韓国ドラマ「善徳女王」第4話:機知のトンマンvs不死身のチルスク砂漠の死闘【ネタバレあらすじ・見どころ】

2011年06月05日12時55分ドラマ
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「御出双生、聖骨男尽」という言い伝えのため、侍女ソファが生まれた双子の妹を連れて新羅から逃げて15年の時がたった!赤ん坊はトンマンと名づけられ、ソファを母と信じてタクラマカン砂漠の交易場で聡明にそして人を思いやる優しい心を持ったたくましい少女に育っていた。ところが、ミシルの命を受けたチルスクと偶然出会ってしまう。第4話は、将来のトンマンを予見するような事件と、不死身の男チルスクとトンマンが死闘を繰り広げる場面が見どころだ。予告動画はYouTubeにて公開中だ。
(※2011年5月、BSフジでの放送に合せて紹介したものです)

「善徳女王」は、2009年に韓国のMBCで放送された歴史ドラマ。新羅(シルラ)という古代韓国の王国を舞台に、韓国史上初の女性君主である善徳女王(ソンドク)の波乱に満ちた生涯を描いている。

【「善徳女王」を2倍楽しむ】では、時代背景や人物紹介、全話のネタバレ(あり/なし)あらすじと見どころ、豆知識、イベント取材レポートなどまとめている。。



町に新しい領主が就任し、お茶の交易を禁止してしまった。このことでローマの商人たちが困っているのを見過ごせず、トンマンは、彼らのために壁石のように茶葉を固めて密輸させようと、とんでもないアイデアをひねり出す。ところが、これが見破られてしまい捕われてしまう。密輸をしようとしたトンマンと商人が処刑される場面で、15歳の少女が素晴らしい台詞を吐く!この言葉はまさにトンマンが将来目指す帝王学そのもの。「民の声を聞く時間のない者は、王になる時間もない」つまり、民の声を無視する人間は立派な王になれないと言い放ったのだ。4話冒頭で聞くことができる。現代社会でも通用するこの名言は、いろいろ言い換えることが出来そうだ。「子供の言葉を無視すれば立派な親になれない!」「社員の声を無視すれば優れた社長になれない!」「国民の声を無視する者は立派な政治家にはなれない!」…。

この後もトンマンは、本件の首謀者は自分なので、自分だけを処罰し他の商人を助けてくれと領主に訴え、ついにはトンマンの機知で全員を無罪放免に持ち込む。この“お茶の葉事件”では、冒頭の虫眼鏡の一件から、最後の石のくだりまで、今後トンマンがなぜ自らイバラの人生を歩いていくのか、そしてトンマンの人となりを知る上でも、大切な見どころ場面なのでお見逃しのないように。

もうひとつの見どころは、チルスクにトンマンの正体がバレてしまい、チルスクとトンマン&母ソファが戦うシーン。チルスクは花郎徒一のすご腕の不死身の男。零下20度の寒空や砂嵐のなかでこの不死身のチルスクと互角に戦うトンマン母娘はスゴイの一言に尽きる。この堂々たる戦いっぷりは、アクションスターにも引けを取らない。特にトンマン役のナム・ジヒョンちゃんの演技には早くもカリスマさえ感じさせられる。

大人のトンマンを演じるイ・ヨウォンまでが、ジヒョンちゃんのあまりのすばらしい演技に大きなプレッシャーを感じたというのだから、ナム・ジヒョンが今後女優としてどう成長していくのか楽しみだ。
見どころは俳優陣たち気迫の演技だけではない。映像も素晴らしい!トンマンが流砂にはまった母ソファを助けようとするシーンは、3D映像を思わせるような迫力だ。

結局母を助けられなかったトンマンは、「自分の父が誰なのか?なぜ命を狙われるのか?」という自分探しの旅に出る。もちろん行き先は新羅。最初に訪ねる相手は、トンマンが自分の父だと信じているムンノだ。

YouTube「善徳女王」予告動画

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