家族の再生が、今始まる!湊かなえ原作、鈴木京香主演「夜行観覧車」第8話あらすじと予告動画-TBS

2013年03月08日13時30分ドラマ

今夜放送の湊かなえ原作「夜行観覧車」第8話で、ついに崩壊しかけていた家族の再生が始まる!反抗を続ける娘・彩花(杉咲花)に真弓(鈴木京香)はついに限界で、遠藤家にある事件が!心身ともにボロボロになった真弓が向かったのは夫・啓介(宮迫博之)のもとで…夫婦の絆が蘇る!予告動画は番組サイトで視聴できる。

何気ない真弓の一言に、狂ったように怒り、手当たり次第にモノを投げつける彩花。その姿を呆然と見つめる真弓の脳裏にはさと子(夏木マリ)や啓介の様々な言葉がよぎっていた。その時、彩花の投げた置物が窓ガラスを直撃。派手に割れたガラスの音に真弓の中の何かが切れた。彩花に駆け寄り、つかみかかり、暴れる彩花を床に突き倒しその口を塞ぐ。さらに激しく抵抗し、金切り声をあげる彩花の口に、床に落ちた唐揚げを押し込む。いつもと違う真弓に、彩花の目には恐怖と涙が浮かぶのだった。
そのとき、騒ぎに眉をひそめて、さと子がやってくる。割れたガラスの部分から室内をうかがうと、彩花に馬乗りになった真弓が。その姿がさと子には、真弓が彩花の首を絞めているように見えてしまうのだった。
さと子はポシェットの中から防犯ブザーを取り出し、金具を引き抜いて部屋の中に投げ入れる。その音に我に返った真弓は彩花から手を放すものの、何が起きているのかよくわからないでいた。
部屋に閉じこもってしまった彩花に、廊下から声をかける真弓。すると彩花は、自分は病気だから自分の気持ちは誰にも分らないと語り始める。そして、彩花は衝撃的な言葉を口にする。
そのころ、啓介は玄関で真弓と彩花の騒ぎを聞いて逃げるようにオフィスに帰っていた。動揺した真弓はそんな啓介なところに向かい、“娘を殺しそうになった”と告白するのだった…。

夏木マリ演じるひばりヶ丘自治会婦人部の部長・小島さと子の描かれ方が面白い。劇中では“やっかいな存在”という印象が強いが、彼女もまた息子との問題を抱えていた。夏木マリがこれを実にうまく演じている。登場人物全員の人間性を客観的に描く本作。善悪を決めるのは視聴者自身。真弓に共感する人が居れば、彩花に共感する人も居る。はたまた、さと子の気持ちに共感を覚える人もいるかもしれない。
見る人の立場によって見え方は違う。否定されることも肯定されることもない。“他の人にはこう見えているんだ”と改めて考えさせるキャラクターの描き方はさすが!

珠玉のミステリーであり、新しい形の家族の物語。「夜行観覧車」第8話は、8日(金)夜10時から。
予告動画とドラマ主題歌「VOICE」を歌うAIのインタビュー動画はドラマ公式サイトで視聴できる。公式YouTubeチャンネルではWeb限定プレミア予告&ダイジェスト動画も配信されている。

TBS「夜行観覧車」番組サイト

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