遂に本日封切!ボンド最新作『007 慰めの報酬』、見どころ総チェック!
物語は前作の一時間後から始まるという設定!ダニエル・クレイグが男臭く、最高にセクシーな魅力を発揮するボンド最新作『007 慰めの報酬』が遂に本日1月24日(土)全国公開!そこでこの映画の魅力・見どころを総チェック!劇場に出かける前の方、必見です。
1.新ボンド像を作り上げた六代目ボンド、ダニエル・クレイグの魅力!
スマートなルックスと身のこなし。コード007という殺しのライセンスを持ちながら、女性の口説き文句とシャンパンの銘柄について理解のある男。そう、名優サー・ショーン・コネリーをはじめ、歴代様々な俳優によって演じられてきたジェームズ・ボンドというキャラクターを新たな解釈で演じることは事実上不可能と思われていたが、六代目ボンド、ダニエル・クレイグはこれまでとは違うアプローチであまりにも魅力的な新・ボンド像を作り上げるという偉業をやってのけてしまった!
ダニエル・クレイグは、これまでのボンドのスマートなイメージに加え、ハードボイルドなワイルドさ、知的ながらもタフで男臭い色気、ソリチュードな佇まいを加味。目下、考え得る限りこれ以上はなかろうと思える魅力的なボンド像を確固たるモノにし、新たなボンドファンを獲得。ダニエルのボンドは“現象”すらを巻き起こし、前作『007 カジノ・ロワイヤル』は歴代シリーズの中でもかつてない興行収入を叩き出した。
2.前作の一時間後から始まるという斬新なストーリーライン
最新作『007 慰めの報酬』、冒頭よりイタリアの古都シエーナでの、いきなりとんでもないド迫力のカーチェイス・シーンから始まる!まさに度肝を抜かれるが、しばらく観ていると理由はそれとわかる。なにせ、この映画、前作『007 カジノ・ロワイヤル』のラストシーンの一時間後から始まるのだ!前作でボンドが心から愛した唯一の女性・ヴェスパーはなぜボンドを裏切り、そしてボンドを護るために自ら死を選んだのか?本作でボンドはあの愛は自分にとって何だったのか?と自問自答しながら復讐の旅に出ることになる。それは、愛する者を失ったボンドを慰めることになるのか?それとも…。
3.マーク・フォスター監督の魅力
マーク・フォスター監督の代表作といえば、ビリー・ボブ・ソーントンとハル・ベリーの哀しい愛を描いた「チョコレート」やジョニー・ディップ主演の「ネバーランド」。巧みなヒューマンドラマのストリー・テラーとして知られる監督が『007 慰めの報酬』の演出を手がけたのだから、期待が高まって当然。そして本作では期待通り、見事にボンドの心理を奥深く表現することに成功。ボンド映画でありながら、ひとりの男の喪失と再生の人間ドラマが克明に描かれている。見事というほかはない。主演のダニエル・クレイグも「マーク・フォスター監督と仕事が出来ることは大きな喜びだった」と述懐している。前作『007 カジノ・ロワイヤル』に続き、マーク・フォスター監督の巧みな演出によって最新作『007 慰めの報酬』は、かつてないほど骨太な作品になったという印象だ。
4.壮絶なボンドのスタント
撮影中、何度もダニエル・クレイグが大怪我を追ってしまったほど、この最新作『007 慰めの報酬』のアクションは激しい。建物から建物へジャンプするシーンもあるのだが、それもダニエルは自分でやっている!監督同様、ダニエル・クレイグが徹底したリアリズムにこだわった為だ。「ここで俳優の顔が見えないのはヘンだろ?」とでも言うように。兎に角、壮絶を極めるアクションシーンが映画全体にこれでもかというほどに散りばめられ、映画の持つテンションを底上げしている。またオペラ劇場でのアクションも圧巻だ。熾烈な激闘と、優美なオペラのステージがカットバックされ、神聖なドラマティックさを演出!これは『アンタッチャブル』の階段乳母車シーンと並んで緊迫の名シーンだ!虚飾を拝し、徹底的なリアリズムをもってハードボイルドに徹底し、ボンド最新作は息を呑む緊張感を手に入れた。
5.ボンドガール、オルガ・キュリレンコの魅力
ボンドガール、カミーユを演じるウクライナ出身のファッションモデルにして女優、オルガ・キュリレンコの美しくもミステリアスな魅力が全開!しかもこのカミーユ最初はボンドにとって敵か味方なのかわからない。なにせ「人違い」からファースト・コンタクトされるのだ!カミーユはボンドを乗せた車中で衝撃的な発砲!でも、その真相は…?悪役、ドミニク・グリーンを演じた、『潜水服は蝶の夢を見る』のマチュー・アマルリックや、ボンドと数奇な運命を歩むマティス役のジャンカルロ・ジャンニーニ など熟練のキャスト陣と相まって、オルガ・キュリレンコ=カミーユはラストで苛烈な印象を観客に植え付けることになる。
この他にも、Mとボンドの反目と信頼のドラマなど見どころ沢山のボンド最新作『007 慰めの報酬』。さらなる見どころを追いかるならば映画の公式サイトで。高画質の最新予告編映像は勿論のほか、『007慰めの報酬』主題歌“Another way to die”の特別ビデオクリップ、メイキング映像配信に加え、壁紙ダウンロードや特性ガジェットなどオフィシャルならではのサービスが展開!尚、高画質の最新予告編映像はポッドキャストとして手持ちのiPodに落とすことも出来る。劇場情報も細密に記載されているのでこれから劇場に出かける前にリファレンスしてみて欲しい。
ボンド最新作『007 慰めの報酬』、ボンドフリークの方も、そうでない方も文句ナシに楽しめる一級のドラマ、一級のアクションとして、大推薦できる目下最高のエンターテイメント大作だ。今週末は是非、劇場にお出かけを。見終わった後、観客はみな、ボンドのように肩をピンと張って劇場から出てくることになるだろう。
『007 慰めの報酬』 オフィシャル・サイト
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『007 慰めの報酬』 2008年アメリカ・イギリス合作映画
監督:マーク・フォースター
音楽:デビッド・アーノルド
脚本:ポール・ハギス、ニール・パービス、ロバート・ウェイド
出演 : ダニエル・クレイグ 、 オルガ・キュリレンコ 、 マチュー・アマルリック 、 ジュディ・デンチ 、 ジャンカルロ・ジャンニーニ 、 ジェマ・アータートン 、 ジェフリー・ライト