日本映画史に残る高倉健の名作を阿部寛主演でリメイク「幸福の黄色いハンカチ」予告動画-日テレ
10月10日、日本テレビ系でドラマ「幸福(しあわせ)の黄色いハンカチ」を放送、予告動画が公開されている。1977年に高倉健主演、山田洋次監督で第1回日本アカデミー賞を獲得した名作が、舞台は北海道のままで若干設定を変えてドラマ化される。
今回のドラマ版でのキャスティングは阿部寛に堀北真希という、安定した人気の俳優2人を中心に実力派を揃えた。これまでに1982年にTBSでドラマ化、1981年にタイで、2008年にアメリカで映画としてリメークされる程の人気を誇るこの作品が久々にテレビ作品として登場する。その他出演者には倍賞千恵子、武田鉄矢というオリジナル作品に出演していた俳優が役を変えて登場しているのも往年を知る作品ファンにとっては嬉しいところだ。
刑務所から出所したばかりの男・島勇作が北海道の地で若者たちと出会い、いつしか自分の過去を打ち明ける。勇作は別れた妻に「まだ自分を待っていてくれるなら、黄色いハンカチを竿の上にあげておいてくれ」と伝えていた。若い男女と刑務所帰りの中年男性という奇妙な3人の旅が始まる。名作映画としてテレビ放映が幾度も行われ、この映画をオマージュにした作品も多いことから既によく知られたあらすじでありながらも、繰り返し味わいたい物語として未だに多くの人々を魅了し続けている。
久々のリメイクが日本テレビで放送されることとなったが、実はこの作品と日本テレビには深い関わりがある。同局のチャリティー番組として長年親しまれている「24時間テレビ」はこの映画公開の翌年からスタートしたのだが、番組のイメージカラーが黄色となっているのはこの映画に端を発しているのだという。名前だけしか知らないという世代や全くの初見という若い世代にも受け入れられる、時代を越えても変わらぬ人の心が伝わる作品だ。
スペシャルドラマ「幸福の黄色いハンカチ」は10日(月・祝)よる9時から放送。予告動画は番組公式サイトで視聴出来る。
幸福の黄色いハンカチ|日本テレビ