味覚をなくしたチャングム…テレ東「宮廷女官チャングムの誓い」第13~16話までの早わかりあらすじ

07月04日11時30分ドラマ
(c) 2003-4 MBC

引退を決意したチョン最高尚宮は、その後任としてハン尚宮とチェ尚宮とで料理対決させ、勝った方に後を任せることにした!第13話からはいよいよその対決が始まる…味覚を無くしたチャングムに秘策はあるのか?今回は第13~16話のあらすじと見どころを紹介、見逃した方はMBCオンデマンドで配信されている。

ネタバレも含んだもっとドラマ解説をしている【「チャングムの誓い」を2倍楽しむ】の「(3)時代別大まかなあらすじと見どころ」をご覧ください。



■第13話 みそ騒動
最高尚宮(チェゴサングン)の座を巡り、競合することになったハン尚宮(サングン)とチェ尚宮(サングン)。チェ尚宮はクミョンを、ハン尚宮はチャングムを助手に指名する。味覚を失っているチャングムはハン尚宮に辞退を申し出るが、ハン尚宮はチャングムの「味を描く能力」を最大限に引き出そうと、強引にチャングムの訓練を始める。一方チェ尚宮も周到に用意を始める。ヨンノをチャングムと同室にし、密かにハン尚宮側の様子を探るよう指示。また女官長は本格的にチョン最高尚宮の失脚を計り始める。そんな時、宮中に一大事件が起きる。宮中のみその味が変わったのだ。みそは基本食材であるだけでなく、吉凶までも左右する。味の変化は不吉の前兆とされていたのだ。女官長から原因追求を厳命されたチョン最高尚宮は、これを競合の最初の課題として、ハン尚宮とチェ尚宮に言い渡す。ところがこのみそに絡んでチェ一族とオ・ギョンモが悪事を働いていた。

ハン尚宮がチャングムを選んだのは、料理の勘と味を描く能力。しかし、そうした条件面でなく、すでにハン尚宮とチャングムの間には、他の誰かがとってかわれることのない強い師弟愛が生まれていた。そして今回のみそ騒動でハン尚宮とチャングムがみその味の変化の原因を突き止めるのだが、二人にヒントを与えたのが、ドラマの中でお笑い部門を担当しているトック夫妻の口うるさい妻。果たしてそのヒントとは?

■第14話 蜂の針
みその味が変わった原因が花粉だと突き止めたハン尚宮とチャングム。無事美味しいみそで料理が作られたが、いまだ味覚の戻らないチャングムは気が晴れない。その頃菜園ではウンベクが蜂の針の効能について調べていた。負傷した兵士がさらに蜂に刺されたところ、逆にその兵士は全快したのだ。ウンベクからその話を聞いたチャングムは、自分に蜂の針療法を試して欲しいと申し出るが、断られる。その様子を見ていたチョンホは、チャングムを慰めようと声をかける。
ヨンノはチェ尚宮の言い付け通り、なにかとチャングムの様子を探ってはクミョンに報告。チェ尚宮はチャングムの秘密に気付く。毎年恒例のシンミジェ(新しく考案した料理を競い合う行事)の審査をハン尚宮とチェ尚宮がつとめることになった。チェ尚宮は、これを利用しチャングムの味覚が失われていることを確かめようとする。どうやらチャングムの味覚治療は蜂の針しかないようだ。果たしてチャングムはこの治療法を受けることができるのか?

落ち込むチャングムを慰めるチョンホの「大丈夫と言っても口から出まかせのようだし、気の毒だと言っても人の心を弄ぶようで…」というセリフに、その誠実な人柄がにじんでいる。素敵なシーンをお見逃しなく。

■第15話 捨てられた食材
鯨の肉で串焼きを作ったチャングムの料理に中宗が満足。おもしろくないチェ尚宮は、女官たち全員の前でチャングムが味覚を失っていることを暴露し、味覚を失った者が水剌間(スラッカン)に務まるかどうか、詰問する。
チャングムの味覚検査が行われることに。しかし、チャングムは蜂の針治療を受けてすでに味覚が戻っていた。その結果アミの塩辛を使ったテストに全問正解、味覚が戻ったことをみなの前で証明する。チャングムは自分を助けてくれたウンベクとチョンホにそれぞれ手料理で礼をする。チョンホの喜びようをお見逃しなく。
おもしろくないのはチェ尚宮。競合の取り下げを狙い、根回しをするが、その結果、競合は行なわれるがその判断は中宗ではなく皇太后(大妃)が行なうことに。
王子の誕生祝いの料理が最初の競合とされたが、その後、皇太后が新しい課題を出す。その課題は「捨てられた素材で作る料理」。つまり残り物で作った料理。
一方その頃、チョンホは皇后の命を受け医務官と料理人を手配。幼い頃より皇后を世話してきた尚宮が体調を崩し、ウナム寺で療養しているのだ。その料理人にトックが任命される。

チャングムへ優しい気遣いを見せるチョンホだが、あまりにも態度がわかりやすすぎる。クミョンが訪ねて行ったとき、チャングムだと勘違いし、それがチョンホだと分かった時の落胆のしようは少々ひどすぎるのでは?
また、1回目の競合で両者が選んだ料理は、「ソルロンタン」。あの「華麗なる遺産」で登場する牛の肉や骨をじっくり煮込んだ白濁スープのこと。


■第16話 真心
皇太后による1回目の競合に敗れたハン尚宮とチャングム。その敗因はチャングムの勝ちにいった姿勢だった。クミョンが安い素材でじっくり手間をかけたのに対して、チャングムは手早く仕上げるために牛乳を使ったのだった。ハン尚宮はチャングムに、療養中の尚宮の世話係を言い付け宮中から追い出してしまう。
療養中の尚宮の世話のためウナム寺に派遣されたチャングムは元気がない。そんなチャングムをおじのトックが海へ誘う。そこにある調査のためにウナム寺に派遣されていたチョンホが現れる。
医務官の使いで市場へ出かけるチャングムにチョンホが同行。その帰り道、二人は正体不明の男たちに襲われ、ウナム寺で働く男にかくまってもらう。その男の山菜料理を食べたチャングムはその美味しさに驚き、秘訣を教えてくれとついて回る。
一方、療養中の尚宮の最後の望みは「もちもちして香ばしい米」を食べること。子供の頃に兄から貰って食べたをものだという。トックがあれこれ差し出すが、どれも尚宮の探している米ではない。その時、チャングムは寺の男が干している米に思い当たるのだった。

海辺で戯れるスローシーン、たき火を囲んでのシーン。一緒にお買いもの出かけるシーン。すでにチャングムとチョンホは恋人同士の雰囲気。ハン尚宮にさえ明かさなかった身の上話をチョンホにするのだから…。
療養中の尚宮がいう料理は「オルゲサル」。実る前の稲を搗いて乾燥させたもの。この料理でチャングムは料理にいかに「真心と手間」が必要かを知る。感動のエピソードをお見逃しなく。


テレ東「宮廷女官チャングムの誓い」ページ
 2024年6月19日スタート 月-金8:15-9:11再放送
 2012年9月19日~12月5日 放送終了
MBCdrama_classicチャンネル「チャングムの誓い」

kandoratop【作品詳細】【「チャングムの誓い]を2倍楽しむ】