サントリー、「BOSS」で18金懐中時計、北大路欣也、樋口可南子、若尾文子、大森南朋、橋本愛、菜々緒出演TVCMを公開

サントリー食品インターナショナルは、缶コーヒー「BOSS」の20周年キャンペーン第3弾「超・贅沢時計、あなたに。18金懐中時計!10名様!」を実施、北大路欣也、樋口可南子、若尾文子、大森南朋、橋本愛が出演するTVCMを公開した。
今回のTVCMは、同キャンペーンで当たる「ボス 超・贅沢時計」を共通のテーマに「ボス 超」、「ボス 贅沢微糖」のTVCMシリーズで展開する。
「金時計」篇は、北大路欣也、樋口可南子の2人が大物政治家、料亭の女将に扮し、映画のワンシーンを思わせる味わい深いやり取りが描かれるTVCMシリーズ。今回は、日本を代表する大女優の若尾文子が、北大路欣也の母親役で登場する。
夫の形見である金時計を息子に譲り渡す場面で、実に45年ぶりの共演を果たした北大路欣也と若尾文子の掛け合い、母と息子の機微をとらえた樋口可南子の言葉に思わずはにかむ北大路欣也の表情など、3者が重厚なストーリーをつむぐ。
「辞退」篇は、「あなたは贅沢していい人だ。」をコンセプトに、大森南朋演じる“いい人”と橋本愛演じる“クールな女子高生”のユーモアあふれる掛け合いが人気のTVCMシリーズ。今回は、菜々緒が大森南朋の部下役として初登場する。
大森南朋は、同キャンペーンの話を耳にしたものの、「自分が当たったら、その分、別の誰かが当たらなくなるから悪い、だから応募しない」などと、今回も規格外の“いい人”っぷりを発揮する。
「すべての人に」篇は、時間を共通テーマにしたもので、北大路欣也と大森南朋が共演。いつも前だけを見て何かを超えようと日々もがき続ける男(北大路欣也)と、もっとシンプルに自分が今1番いいと思ったことをやり、その積み重ねで前に進んでいく男(大森南朋)という、あまりにも対照的な人生を歩む2人の姿を通じて、すべての人にエールを送る。
金時計篇の撮影では、実力派の3人が繰り広げる演技は、まるで映画のワンシーンのように重厚なカットの連続。内からにじみ出る圧倒的な存在感を放つ北大路欣也をはじめ、樋口可南子、若尾文子の凛とした表情と穏やかな口調の中に強い意思を感じさせるセリフもインパクトたっぷり。一発OKの連発で、撮影がスムーズに進行した。
また、北大路欣也と若尾文子は、今回のCMで映画「濡れた二人」(1968年11月公開)以来、実に45年ぶりの共演を果たした。本番前には、段差のある場所を移動する際、北大路欣也自ら着物姿の若尾文子の手を取って、現場にエスコートする場面も見られた。
休憩中は、スタッフが携帯端末で検索した共演映画のパッケージやパンフレットなどを感慨深そうに眺めながら思い出話に花を咲かせる。「あの時、監督からなかなかOKが出なくて、若尾さんがもういいんじゃないのって助け舟を出してくれたんですよ」、「あら、よく覚えてらっしゃるわね」、「みんなでロケが終わった後、ご飯を食べに行って・・・」などと、話題が尽きることはなかった。
辞退篇の撮影は、ドラマ「書店員ミチルの身の上話」と「まほろ駅前番外地」に出演中の大森南朋演じる“いい人”がいかにも働いていそうな庶民的雰囲気を感じさせるロケ地を巡り、エキストラとして地元の人々も参加して行われた。
当日は、朝から快晴に恵まれたものの、時折吹く冷たい風で気温は低く、出演者にとっては体力的にも厳しい一日となった。そんな中、菜々緒が新キャストとして颯爽と現場入り。
「こんなに人通りが多い場所で撮影するのは初めて」と緊張した様子が見られたが、大森南朋の気さくな人柄と監督の巧みな演出にリードされると、次第に肩の力も抜けて表情も柔らかになる。飾らない表情とチャーミングな笑顔が弾け、CMの世界観を華やかに引き立てていた。
撮影では、大森南朋と菜々緒は、初共演ながら息の合った演技でOKテイクを連発。上司と部下という設定が自然に見えるよう、事前に監督を交えて何度もセリフの練習をしたり、日常会話でコミュニケーションを図ったりした成果が見事に生かされた。
本番では、見ず知らずの他人を気使いプレゼントを辞退すると宣言する大森南朋の突き抜けたいい人キャラに、カットが掛かった直後、お互いに顔を見合わせて素で笑ってしまう場面に現場の空気も一気に和んだ。
すべての人に篇の撮影は、北大路欣也の撮影は主に都内某所のクラシカルな洋館の応接間などで行われた。今回のCMで彼が演じる大物政治家については、「今まで何度か総理大臣の役をやったことがあります。佐藤栄作さんとか池田勇人さんとか」などと、過去に演じた歴代の内閣総理大臣の名前を挙げる。
彼は、伝統と格式に彩られた舞台とも相まって、すっかり一国の舵取りを担う総理大臣のようで、その場の状況にふさわしい重厚感ある雰囲気を作り上げていた。
大森南朋に20年前の思い出を聞いたところ、「ちょうど20歳で、初めて映画に出たのがそのころでした」とのこと。「アルバイトをしながらバンドをやったり、フリーター暮らしで、役者にしても音楽にしても、いろいろやってみたい時期で、楽しかったなという記憶しかないですね。
ちょうどその頃、ボスジャンのキャンペーンをやってたんですけど、街中でそのボスジャンを着ている人がけっこういて、『へぇ、当たるもんなんだな』と思って眺めていたことをよく覚えています(笑)」と、「BOSS」発売当時の貴重なエピソードを披露してくれた。
サントリー「『BOSS』の20周年キャンペーン第3弾『超・贅沢時計、あなたに。18金懐中時計!10名様!』」CM