9月5日、TBS「水曜プレミアシネマ」は2004年公開の映画「ヴァン・ヘルシング」を放送、恐怖小説の巨塔「吸血鬼ドラキュラ」でハンターとして活躍する大学教授を主人公に大胆なモンスターアクション映画が生まれた。現代のCG技術を駆使して描かれるモンスターたちのリアルさに晩夏のスリルを楽しみたい。

時は1880年代後半、過去の記憶を失った男ヴァン・ヘルシングがいた。ヘルシングはヴァチカンが指揮する地下組織からの密命を受け、モンスターハンターとして各地の悪魔や怪物たちを倒していた。ある時ヘルシングはトランシルヴァニアで長く恐怖政治を敷いているドラキュラ伯爵から村を救うという指令を受ける。実はかの地にはヘルシングの失われた記憶に繋がる秘密も存在していた。ヘルシングは組織に属する相棒のカールと共にトランシルヴァニアに赴くが、そこで王女アナと出会う。アナは美貌の持ち主ながら男勝りの気性の持ち主で、ドラキュラから出身地の村を守ろうと果敢に立ち向かっていた。当初はヘルシングにも敵対の目を向けるアナだったが、やがて共通の敵・ドラキュラを倒すために力を合わせるのだった。
400年以上も行き続けている不老不死のヘルシングと天才肌のカールによる掛け合いやモンスターたちと繰り広げられるアクション、アナとの恋の行方、そしてヘルシングの過去の秘密とは？多くの見どころを抱えたこの作品は「ハムナプトラ」シリーズを手がけたスティーヴン・ソマーズが監督を務め、高度なVFX技術が存分に盛り込まれたまさに今の時代ならではの作品だ。公開当時は日米で週末興行成績初登場1位を記録するヒット作であり、世界中から愛される古典ホラーだけに大評判となった。本作ではヨーロッパの伝説に登場する3大モンスターのドラキュラ・フランケンシュタイン・狼男が一堂に会するというシーンも大いに注目され、欧米でもかなりの盛り上がりを見せた。古代ヨーロッパを舞台にしている事からメインキャストの多くはオーストラリアおよびイギリスの俳優を中心に起用し、ハリウッド映画ながらもアメリカらしさを消す工夫も見られている。生き生きと蘇った伝説のモンスターたちをこの機会に目にしておきたい。

映画「ヴァン・ヘルシング」は5日（水）よる9時から放送。「水曜プレミアシネマ」公式サイトでは本日の予告及び今後のラインナップ紹介動画が公開されている。


水曜プレミアシネマ｜TBSテレビ

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