【明成皇后】(全124話)ドラマ紹介

「明成王后」は、朝鮮王朝最後の王妃であり、対立勢力や並み居る列強諸国と渡り合った“鉄の女”明成皇后の波乱の生涯を描いたドラマ。
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■解説
第26代の高宗王に嫁いだ一人の少女の激動の人生を描いている。
高宗は、政治と妻に全く関心を持たず、宮女や妓生達を相手にした漁色と酒といった放蕩三昧の生活を送っていた。しかし、明成皇后は、生来の賢さと情報量で、遂には王を振り返らせ、政治や外国との交渉で王をしのぐ力をふるい、舅・大院君との対立を深めていく。ドラマは、明成皇后と大院君の性格を対比しながら、宿命的な二人の人物の出会いと葛藤・破局を中心に描いている。もちろん、ロマンスの部分も手抜かりなく、高宗を取り巻く女たちに対して感じる明成の嫉妬と、それによる事件なども盛り込まれている。

■あらすじ
1864年に急逝した先代王・哲宗の跡を継ぎ、朝鮮王朝第26代の王、高宗が即位した。哲宗に世継ぎがいなかったため、この即位により権力を握ったのが王の実父である大院君だった。そして、高宗の妃選びが始まったことで、宮廷内には政争の火種がくすぶり始める。13歳で王位に就いた高宗の執政を補佐してきた趙氏はこれを機に摂政役をしりぞくことを宣言するが、権力を手放すつもりなどなく、何事かを画策しているようだった。
一方、大院君の長年の悲願であった宮廷の権威復興のための大事業、景福宮の再建が遅々として進まず、あろうことか高宗が宮女と情を通じていたことも明らかになった。そこで、王妃選びを急ぐ大院君が目をつけたのは妻の遠縁にあたるしとやかな娘、後の明成皇后その人だった…。

本作は、もともとミュージカルだったが、三大女優をキャスティングして連続ドラマに改編した。主人公に抜擢されたのは、幼少期を、「秋の童話」「風の絵師」「メリは外泊中」のムン・グニョン、中期を「愛に狂う」や映画「肩ごしの恋人」の美人女優イ・ミヨン、晩年期を「龍の涙」などのベテラン女優チェ・ミョンギルと、韓国の各世代を代表する大女優が演じ分けた。とくに、これまで清純派のイメージの強かったイ・ミヨンが、権力に固執する女性をうまく具現化して大絶賛を受け彼女の代表作となった記念すべき作品だ。

ところで、嫁いだ明成皇后が、宮中のことなど全般を勉強するために手にした書物として「閑中録」というのが登場するが、これを執筆したのは、ドラマ「イ・サン」主人公の22代正祖王の母、恵慶宮洪氏だというのをご存知だろうか。こうした登場人物間につながりも見つけられるのが、歴史ドラマの醍醐味だ。

ちなみに、フィギュアスケートの浅田真央は、このイ・ミヨンに似ているということで韓国で人気が高い。

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■作品紹介

  • 字幕 吹き替え
  • 韓国
    2001年
  • 監督/演出: ユン・チャンボム、シン・チャンソク
    脚本: チョン・ハヨン
    放送年:2001-2002
  • イ・ミヨン、ムン・グニョン、チェ・ミョンギル、イ・ジュン、イ・ジヌ、ユ・ドングン、キム・ヨンリム、チョン・ソンギョン

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