JAXA、「こうのとり」2号機の補給キャリア非与圧部の「曝露パレット」の話題を解説を交えたダイジェストビデオで紹介

2011年02月16日18時24分暮らしと文化
曝露パレットが、国際宇宙ステーション(ISS)のロボットアー
ムで、宇宙ステーション補給機「こうのとり」2号機(HTV2)の
補給キャリア非与圧部から取り出される(出典JAXA/NASA)

宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙ステーション・きぼう広報・情報センターは、「SPACE@NAVI-Kibo WEEKLY NEWS 第125号」を公開、宇宙ステーション補給機「こうのとり」2号機(HTV2)の補給キャリア非与圧部の「曝露パレット」の話題を移設・回収作業の運用を担当した内山崇フライトディレクタの解説を交えて送る。
2月7日午後11時57分、HTV2のが補給キャリア非与圧部に収納された。曝露パレットには、カーゴ輸送コンテナ(Cargo Transport Container: CTC)、フレックス・ホース・ロータリ・カプラ(Flex Hose Rotary Coupler: FHRC)を搭載。
これらの物資は、国際宇宙ステーション(ISS)に到着後、軌道上交換ユニット(Orbital Replacement Unit: ORU)の予備品として、ISS船外のエクスプレス補給キャリア4(Express Logistics Carrier 4: ELC-4)に保管される。
HTVプロジェクトチームフライトディレクタの内山崇は、「曝露パレットは、交換用の部品を運ぶことのできる荷台のようなもので、スペースシャトルが退役してからは、唯一、輸送できるものになります。
曝露パレットには他にはないガイドレールというシステムがあり、実験装置を運び出すときにロボットアームで適切に抜き出し、所定の位置にすっと戻すことができます。うまくいってほっとしています」などと、分かりやすく解説する。
ビデオ終盤では、今後の予定なども映像を交えて紹介する。

ビデオライブラリ「SPACE@NAVI-Kibo WEEKLY NEWS 第125号」