三大悪女・オクチョンの美しき最期!新たなる戦いの始まり…「トンイ」第55話あらすじと特番案内、予告動画-NHK

2012年05月13日15時28分 
(2014年03月27日23時28分 更新)
ドラマ
(c) 2010 MBC

葛藤の末、粛宗(スクチョン)がオクチョン(禧嬪)に命じたのは毒殺刑だった!兄ヒジェと母ユン氏は民に石つぶてを投げつけられながら流刑地へ送られていく…番組サイトには、全2回のダイジェストと次回、第55回の予告動画が公開されている。

オクチョンの処刑の準備が進む中、それでも命だけは助けてやりたかったと、辛い胸の内をトンイに明かす粛宗。しかし、みじめに生きながらえることの方が、オクチョンには苦痛なのだと知っている粛宗は、毒殺刑を言い渡すしかなかった。長く続いた戦いの後、こんな形で最期を迎えるのか?と呆然としながらも、粛宗に自分の死に際を見てくれと願い出るオクチョンの切ない女心をお見逃しなく。
一方、母の処刑に取り乱し、母の命乞いをするために父、粛宗に会い行こうとする世子…、母の元へ駆け寄ろうとする世子…。どちらも見張りに阻まれ一歩も近づくことができず嘆き悲しむ。そんな我が子の行く末を案じるオクチョンが、最後にすがる相手は…。一時は王妃の座にまで上り詰めたオクチョンが、我が子を頼む相手は誰なのか?そしてなんと言って世子を頼むのか、最後の母性愛の瞬間をお見逃しなく。

いよいよオクチョンの処刑の瞬間。粛宗は約束通り、かつて命がけで愛したオクチョンの最期を遠くで見守る。オクチョンは、どこかで自分を見ている粛宗に心で語りかける。「お慕いしたのを悔やむといったのは嘘でした…」この後、続くオクチョンの、切なくも哀れな粛宗への愛の言葉をお聞き逃しのないように。

トンイとオクチョンの戦いは終わったが、朝廷では新たなる問題が持ち上がっていた。次の王妃選びだ。オクチョンを擁護する南派と敵対していた西人派は、卑しい身分出身のトンイとクム(延礽君)に頭を下げることなどできないという少論と、トンイを推しクムを推戴することにした老論とに分かれた。
どちらが王になっても、残る一方の命が危ない。そんな中、トンイが「どちらも王にならなくては…」と意外な言葉を口にする。果たして、トンイの考えた二人の王子の生き残る道とは?

その頃、自分の言動が、結果的に母オクチョンを死に至らしめたと苦しむ世子は、勉強も食事も拒み、クムにも「お前は敵だ!」と悪態をつく。ついには、トンイが王妃になれば俺は終わりだ!と帝王学の書を燃やそうとする。
世子の嘆きようを目の当たりにしたトンイは、粛宗からの「王妃に」という願いを断り、とんでもないことを粛宗に頼む。そして、それが新たなる戦いの幕開けとなってしまうのだった。

■ドラマをもっと楽しむために
オクチョンの、潔く美しい処刑シーンが描かれる第55話。ドラマ「.張禧嬪」での処刑シーンとは全く違う。あちらは、カリスマ女優のキム・ヘスが演じており、処刑のシーンでは、自らの処刑に納得できない彼女は世子を人質に立てこもり、引きずり出されて口をこじ開けられて毒を飲まされるという壮絶な死にざまが描かれている。女性を美しくとることを身上とするイ・ビョンフン監督は絶対やらない演出法だ。あちらは、まさに三大悪女の末路が描かれている。
一方、「トンイ」の中でイ・ソヨンが演じたオクチョンは、三大悪女というよりは、全身全霊で愛した男性(粛宗)の心変わりと、南人派のシンボルとして祭り上げられ、やむにやまれず悪事に手を染めていったプライドの高い女性の悲しい最期として演出されている。

いよいよ次回からは、新たなる戦いが始まる。最終回まで目が離せない名シーンがこれからも続くので、おたのしみに。また、6月17日(日)には、夜7時30分~9時までNHKBSプレミアムにて、「最終回直前!『トンイ』ありがとうスペシャル」が放送される。これに向けてアンケートの募集もしているので、興味のある方は、番組サイトを覗いてみよう。

「トンイ」第55話は、5月13日(日)NHKBSプレミアムにて放送。番組サイトには、全2回のダイジェストと次回の予告動画が公開されている。

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NHKBSプレミアム「トンイ」番組サイト

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