興収20億超え確実!映画「モテキ」監督の大根仁に聞く制作裏話と見どころのインタビュー動画-ドガッチ
9月23日から公開が始まった森山未來主演映画「モテキ」の監督を務める大根仁のインタビュー動画がテレビドガッチで公開されている。公開初日の稼動率は109%を記録し、過去に同じ稼働率で東宝が配給した2009年「パコと魔法の絵本」の興収23億6000万円に並ぶのは確実とされる好スタートを切っている。深夜ドラマ時代からのファンに加え、映画ならではの豪華な女優陣のキャスティングもあって、秋の目玉映画として注目を集める作品の監督が舞台裏を語る。
大根監督は深夜ドラマを中心に手掛けるテレビドラマ監督であり、ヒットメーカーの堤義彦と共に制作プロダクション「オフィスクレッシェンド」で取締役を務める。そんな彼が始めて手掛けることになった映画がこの作品だが、テレビ畑出身の監督らしいこだわりなどが随所に語られている。
人気コミック原作でドラマ化から映画化という、最近のヒット路線の王道を進んでいるこの作品の主人公を演じたのが森山未來。映画版で森山演じる藤本幸世に言い寄る女性たちには長澤まさみ、麻生久美子、真木よう子、仲里依紗という今をときめく旬の女優が揃う。この作品が成功した理由の大きな理由がキャスティングの妙とされているが、監督がこだわったのは不朽の名作となった「世界の中心で、愛をさけぶ」のキャストである森山と長澤をこの作品で引き合わせる事にあったなどが語られる。他にも監督目線での女優の魅力などが語られ、将来映像関係に進路を取りたい若者には参考になる意見も多く見られる。「テレビ版から映画版になって製作費が増えても衣装が豪華になるわけではない」として、その部分をモテキ名物・妄想シーンでの本家・Perfumeの出演やいつもより豪華なCG使用などに利用したという裏話も興味深い。また、再現ではなく実際のロックフェスティバルでの撮影を敢行してリアルさにこだわった部分など、監督の個性的な意見を通してより作品が魅力を増す過程もうかがえる。テレビと映画の関係性がどんどん密接化している近年、まさにイマドキの映画監督と言える大根の朴訥な口調の中にある職人魂が光った作品と言えるだろう。
映画「モテキ」の監督・大根仁のインタビューはテレビドガッチのインタビューコーナー「つくるひと」で視聴出来る。
つくるひと~制作者に聞く舞台裏[テレビドガッチ]