日系移民のリアル史「99年の愛」、TBSオンデマンドで見逃し配信開始!第1話あらすじと第2話見どころ

2010年11月04日08時51分ドラマ

橋田壽賀子が贈る5夜連続の最後の平和のメッセージ「99年の愛~JAPANESE AMERICANS~」が3日から始まり、TBSオンデマンドで見逃し配信を開始した。

草なぎ剛、仲間由紀恵、中井貴一、泉ピン子、松山ケンイチら豪華俳優陣が一堂に会した豪華なドラマ「99年の愛~」は、TBSの開局60周年と終戦65年を記念して制作された5夜連続特別企画番組。戦争と平和をテーマに家族の愛を綴った物語。数々の名作を輩出した脚本家の橋田壽賀子が、自身の生涯のテーマである「戦争と平和」を描く最後の作品。

豪華キャストと連日放送と聞くと、ナビコンでも紹介した「わが家の歴史」(フジテレビ)が記憶に新しいが、あちらは3夜で激動の昭和史を一つの家族の視点で描いた物語。
「99年の愛~」は、日系移民の知られざる真実を”平松家”の二世代を通して描く。SMAPの草なぎ剛が平松家の二代の主を二役で演じるのも注目を集めた。

第1話のあらすじ
米国ワシントン州のシアトルで農場を営む日系2世の平松しのぶ(八千草薫)と次郎(上條恒彦)は、日本で暮らす妹・太田さち(岸惠子)と70年ぶりの再会を果たす2010年8月からスタートする。さちは家族の中で日本に帰され、家族から捨てられたと思い込んでいた。そんなさちがアメリカに残った家族がどんな生き方をしてきたのか、自分が日本でどう生きてきたを考え始める…。
舞台は大正時代までさかのぼり。島根の貧農の次男、平松長吉が困窮する家計を助けるためと、出稼ぎの手段としてアメリカに渡り、息子の一郎が誕生するまでを描いた。

当時の日本は、小作制度で自分の土地を持つことが出来なかった。そのため貧しい農民たちは日本を離れ自分の土地を得ようとこぞってアメリカに渡った。しかし、勤勉な日本人気質は、アメリカでは快く思われず排日感情が高まり、夢を求めて異国の地を踏んだ日系移民たちはホームレス同然の暮らしを強いられていた。
そんな中で、平松長吉は日本から農家の娘・ともを嫁に迎える。草なぎの妻となるのが女芸人のイモトアヤコ。

第2話の見どころ
本日4日(木)の第2話は、長吉が渡米後28年たった時代まで進む。中年となった平松夫妻は中井貴一と泉ピン子が演じる。長吉夫妻は4人の子供を生していた。長男の一郎を草なぎ剛、次男を松山ケンイチ、長女しづを寺島咲、次女を川島海荷が演じる。時代は日米関係の悪化で、日系移民たちへの差別はますます激しくなっていた。

第2話の見どころは、18歳になった一郎(草なぎ)と同じ大学に通う領事館職員の娘・しのぶ(仲間由紀恵)との出会いとラブラインだ。
もう一つの見どころは、排日感情の高まりの中、長女しづがアメリカの少年に襲われたことで、夫妻が娘たちを日本に帰すという苦渋の選択を選ぶ場面。

気になる第2話は、TBSにで4日(木)夜9時から放送される。TBSオンデマンドでは現在第1話の見逃し配信をしている。第2話の見逃し配信は、5日(金)午前0時(本日深夜0時)から。視聴価格は各話420円。
TBSの番組公式サイトには見どころ動画が公開されている。

TBS「99年の愛~JAPANESE AMERICANS~」
TBSオンデマンド「99年の愛~JAPANESE AMERICANS~」

★ナビコンでは、各回の見どころとあらすじ、TBSオンデマンドでの見逃し配信情報を、2倍楽しむのコーナーで紹介しています。