瀕死のあさ、九つ転び十起きでびっくりぽんの生還!NHK朝ドラ「あさが来た」第20週見逃し配信と詳細あらすじ

2016年02月20日13時31分ドラマ
(C)NHK

第20週は、成澤(瀬戸康史)の女子教育に深く感動したあさ(波瑠)が日本初の女子大学校設立という新たな夢に突き進むと同時に、千代(小芝風花)との母娘の確執も描いたが、その千代の前であさが暴漢に襲われてしまった!NHK連続テレビ小説「あさが来た」2016年2月15日(月)~20日(土)「今、話したいこと」を見逃した方のために詳しいあらすじを紹介、NHKオンデマンドおよびGYAO!ストアで見逃し配信もしている。

原案となった「小説 土佐堀川」では、すでに病に冒されているヒロインだが、ドラマのあさは元気満々!ところがそんなあさがラサール石井扮する万屋に刺されて瀕死状態になってしまった。
あさが前週は、銀行という夢を叶え次に何を目指せばいいのかと夢を手探りしていたあさが、成澤(瀬戸康史)によって女子教育の夢を見つけた。きっかけは成澤だったが、これこそが幼いころからあさの“何でどす?”の解決策だった。そんな気付きをあさが、夫の新次郎を“赤いそろばん”を携えたヒーロー“光源氏”に例えると、新次郎もまたこれまで以上に愛妻を愛おしく思うなど夫婦円満ぶりを見せてくれた。おまけに、これまで腕力系はあさにお任せだった新次郎が、的外れなあさの悪口を言ったと万屋を力づくでねじ伏せたり、瀕死のあさに「あさの言うことは何でも聞いてやるが、自分より先に死ぬことだけは許さない」と涙ながらに話しかけるなど、これまでとはまた違った新次郎像を玉木宏が見せてくれた。

ところで、美和の店で、成澤が朗々と歌っていたのは、ヘンデル: 歌劇「リナルド」 HWV7 - 私を泣かせてください(涙の流れるままに)。オーストラリア出身の歌手サラ・オレインが「涙のアリア」として歌い、自身のサード・アルバムf(エフ)(初回限定盤)にも収録しているサラ・オレインの「涙のアリア。この曲を聞いてピンときた方はかなりのドラマ通!昨年フジテレビ系の昼ドラとして復活した「新・牡丹と薔薇」の主題歌だ。詳細はコチラで紹介⇒フジ昼ドラ「新・牡丹と薔薇」第3週あらすじ紹介

では、大物俳優高橋秀樹と松坂慶子も登場した波乱万丈な第20週を詳しくご紹介しよう。

あさが■第20週「今、話したいこと」詳細あらすじ
成澤(瀬戸康史)のことをお金目当てに近づいてきたと思っていたあさだったが、彼の書いた女子教育についてまとめた文章を読んで深く感動し、新次郎に成澤探しを頼んだ。新次郎が美和の店で成澤を偶然見つけ、九州から帰ったあさと再会。成澤は女子大学設立の賛同者の1人になってくれとあさに頼んだが、あさは、全面的に働くと成澤を驚かせた。そして、借金なしで女子大を設立すると机上の空論を吐く成澤に、30万円(現在の15億円)の資金がいると教え、そろばん勘定に疎い成澤には「女子教育の理解を深める」ことだけに専念してもらい、あさが「資金を集める」ために動き出すことに。そのために、教育界から厄介者扱いされている成澤の身なりを整え、当座の資金もあさのポケットマネーからねん出した。しかし、名士たちから女子大設立の理解を得ることができずに、寄付金集めは難航。

新次郎も加えて美和の店で対策を練っていたあさたち。福沢諭吉が作った慶應義塾と、大隈重信が作った東京専門学校(早稲田大学の前身)に募金のノウハウを聞きに行ったという成澤の話を聞いたあさは、大隈重信に直接相談を請おうと思いたった。動き出したら止まれないあさは、大隈に手紙を書き、その返事が待ちきれずに東京へ。大隈邸では妻の綾子(松坂慶子)が優しく出迎えてくれた。大勢の来客に囲まれている大隈(高橋秀樹)の前に誘われたあさは、女子教育の重要性あさがを語った。そんなあさの威勢のよさを歓迎しながらも大隈は、女子教育の目標は“賢母良妻”にあり、現状の日本の女子教育で足りていると返した。下野に下ったといえ天下の大隈に、そうした考えが女子教育の足かせになっていると、威勢よく女子大学校の設立の必要性を説いたあさ。大隈はこれにいたく感動し、来客たちにも男も女も民が学べば国が育つといい、できる限りの協力をすると約束してくれた。大隈の協力を得たことで東京での協力者集めは成功。
しかし、大阪ではあさが、銀行の預金を女子大学設立に充てていると噂が立ち、加野銀行にも取引を止めるという顧客が現れた。平十郎(辻本茂雄)は女子大設立をあさの道楽だといい、榮三郎(桐山照史)からも騒ぎが落ち着くまで銀行への出入りを禁じられてしまった。

一方、千代(小芝風花)は友人の宜(吉岡里帆)から、九州の落盤事故に関して、事故の原因は育児のために炭鉱事業をおろそかにした自分の責任で起きたことだという、あさのエッセーの話を聞いた。この話に、自分の誕生が実業家としてのあさの足かせになったのだと千代は胸を痛めた。そして進路のことであさと話をする中で、娘より仕事を選んだとあさを責めた。「いつまでも甘えるな!」と声を荒げたあさに、「ずっと甘えさせてくれなかったのはお母さんだった」と、千代は泣きながら出て行った。

あさがなんとか仲直りをしたいと思うあさが通りで千代を待っていた。そんなあさを万屋(ラサール石井)が刃物で刺した。あさはすぐに病院に運ばれ手術は成功するが、出血多量で危篤状態。この噂はすぐに町中に知れ渡り、はつ(宮﨑あおい)のもとへは電報で、東京の大隈は新聞であさの危篤を知った。大隈は、「あさに会い政界に戻ることを決心した。女子大学校を国を挙げて協力したい。日本のこれからのためにも貴殿の回復を心から祈っている。あなたの友より」と認めた手紙を送った。
病院では千代が付きっ切りであさの看病をしながらも、強いはずの母の死を恐れ嗚咽。新次郎も涙ながらに「九つ転びの十起き」と声をかけ、ついにあさが意識を取り戻した。

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■キャスト( )は原作役名⇒相関図(NHK)
今井あさ役(浅子):波瑠/鈴木梨央
姉・はつ(春):宮﨑あおい/守殿愛生
白岡新次郎(広岡新五郎)役:玉木宏
眉山惣兵衛(大眉五兵衛)役:柄本佑
五大友厚(五大友厚)役:ディーン・フジオカ
うめ役:友近
雁助役:山内圭哉

■放送予定
平成27年9月28日(月)~平成28年4月2日(土) <全156回>

■原作
「小説 土佐堀川」

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