母をたずねて三千里全52話
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イタリアのジェノバに住む9才の少年マルコは、日曜日の朝、家族で出掛けるピクニックに心弾ませる。だが、それが遠いアルゼンチンへと出稼ぎに行く母親のアンナとの最後のひと時である事を、マルコはまだ知らなかった…。
(C)NIPPON ANIMATION CO.,LTD.Presented by Janime.com
母の旅立ちから、はや1年が経っていた。今日は、鉄道学校へ行っているマルコの兄、トニオが久し振りに帰ってくる日だ。船会社のジーナおばさんから、母から送られた手紙を受け取るマルコ。マルコは、手紙を配達する仕事を引き受ける事を思い立つ…。
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マルコは、ジーナおばさんから、急ぎの手紙の配達を頼まれる。今日は皆で海水浴の予定だったが、急げば午前中に終わると、マルコは初仕事に駆け出した。午後を回ってようやく戻ったマルコ。ようやく、マルコの楽しい1日が始まる…。
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マルコは早く一人前の仕事をして、母が家に帰れる事に役立ちたかった。だが父は、いつも自分を子供扱いして話を聞いてくれない。ある時、同級生のエミリオが、病で倒れている母親に替わって家計を助けるため、学校をさぼって働いていた事を知る…。
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マルコはエミリオに、瓶洗いのジロッティさんを紹介してもらい、学校が終わった後、瓶洗いの仕事を始める。ある日父ピエトロが、世界地図を買ってきた。思わぬ贈り物に喜ぶマルコ。それは父と子の想いが久し振りに触れ合ったひと時であった…。
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母が不幸に見舞われる夢を見たマルコ。夜明け前、入港する定期船の汽笛を聞いたマルコは港へ走る。ところが、定期船の船荷に母からの手紙は無い。マルコは母の身を案じる。瓶洗いの給料が出た日、マルコの家の引っ越しが決まった…。
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新しい家は、海もわずかしか見えず、マルコは落胆する。屋根を伝って海が見える建物まで行こうと考えたマルコは、ある家で人形を操っている女の子、フィオリーナに出会った。海を見つめながらマルコは彼女に「友達になれるよね」と語りかける…。
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人形芝居のペッピーノ一座の踊りに飛び入り参加した、マルコの飼っている猿のアメデオは、客の喝采を浴びる。ペッピーノはお礼にと、マルコを夕食に招待し、マルコの心情を知ると、軽率にもアルゼンチンへ連れて行ってくれると大袈裟に言うのだった…。
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父の親友である医師のサンドロを案内するため、マルコが病院に行った時、重体の患者が運び込まれてきた。父は、新しい治療方法の輸血を自らの体で試みる。そこで父の仕事の大変さを知ったマルコは、母が帰ってくるまで父と暮らそうと決心する…。
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風邪をおして街頭に出たペッピーノ一座のコンチェッタは、せき込み倒れやがて病状も悪化してしまう。しかし一座には医者を呼ぶお金もない。通り掛かったマルコは、苦しむコンチェッタ、そして熱を出したペッピーノのために診療所に相談に行く…。
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