「バガボンド」の井上雄彦が巨大画を描く!日清カップヌードル「この国には、底力がある。」新CM動画公開

2011年04月07日09時34分商品・CM

4月4日から日清カップヌードルが発売40周年の節目の年に「この国には、底力がある。」をメッセージに新CMを展開、漫画家の井上雄彦が出演の動画が公開されている。井上は「SLAM DUNK」や「バガボンド」といった人気作を多く抱える漫画作家。CMソングに起用されたザ・クロマニヨンズと共に、力強いメッセージを送る。

井上は過去にも2004年に資生堂「uno」のCMで巨大なイラストを描くシーンがCMに起用されているが、最近は紀伊国屋ニューヨーク店の記念壁画を手掛けたり東本願寺の依頼で親鸞の屏風を制作するなど、その活動は漫画だけに留まらない勢いを見せている。このCMでは、吉川英治の「宮本武蔵」を原作としたコミック「バガボンド」の主人公である武蔵を描く様子を、3台のカメラで36時間にも渡り撮影した中から構成されたものである。用意されたキャンバスは高さ3メートル、幅1.7メートルという巨大なもの。CMではその作風と同じく、力強さを感じさせる井上の制作シーンが映し出される。その姿は撮影中のスタッフをも圧倒し、一堂静まり返る現場であったというが、休憩の時間になると井上がスタッフに気さくに声を掛けて和ませる場面も見られたという。今回のメッセージとして選ばれた「この国には、底力がある。」のフレーズを表現するために、「強くあろうと前に進むもの」の象徴として井上の代表作のキャラクターである武蔵を描いてもらうことになったという。
一方、CMソングに起用されたのはザ・クロマニヨンズによる楽曲。「やることはわかってる 立ち上がる 立ち上がる」という歌詞と甲本ヒロトの歌声が力強いメッセージ性を持つ一曲だ。単に一人の人間が絵を描く姿を捉えただけながら、そこから生まれる気迫に祈りと希望を乗せた、秀逸な短編作品にもなっている。

日清カップヌードルの新CM「この国には、底力がある。」の「武蔵登場篇」は、同商品公式サイトのCMギャラリーで視聴出来る。



カップヌードルCMギャラリー‐日清カップヌードル