サントリー、「ボス贅沢微糖」新CMキャラクターに大森南朋を起用し、テリー伊藤、カンニング竹山、田村淳、やくみつる出演TVCMを公開

2011年02月01日14時21分商品・CM
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サントリー食品インターナショナルは、微糖タイプの缶コーヒー「ボス 贅沢微糖」の新CMキャラクターに俳優の大森南朋を起用し、テリー伊藤、カンニング竹山と共演するTVCM「市民のぜいたく」篇、田村淳、やくみつると共演するTVCM「視聴者のぜいたく」篇を公開した。
大森南朋が演じるキャラクターは、謎のベールに包まれた、“ぜいたく言うな男”。あるシンポジウムで討論相手に今すぐ改革を実行するように迫るパネリストや、最近のテレビ番組に不満をぶつける視聴者に対して、「ぜいたく言うな!」と毅然と言い放つ。
ところが、彼は気が小さいのか、パネリストや視聴者に面と向かってではなく、全く関係のない人や胸像を見ながら反論するばかり。最後に「ぜいたくしていいのは…」というセリフとともに爽やかな表情で同飲料を飲む姿を通じて、「缶コーヒーは贅沢しよう」というメッセージを表現した。

市民のぜいたく篇は、とあるシンポジウムで、大勢集まった一般市民を前に、パネリストのテリー伊藤らが壇上で熱い討論を交わす。テリー伊藤は、「言いわけばっかりじゃないですか。改革するって言ったんだから、今すぐ改革してくださいよ!」と指摘。それに対して、真っ向から反論する討論相手とのやりとりは、ますますエキサイトしていく。
すると突然、「ぜいたく言うな!」という男の声が、BGMの「VERTIGOGO(ヴァーティゴーゴー)」とともに聞こえてくる。何事かと会場の人々が一斉に振り返ると、そこにいたのは“ぜいたく言うな男”大森南朋。
同飲料を片手に、「色んなことがこんがらがってこうなっているんだから、今すぐはムリだ! 改革すればしたで、それを批判するくせに。ぜいたく言うな!」と、会場内に響き渡る大声でしゃべり続ける。
しかし、なぜかその視線はテリー伊藤ではなく、目の前にいる一般市民(カンニング竹山)の方を向いている。テリー伊藤は、その光景を「誰に言ってんだ?」と不思議そうな目で見つめる。
すると、大森南朋は硬い表情を崩さずに、「なーんちゃって!」と一言。「ぜいたくしていいのは…」と言い、同飲料を飲んで、「なーんちゃって!」と言いながら会場を後にするカンニング竹山についていく。カンニング竹山は、そんな大森南朋に迷惑そうな表情で「わかったよ…」とつぶやく。

視聴者のぜいたく篇は、夜のオフィスビルのロビー近くの守衛室で、ガードマンの田村淳とやくみつるがテレビのバラエティ番組を見ながら話している。
画面の中では、お笑い芸人(くまだまさしとレイザーラモンHG)がネタを披露している。2人の話題はテレビ番組に移り、田村淳が「最近のテレビって、正直おもしろいっすか?」と尋ねると、やくみつるが「似たような番組多すぎだよね」などと答える。
すると突然、「ぜいたく言うな!」と反論する男の声が、BGM「VERTIGOGO(ヴァーティゴーゴー)とともにが聞こえてくる。驚いた2人が何事かと声が聞こえたロビーの方向を見やると、向こうから歩いてくるのは“ぜいたく言うな男”大森南朋。
同飲料を片手に、「そう言いながら、結局さっきからずっと見てるだろ。好きなくせに、ぜいたく言うな!」と、ロビー中に響き渡る大声でしゃべり続けるが、なぜかその視線はロビーにある胸像の方を向いている。
2人は、その光景を不思議そうな目で見つめ、田村淳が「誰に言ってんだ?」と漏らす。大森南朋は、「ぜいたくしていいのは…」と言い同飲料を飲む。
その後、なぜか守衛室に入り、2人と並んでバラエティ番組を見る。バラエティ番組の一コマに思わずひとりだけ噴き出す彼を見て、田村淳が「笑ったよ…」とつぶやく。

大森南朋は、撮影開始の際に謎の“ぜいたく言うな男”について説明を受け、「今回のCMを通じて、自分の新しい一面をお見せできたら」と強い意気込みを語る。
「“ぜいたく言うな男”というのは一体どんな人間なのか、想像力をかきたてながら、自由に演じることができました」と、毅然とした態度と強気な物言いの中にどことなく愛嬌がにじみ出る難しい役柄を抜群の演技力で表現した。そして、「シリーズが続いて、どんな人物なのかが分かっていくと、もっと面白くなると思います」と、今後の展開にも大きな期待を寄せていた。
市民のぜいたく篇の本番1回目。監督から「テリーさんの気迫に負けないよう頑張って」と送り出された討論相手役に、テリー伊藤は身振り手振りを交えた激しい口調で対抗。あまりの迫力に、思わず監督が「テリーさん、ちょっと怖すぎます」とたしなめると、「すみません、カメラが回るとテンション上がっちゃって」と苦笑しきり。会場中が大爆笑に包まれた。
大森南朋は、会場中に「ぜいたく言うな!」という怒鳴り声を響かせるシーンでは、“キレ芸”で知られるカンニング竹山のお株を奪う見事な演技を披露。終始、毅然とした態度を取る大森南朋と、困惑したような表情を浮かべるカンニング竹山のコントラストが非常にコミカルで、見守っていたスタッフは笑いをこらえるのにひと苦労だった。
俳優の大森南朋、お笑い芸人の田村淳、漫画家のやくみつるという珍しいスリーショットが実現した視聴者のぜいたく篇のラストカット。
3人の共演は今回が初めてとのことだったが、田村淳が「とても穏やかな優しい方で、お兄さんみたいな感じでした」と評した大森南朋の人柄もあり、たちまち現場は打ち解けた雰囲気になる。
見せ場の“オチ”のシーンでも本職の田村淳、バラエティ番組の常連・やくみつるの的確なフォローで、大森南朋のユーモラスなお芝居を引き出していた。
田村淳とやくみつるは、撮影前、監督から「とにかく自然に」と、短い尺の中でメリハリの効いた動きが求められるCM特有のお芝居について、細かく演技指導を受ける。
本番はやや緊張気味のやくみつるを、自然体の田村淳がリードする形で進行。すっかり意気投合したガードマンコンビについて、田村淳は「本来なら相方の亮さんがいてもおかしくないような状況なんですけど、いつもより小気味良い感じのテンポがつくり出せた気がしました」と上機嫌だった。

サントリー「ボス 贅沢微糖」CM動画