前回の第2話では、“ノビアニ”につられて都でひったくりに遭ったクァンヒョンが、自分を騙したヨンダルたちを捕まえ、ごろつきたちに取り上げられた荷物を取り換えしにアジトに行き、そこで殺人現場を目撃！第3話では、なんとか逃げきったと思ったもののヨンダルが拉致されてしまう！番組サイトには前回のダイジェストと第2話の予告動画が公開されている。
（以下、NHKBSプレミアムにて2013.07.07～2014.6.29放送時に紹介したものです）



※あらすじを読んでもドラマが楽しめるように配慮していますが、先にあらすじを知りたくない方は、豆知識や赤字の見どころを先に呼んで、ドラマ視聴後の確認、または見逃した時にあらすじをご覧ください。また、全話のあらすじや時代背景などは、韓流コーナーの【「馬医」を2倍楽しむ】で紹介。

■第3話「出会いと別れ」
ごろつきたちのアジトで、イ・ミョンファンが鍼でイ・ヒョンイクを刺し、崖から川に突き落とす殺人現場を目撃したクァンヒョンとヨンダルは、川に飛び込みなんとかごろつきたちの追跡を振り切った。川でおぼれたヨンダルを介抱するクァンヒョンはヨンダルが女の子だと気付く。2人は捕盗庁（ポドチョン）へ行き、クァンヒョンは殺人現場を目撃したと必死に訴えるが、役人に相手にされない。しかも、一緒に目撃したヨンダルは一言も話さず、ただうつむいたまま…。

その頃ミョンファンは、妓楼でチョン・ソンジョと会い、昭顯世子の殺害があった日の『内医院日誌』を差し出し、処刑されたカン・ドジュンの家門再興のために手を組むことに。昭顕世子殺害は父王の命だったのに、あえて再調査するのは王権強化のため。カン・ドジュンの名誉を回復させ、都随一のカン家の資産家を復興させれば、その財産を好き放題できると、義禁府同知事チョン・ソンジョは承諾したのだ。
チョン・ソンジョが孝宗に調査報告し、カン・ドジュンの名誉回復が認められる。友人だったミョンファンが後見人となり、カン家の娘が公に探される。実はヨンダルは楊州に送られたカン家の娘。官婢生活に嫌気がさして役所から逃亡し、男の子のフリをしていたのだった。

ミョンファンの手下チョンドゥは、ミョンファンが睨んだ通り子供たちが捕盗庁に来たと報告し、子供を始末するために探しに行く。その頃、クァンヒョンは他の軍官に話してみようというが、ヨンダルは絶対に行かないと言って帰ろうとする。ヨンダルと別れたクァンヒョンは、ヨンダルを夜一人で帰したことを後悔する。いやな不安は的中。ヨンダルがごろつきたちに拉致され、クァンヒョンも襲われそうになるが、ちょうどそこへ自分を探しに都までやってきた養父ソックと、オ・ジャンバクがやってきて助かる。しかしクァンヒョンはヨンダルが拉致されたことを知り、ヨンダルの仲間と一緒に助け出す。

一方、島に戻るつもりのペク・ソックだったが、カン家が復興したと聞き、カン家を継ぐべきクァンヒョンを守りたい一心から「お尋ね者ペク・ソックが証言すると言え！」とオ・ジャンバクを役所へ行かせる。ソックはヨンダルを救出したクァンヒョンと合流するが、ミョンファンが手を回し、ソックは証言どころか追われる身になり、矢に射られる。クァンヒョンが薬草を探し、ヨンダルは洞窟で看病。虫の息のソックはヨンダルが我が娘だと気づく。ソックは、すり替えた我が娘が心配で、楊州の役所を覗いていたので、顔を見てわかったのだ。クァンヒョンとヨンダルは都の薬房に駆け込むも、官軍の手がまわっていた。ヨンダルが囮となって捕まり、クァンヒョンは薬草を持って山へ。
役所に連行されたヨンダルは人相書と関連づけられ、イ・ミョンファンが登場し、カン・ドジュンの娘チニョンなのか？と涙を流して抱きしめる。

女だということを内緒にしてくれというヨンダルとクァンヒョンは、ピンチを共にしたことで二人の距離が近づく。史劇にロマンスは受け入れられないと信じていたイ・ビョンフン監督。しかし、ロマンスをメインに描いた「太陽を抱く月」の大ヒットに大いに刺激され、本作ではロマンスを前面に持ってくると、NHKの特番でのキム・ドフン監督との会談で話しただけに、子役時代からロマンチックな場面に熱が入っている。わらじを使った可愛い胸キュンシーンをお見逃しなく。もちろん、甘いシーンだけではない。見事なヨンダル救出劇にも注目！

豆知識：ノビアニって？
牛肉を薄くそぎ切ったり、ハンバーグのように肉を刻んでり醤油などで味付けして焼いた焼き肉のこと。“ノビアニ”というのは牛肉を広くそぎ切ったとして付けられた名前で、長く包丁目をたくさん入れるので肉質がやわらかい。

　【作品詳細】 【「馬医」を2倍楽しむ】

◇NHK「馬医」番組公式サイト
　2014.09.27～2015.09.12　　08：30-09：30　再放送（BSP)
　2013.07.07～2014.6.29　21：00-22：00（BSP)