2010年、韓国で「SBS開局20周年記念大河ドラマ」として放送され、うなぎ上りに視聴率が上がり、ついには国民的ドラマとなった「ジャイアント」が、ついに12日よりBSフジにて毎週月～金の昼13時5分から放送開始する！作品公式サイトでは、感動の予告動画や相関図が公開されている。

※これは2012年1月のBSフジの放送に合わせて紹介したものです
■第1話あらすじ
一家の不幸は幸せな家族の善意の行動から起きた！1970年、12歳のイ・ガンモはある日、男たちが金塊の話をしているのを聞き、密輸した金塊の存在を知る。父親のデスに教え、デスは軍の保安隊班長チョ・ピリョンにその事実を報告する。出世欲の強いピリョンは、金塊を奪う計画を立て、金策に奔走する万宝建設社長ファン・テソプを誘い込む。運転手を殺して金塊を奪うように言われたテソプだが、実行の日、運転手が親友のデスだと知り殺すことができない。しかし、駆けつけたピリョンはためらうことなくデスを銃殺する。助手席で一部始終を目撃したデスの長男ソンモは逃げ帰り、一家は取る物も取りあえず列車に乗る。だが、追っ手が迫り、ソンモはガンモとの再会の約束をし、囮になって走る列車から飛び降りる。ガンモと幼い弟妹は母と旅館に身を隠すが…。

■第2話あらすじ
家族を旅館に泊め、駅で寝ていたガンモは、同い年の少女ジョンヨンと出会う。彼女は、生き別れの母親を捜していた。ガンモは母親探しを手伝うことになる。偶然にもガンモらがいる旅館に同宿していたジョンヨンの母ギョンオクは、ガンモの母やジョンヨンの財布を盗む。盗んだ財布の中にあった写真を見て、自分の娘だと知ったギョンオクは彼らの宿代を払い、部屋に暖房を入れるように宿の主人に頼む。だが、この親切心があだになってしまった。暖房の練炭でガンモの母とギョンオクは一酸化炭素中毒となり病院に運ばれ、ガンモの母は亡くなってしまう。その頃、ソンモは瀕死の重傷を負って倒れているところを米軍のハンプトン准将に助けられる。回復後、ソンモは記憶喪失を装って米軍基地で雑用係として働き始めていた。

©SBS　　ソンモとピリョン■第3話あらすじ
奪った金塊を金に換えて政府に上納し出世を目論むピリョンは、共和党議員オ・ビョンタクからベトナム戦争に関する米軍の機密文書を奪取するよう指示され、ハンプトン准将を基地に訪ねる。父の仇ピリョンと遭遇するソンモ。だが、ピリョンは彼に気づかない。母を亡くし、幼い妹ミジュと生まれたばかりの弟ジュンモを抱えたガンモは親切な夫婦の世話になり、兄が別れ際に「ソウルで一番高いビルの前で月末に会おう」と言った言葉を支えにしていた。ソンモも弟妹たちとの再会を楽しみにしていたが、当日ソンモは文書を奪おうとするピリョンの部下を見て彼の後をつけ、ケガを追わされて意識を失ってしまう。

■第4話あらすじ
妹のミジュと赤ん坊のジュンモを食堂に預けて、兄ソンモとの約束の31ビルの前でガンモが兄を待っている間に、ミジュはソンモに似た青年の後をついていって迷子になってしまう。ガンモはジュンモを背負って世話になった夫婦の家に戻り、弟を自分で育てると言い張るが、施設に預けざるを得なくなり、泣く泣くジュンモを手放し、独りぼっちになる。
一方、ソンモはハンプトン准将のスパイとなり、ピリョンの信頼を得るように言われる。
一人になったガンモは靴磨きを始めて、万宝建設に出入りするようになり、テソプの娘ジョンヨンと再会する。間もなく、万宝建設が請け負う埋め立て工事中に大雨が降り、土砂災害を防ごうとしたテソプが生き埋めになる事故が起きる。

■見どころ
（ちょっぴりネタバレもあるので、気になる方は視聴後にどうぞ）
ドラマ序盤から叩き込むようにテンポのある物語の展開に、いきなりドラマの世界に引きずり込まれてしまう。計算しつくされた脚本には、無駄な箇所が一つもない。ここに現れるドラマチックなエピソードが中・後半に入って伏線となっていたことに気づく。
また、そうそうたる超売れっ子子役たちの演技合戦も見ものだ。優等生の長男ソンモ、やんちゃなガンモ、お利口なミジュ。そして気の強いジョンヨン。
©SBS　　　　ミジュとガンモとジュンモもはや子役とは言えない、ソンモを演じたキム・スヒョンの渋い演技、今にもテレビから飛び出しそうなバイタリティーを感じさせるヨ・ジングの演技に注目だ。
そんな兄妹たちの見どころは、ソンモのアクション…列車から飛び降りたり、ピリョンに近づくために大男相手の拳闘に出場したり。ミジュは健気さ…空腹にも関わらずせっかくの食べ物も家族に分けようと我慢したり、トラックの運転手にお金をだまし取られ世話になる家の家事をしたり、ガンモに買ってもらった靴を大切にする。ガンモは涙。ミジュを見失った自責の涙、末っ子のジュンモを手放すシーンの号泣シーン、靴磨きセットを取り上げられた悔し涙。このガンモ君には何度も泣かされたが、ジュンモを養子に出すシーンでは、はからずも筆者は号泣してしまった。
子役たちについては、大人のキャストと一緒に、【「ジャイアント」を2倍楽しむ】の「キャストの紹介」で詳しく紹介するのでお楽しみに。

韓国全土を興奮と感動の渦に巻き込んだ韓国現代劇の最高傑作「ジャイアント」は、1月12日（月）より毎週月～金の昼13時5分から、BSフジにて吹替え版で放送。
DVDは2012年1月18日より、ポニーキャニオンから発売。DVDレンタルは昨年12月21日から始めている。
感動の予告動画は、Ponycanyon「ジャイアント」公式サイトで公開中。

「ジャイアント」公式サイト

　【「ジャイアント」を2倍楽しむ】

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■作品紹介
・制作：SBS、2010年
・話数：全60話
・脚本：チャン・ヨンチョル(『大祚榮』)
・演出：ユ・インシク(『外科医ポン・ダルヒ』)
・出演：イ・ボムス、チュ・サンウク、パク・ジニ、ファン・ジョンウム
(C)ＳＢＳ

■「ジャイアント　ＤＶＤ－ＢＯＸ①」
・発売元：フジテレビジョン／ポニーキャニオン
・販売元：ポニーキャニオン
・価格：19,950（税込）
・発売日：2012年1月18日
※DVDレンタルは12月21日よりスタート

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