NHKスペシャル ハッブル宇宙望遠鏡 宇宙の始まりに挑む
「NHKスペシャル」は平成元年(1989年)に「NHK特集」を引き継ぐ番組として登場しました。さらに柔軟で自在な編成、多彩な演出を目指しました。報道と教養、ディレクターと記者など、各分野のスタッフを集め番組を構成し、深みのある番組づくりを心がけてきました。シリーズ企画のスケール感と単発の切れ味を効果的に編成しています。多種多様なジャンルを放送した中で、ここでは「宇宙」をテーマにした番組を集めました。137億年前、ビッグバンという大爆発で始まった宇宙。その後、どのようにして現在のような星や銀河のあふれる世界となったのかは謎です。2010年1月、NASAは「最も遠い宇宙の果ての撮影に成功した」と発表。高度600キロの大気圏外に浮かぶハッブル宇宙望遠鏡が、131億光年離れた天体をとらえたのです。この生まれてまもない131億年前の宇宙の姿に、宇宙創世の謎を解き明かす手がかりが隠されていました。
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