大の海の捕食動物だ。20センチの歯が生えそろった2メートルを超えるあごを持ち、体重が50トンにもなる、この獰猛なサメは、2000万年のあいだオーストラリアから南北アメリカ大陸にかけて、太平洋の生物の命を脅かし続けてきた。当時の巨大なクジラでさえ、この捕食動物の王者の敵ではなかった。このメガロドンが地球から消えてほぼ200万年たった今、科学者たちがその想像を超える姿を復元する。
(C)NGCI
南アメリカ大陸。約500万年前まで海によって周囲から完全に切り離され、生物が独自の進化を遂げたこの大陸で生態系の頂点に立ったのは、なんと鳥である。6500万年前に恐竜が絶滅すると、各大陸で捕食動物の王座の争奪戦が続き、周囲の大陸では剣歯虎やオオカミ、熊などの哺乳動物が頂点に立つ。しかし、南アメリカ大陸ではこの「恐怖の鳥」と呼ばれる巨大で空を飛べない猛禽が、鳥類の中で唯一、捕食動物の王者になったのだ。
(C)NGCI
3000万年前。すさまじい生存競争が繰り広げられた北アメリカ大陸を何百万年も支配したのは、極めて醜く、強力なエンテロドン「地獄の豚」だ。しかし2000万年後、スピードと鋭い歯、集団による連携プレーを得意とするベアードッグがディノヒウスを襲う。生存競争の勝敗要因が腕力から頭脳に変わったのだ。勝者必衰。しかし、急速に消滅したこの「地獄の豚」一族は、地球の歴史上、種の進化という意味では大成功を収めた生物であった。
(C)NGCI
ヒアエノドンは、頭部を使って恐怖時代のステイタスを築いたといってもいいだろう。それは、数秒で獲物を捕らえる究極の凶器です。この獣は、自身の可能性以上の能力を発揮した動物といえるだろう。非常に鋭い牙は、恐竜の歴史にもまた、大きな傷跡を残すことになった。
(C)NGCI
4件中1~4件を表示しています。