海賊討伐に加わる清盛、平氏内や朝廷の思惑は…大河ドラマ「平清盛」第5回予告動画と前回のあらすじ-NHK

2012年02月05日08時04分ドラマ
(C)NHK

2月5日のNHK大河ドラマ「平清盛」は第5回「海賊討伐」を放送、父・忠盛(中井貴一)に対するわだかまりが晴れた清盛(松山ケンイチ)だったが、朝廷から平氏に命ぜられた海賊討伐に清盛が加わる事で叔父・忠正(豊原功補)と対立してしまう。

■第4回「殿上の闇討ち」
渋々と北面の武士として勤める日々を送る清盛は、佐藤義清(のりきよ=藤木直人)と知り合う。義清は文武の才覚も高く、流鏑馬(やぶさめ)の腕も抜群、朝廷にあっては璋子(壇れい)や堀河局(りょう)らの覚えもめでたい風流人であった。一方の清盛は義清を意識しすぎて流鏑馬も失敗、歌にも気の利いた評を出せずに周囲にあきれられてしまう。貴族に取り入るだけの現状に不満を募らせる清盛だったが、一方で忠盛は鳥羽上皇(三上博史)に千体の観音像を寄進してますます重用されるようになる。そして遂に忠盛が、武士としては初めて内裏への昇殿を許される殿上人となることが許された。一族はこの栄華に大いに湧くが、清盛だけは不快感をあらわにする。
ある日、藤原家成(佐藤二朗)が開いた宴に忠盛と清盛が招かれ、その場に藤原摂関家の筆頭である忠実(國村隼)と息子の忠通(堀部圭亮)も同席する。忠実は忠盛に恥をかかせようと舞をまう事を命ずるが、忠盛は見事な舞で周囲を魅了する。しかし忠盛は舞の伴奏を乱すように指示、それにも動じない忠盛は他の貴族から次々に酒を浴びせかけられる。傍らで見ていた清盛は激昂するが、義清に推し留められる。それでもひたすら舞い続ける忠盛だったが、濡れた床に足を取られて転倒してしまう。侮辱されてもなお頭を下げて非礼を詫びる父の姿に清盛は憤懣やるかたない思いに満たされる。
その頃源為義(小日向文世)は平氏台頭に危機感を持つ忠実から、忠盛に闇討ちを仕掛けるようにそれとなくほのめされ、忠盛が一人になる場面を告げる。源氏の不甲斐ない現状は全て自分のせいと思う為義は忠盛暗殺を決意する。
そんな折、清盛は川原で偶然源義朝(玉木宏)と出会う。それぞれ父に対する不満を持つ心の内を語り始めるが口論に発展、ついには取っ組み合いになってしまう。そこへ駆けつけた源氏の家臣である鎌田通清(金田明夫)から、為義が忠盛暗殺の意図があると告げられる。
そして忠盛が初めて内裏に上がる夜。忠実の指示で忠盛は人の来ない道筋に案内されてしまう。通路を仕切る幕裏には為義が潜んでいた。そしてそれを案じる清盛と義朝もそれぞれ隠れて事の成り行きを見守っていた。いよいよ為義は忠盛に斬りかかるが、忠盛も飾り刀の身を抜き応じる。そして今平氏と源氏が斬り合いをすれば揃って貴族たちに足元をすくわれる状況になると諭す。まずは武士が力をつけてから平氏と源氏の勝負を決めようと忠盛は言い、王家の犬では終わりたくないとも告げた。そして忠盛は内裏へ上がっていった。
翌朝、忠盛の帰りを待ち構えていた清盛はいつから王家の犬では終わらないという野望を持ち始めたのか尋ねた。忠盛は、清盛を我が子として育てると決めた時からだと告げる。これまでの父に対する認識が一変した清盛は晴れやかな気持ちに包まれる。

<第5回みどころ>
清盛に命じられた海賊討伐に、清盛を敵視する叔父の忠正も同行する。犬猿の仲の二人だが、長い道中で忠正の心境も語られ、平氏内部の思惑も明らかになる。清盛がかつて落とし穴から救った高階通憲(阿部サダヲ)との思わぬ再会や清盛、義朝、義清が一堂に介する場面などの見どころも盛り沢山だ。一方朝廷内では新たに入内した得子(松雪泰子)と璋子の女の戦いも勃発。新たな人間関係の転機が次々に描かれる回となる。

大河ドラマ「平清盛」第5回は5日(日)、総合でよる8時から、BSプレミアムで午後6時から放送。予告動画は公式サイト「あらすじ」で視聴出来る。第4回「殿上の闇討ち」のオンデマンド配信は2月12日まで210円(税込・視聴期間:購入後1日)で視聴出来る。NHKオンデマンドではお試し視聴も配信中。また、第4話は見逃し見放題パック(月額945円・税込)の対象となる。

大河ドラマ「平清盛」
NHKオンデマンド|大河ドラマ 平清盛

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