交流重賞「第34回帝王賞(JpnI)」枠順決定、当日生中継!
交流重賞「第34回帝王賞(JpnI)」(2000m、6月29日、大井)の枠順が発表された。2011年前半を締めくくる大一番。
出走馬11頭の内訳は、南関東4頭、JRA4頭、他地区3頭。現時点でのダート4強のうち3頭が登録していたが、船橋のフリオーソが回避し、2強対決となった。
JRAのスマートファルコンは、昨年の「JBCクラシック(JpnI)」(1800m、船橋)1.3秒差1着を皮切りに、「浦和記念(JpnII)」(2000m、浦和)1.2秒差1着、「東京大賞典(JpnI)」(2000m、大井)0.3秒差1着、「ダイオライト記念(JpnII)」(2400m、船橋)1.6秒差1着と、いずれも逃げ切って4連勝中。4か月ぶりとなったダイオライト記念も、格の違いを見せつけて楽勝している。大井2000mは、東京大賞典で2分0秒4と驚異のレコード勝ちしているし、ここも最有力。
JRAのエスポワールシチーは、アメリカに遠征した「ブリーダーズカップクラシック(GI)」(2000m、チャーチルダウンズ)で3番手を進みながら10着に敗れているが、後続を10馬身近く引き離した前4頭はいずれも8着以下に敗れるという厳しい流れだった。4か月半ぶりの「名古屋大賞典(JpnIII)」(1900m、名古屋)は0.4秒差で快勝したが、続く前走の「かしわ記念(JpnI)」(1600m、船橋)は出負けしてフリオーソに0.4秒差の3着。GI、JpnI5連勝時の力が戻っているか疑問で、距離も少し長く、逆転は難しいか。
JRAのバーディバーディは、9レースも勝利から遠ざかっており、この9レースでは2着もないが、東京大賞典1.0秒差3着、「フェブラリーステークス(GI)」(1600m、東京)0.2秒差3着と、大舞台で実力を発揮する。しかも、この2レースで敗れたのは、スマートファルコン、フリオーソ、JRAのトランセンドと4強のうちの3頭だけ。エスポワールシチーが早めにスマートファルコンに競りかければ、一角崩しの可能性もある。
大井のシーズザゴールドは、クラシック第1戦の「羽田盃」(1800m、大井)で現JRAのマカニビスティーをハナ差下している。5か月半の休養後5戦は、「金盃」(2000m、大井)の0.1秒差2着が最高だが、58kgを背負ってのものでそれなりに価値がある。JRAの3頭は強力だが、自分の競馬に徹すれば3着を拾えるかもしれない。
JRAのフィールドルージュは、2008年に「川崎記念(JpnI)」(2100m、川崎)をフリオーソに0.5秒差で快勝。2009年と2010年は全休で、実に2年5か月ぶりとなった「アンタレスステークス(GIII)」(1800m、京都)は発走直後に落馬、続く前走の「東海ステークス(GII)」(1900m、京都)は出走取消。既に9歳になり、順調さを欠く現状では大望できないが、相手には恵まれた。
「帝王賞」枠順
レース当日の生中継
