彦馬捨て身の作戦、織江は忍を抜けられるのか…BS時代劇「妻は、くノ一」第7回予告動画と前回のあらすじ-NHK
5月17日、NHK・BSプレミアムのドラマ「妻は、くノ一」は第7回「身も心も」を放送、雙星彦馬(市川染五郎)は織江(滝本美織)が盗んだ松浦静山(田中泯)の書物と全く同じものを町中にばら撒く事を思いついた。その為に不眠不休で彦馬は写本を続ける。雅江(若村麻由美)は織江の気持ちを受け止め、自らも織江と共に抜け忍となる道を選ぶ。
[第6回「つぐない」あらすじ]
彦馬が江戸へ来て半年、すっかり長屋生活も馴染んだものの相変わらず嬬恋神社に織江に出会えるよう願をかける日々だった。ある日松浦家下屋敷に呼び出された彦馬は、静山から書き込みをした書物が盗まれた事、時を同じくして飯炊き女のお里が姿をくらました事を告げられる。静山は、正月に彦馬が襲われた時にそれを救ったのがお里ではないかと考えていた。彦馬は下屋敷でお里があてがわれていた居室を調べると、柄杓星の形の障子の傷を見つけ、お里こそが織江だと確信する。静山は千右衛門(堀部圭亮)に手配させ、隠居用の屋敷を用意していた。静山はある時そこへ彦馬を呼びつけ、平戸で難破した西洋船をどう改造すべきかという相談を持ちかけた。その屋敷では何故か雁二郎(梶原善)も務めることになったと知り、彦馬は驚くばかりだった。しかし渡航の禁を破っても大海へ出るという静山の野望に、彦馬も夢を膨らませるのだった。
一方の織江は、彦馬が剣術の稽古で下屋敷に日参するようになった事を理由に務めを終わらせて戻ってきた。しかし、盗み出した書物を川村(和田聰宏)に届ける事で彦馬にも害が及ぶのではと案じて書物を渡しそびれていた。それを雅江に告げると、男を取るか務めかで迷っている心情を見抜かれてしまう。織江は彦馬を失いたくない本心を雅江に打ち明けるが、その思いは封じておくよう雅江は命じるのだった。その頃、川村は雅江と織江を疑い、お蝶(黒川智花)に二人を監視するように命じた。川村に刃を向けられたお蝶は、従うより他無かった。お蝶は早速雅江を尋ねてそれとなく世間話をするが、雅江はすぐ川村の指令であると勘付いた。そこで盗み出した書物を川村に差し出すため、織江は再度下屋敷に忍び込むと申し立てた。その夜、盗んだ書物を持参して一旦下屋敷に入り再び出てきた織江を宵闇の順平が待ち受けていたが、織江は話も聞かずに川村へ書物を差し出した。
その頃彦馬は、雁二郎から織江の事をたしなめられていた。織江が忍であるとすると彦馬と夫婦であったのも単なる任務であると諭す雁二郎に、自分は織江の全てを知っていると言い張り、気持ちを変えようとはしなかった。そんな彦馬に、雁二郎はかつて彦馬を救ったのが織江であるならば、それは職務を逸脱しており織江の立場は現在窮地に立たされているのではとも推測した。その会話を密かに聞いていた織江は忍を抜ける決意を固めて雅江に継げた。そして彦馬も、織江のせいで平戸藩が危機に瀕しているならば、それに立ち向かうのは夫である自分の務めだと静山に申し立てた。御公儀には既に静山の書き込みがある書物が渡り、それを理由に平戸藩を潰そうと動き始めていた。
BS時代劇「妻は、くノ一」第7回は17日(金)よる8時から放送。予告動画はドラマ公式サイト「次回予告・あらすじ」で視聴出来る。NHKオンデマンドでは放送翌日から見逃し番組として配信を行う。
◇BS時代劇「妻は、くの一」
◇NHKオンデマンド