「KY」に続く「バスプラ」って何?西友の新プロジェクトCMとダンサーズ関連動画が一挙公開
スーパーマーケットチェーンの西友が2011年から新プロジェクト「バスプラ」を掲げ、新CMと同時にダンスユニット「バスプラーズ」を結成、TVCMおよび各種動画が公開されている。ネット上で「KY(空気読め)」の語が流行するとすかさず「KY(価格安く)」のキャッチフレーズとして採用してユニークな広告展開をしてきた同社が、今年から新たなフレーズ「バスプラ」の下で更なるお得路線をアピールしていく。
「バスプラ」とは「バスケットプライス」の略で、スーパーマーケットにある一カゴあたりの価格を意味する。これまで各製品の安さをPRしてきたが、このプロジェクトでスーパー全体を通しての安さが更にアピールされる。1月27日から放送開始となる同キャンペーンのCMでは、オーディションで採用されたダンサー達が公園でひたすら踊る様子をシニカルに描いている。無表情で踊るダンサーたちは往年の笑わないアイドル「Wink」を彷彿とさせる、とまでは言わないもののそのインパクトは強く、テーマソングと共に一発で脳裏に刻まれてしまう。CM出演者たちは普通の主婦であったり巷のダンスインストラクターなどで、従来通り有名芸能人を起用しないCM作りもリーズナブルだ。
ただし今回の振り付けはパパイヤ鈴木監修ということで若干豪華であり、しかもCM出演者からの選抜メンバーによるユニット「バスプラーズ」がデビューとあって気合いの入り具合が伺える。
西友ではこのキャンペーンのために特設サイトを開設し、TVCMはもちろん、バスプラダンスのレクチャー動画も公開している。レクチャー動画を見ると、ダンスの振り付け一つ一つに安さをアピールするメッセージが込められているのがわかり、ダンスを覚えようとすると西友の広告意図まで理解させられてしまう仕組みになっている。しかもキャンペーンサイトとは別に、バスプラーズデビューまでの道のりを動画リポートしたサイト「SEIYU”Baspra”PROJECT」まで開設する念の入れ様だ。渋谷109スクエアで行われたバスプラーズデビューイベントの模様も公開されており、ついつい目が釘付けになってしまうこと請け合いだ。この勢いで以降の新作CMについても期待したい。
西友の新プロジェクト「バスプラ」のTVCM他関連動画はキャンペーン特設サイトで視聴出来る。
西友-バスプラ|SEIYU