モンキーターン全25話
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やまと競艇学校82期卒業記念レース。開会式の壇上で波多野憲二は「3年以内に日本一のレーサーになります!」と宣誓。そして卒業レースの準優勝戦が始まった。強引な山崎のダンプをモンキーターンでかわした憲二は1着でゴールインし、優勝戦進出を決めた。そんな様子を見つめていた謎の男が憲二のもとにやってきて…。
(C)河合克敏・小学館/モンキーターンプロジェクト
卒業記念レース優勝決定戦。ライバルの洞口と憲二は準優を1着で勝ち進んでいた。だがレースが始まり、1マークを抜けてきたのは青島優子だった。これを追いかける憲二と洞口は、ストレートでは抜けないとモンキーターンを使う。やがて水面が風で荒れ始めた最終周、ここで冷静な洞口は安全な通常のターンを選択するが…。
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いよいよ憲二のプロデビューだ。モーターの抽選で、憲二は驚異の勝率を誇る「平和島のオバケモーター」を当てるという絶好のチャンスを掴んだ。そしていよいよ本番。好スタートを決めて第1ターンマークへ飛び込んで行ったと思いきや、見事に転覆。せっかくのオバケモーターも分解・洗浄しなければならない羽目に…。
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競艇選手は情報を交換などをしたりするのにグループを作っている。憲二も東京支部の江上たちのグループに誘われたが、競艇のことを教わるなら古池しかいないと決めていた。そして古池の自宅まで押しかけて弟子入りを懇願する。古池から許しをもらえないそんなある日、憲二は彼の娘、亜紀からある事故のことを聞き…。
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「今節、一度でも連に絡むことができたら弟子にしてやる」という約束を古池からもらった憲二だったが、悪い成績でとても弟子にしてもらえそうにない。過去のレースを必死で研究し、作戦をたてる憲二。これで行けるぜ次のレース!と思ったが、なんと次のレースは古池と一緒の競走だった。直接対決だ、さぁどうする憲二…。
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やっと古池の弟子になった憲二。だが、いつも怒鳴られてばかりで周りからはあんな仲の悪そうな師弟は見たことがないと囁かれていた。そんなある日、ライバルの洞口が蒲郡一般戦で初優勝したというニュースを聞き、練習に力が入る憲二。そんな憲二に新鋭リーグ戦の斡旋がきた。洞口との対決に対抗意識を燃やす憲二だが…。
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桐生新鋭リーグ優勝戦は“赤城おろし”のため大荒れの様相を見せていた。潮崎俊也に憲二は2マークでダンプを仕掛け、3周まで憲二と洞口の1位争いが続いた。最終ターンに憲二は風の中でも全速ターンをしようと突っ込み、洞口も後悔はしまいとレバーを握る。洞口は波に弾かれ転覆。そして憲二の優勝で幕を閉じるが…。
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B1級に昇格した憲二に唐津競艇場でのレースへの斡旋がきた。唐津は同期の青島優子がホームにしているところだ。1年ぶりの再会に、いいところを見せようとする憲二だが、1走目でフライングを犯してしまう。このフライングが憲二のスタート感覚を狂わせ、その後のレースでは慎重なスタートしかできなくなってしまい…。
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フライング持ちのプレッシャーからまともなスタートを切れなかった憲二だが、青島の先輩で福岡支部の鮎川のひと言により迷いから抜け出すことができた。そして唐津競艇4日目、予選最終日。憲二は青島と同じレースを闘うことになった。軽量が武器の青島は直線で追い付きターンでは憲二が先行すると言う展開になり…。
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古池との約束でプロペラはまだ叩かせてもらえていなかった憲二。関東の若手屈指のペラ巧者、和久井はこの話を聞き「昔の人らしい精神論」だと言う。これに反発を感じる憲二だが、その節で和久井は持論通りだと言うように優勝をさらう。これを期に憲二は「自分にもペラ作りを教えて欲しい」と古池の家まで頼みに行き…。
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