会津領内が戦場に、戦況の悪化に出陣する白虎隊…大河ドラマ「八重の桜」第25回予告動画と前回のあらすじ-NHK

2013年06月23日09時30分ドラマ

6月23日、NHKの大河ドラマ「八重の桜」は第25回「白虎隊出陣」を放送、ついに新政府軍との戦の場は会津へ移る。女たちで竹槍部隊も結成されるなど、物資・金・人がことごとく不足する会津は逼迫していく。そして少年たちで結成される白虎隊すらも出陣を迫られる事態となる。八重(綾瀬はるか)も出陣を希望するものの、女の身であることから強く拒否されていたが…

[第24回「二本松少年隊の悲劇」あらすじ]
ついに奥羽を地にした新政府軍と奥羽越同盟による戦は広まっていく。薩摩藩邸の牢にある覚馬は、共に囚われたものに代筆をさせながら新国家への意見書をしたためていた。しかしその都度見張りの薩摩藩士に破かれ、上野の戦では新政府軍が勝利したことも告げられる。会津の危機を強く感じながら、覚馬はそれでも意見書の内容を述べ続けるのをやめなかった。
会津では、山本家で八重が若い藩士たちに銃の撃ち方や弾の調合を指導していた。中には年齢が達していないものの銃の腕を認められたために白虎隊入りした者もいた。八重は藩士たちに得意の俵担ぎを教え、これで体を鍛えろと教えた。少年たちが担げない俵を軽々と担ぐ八重を家中の人々が見に集まり、その場はしばし笑いに包まれた。しかし母・佐久はその姿を見て八重に中々叶わなかった三郎の事を思い出し涙する。八重は白河が陥落した事で会津にも戦火が迫る危機感を募らせながら、指導する若い藩士たちのことを案じていた。
その頃新政府軍は白河陥落の後は二本松を攻略する手はずを整えた。会津へ入る街道のうち、日光街道だけは山川大蔵(玉山鉄二)が優れた手腕を発揮し新政府軍は侵入できなかった。日光口を指揮していたものの撤退した板垣退助は白河を攻め落として進軍する大山弥助(反町隆史)と合流し二本松攻めに加わった。そして大山も山川の名声を知るのであった。
会津では白虎隊と新撰組の者達が藩主の警護の役割を与えられた。土方歳三(村上淳)や斎藤一(古谷建志)は自分達の若き頃と比べて忠国に励む会津藩士を見て感服し、松平容保への尊敬の念も新たにするのだった。白河口で城奪還の指揮に当たる西郷頼母(西田敏行)は、奥州街道を進む新政府軍が棚倉の陥落を知らされ、会津への補給路が絶たれるとして強い危機感を抱く。そして白河口の本陣を離れ登城し、容保へ停戦を意見しに行く。城内では頼母以外の老中は皆その意見に反対し、白河城を取り戻せない頼母をなじった。金も時も無いと訴える田中土佐(佐藤B作)に頼母はそもそも京都守護職を早々に辞退すべきだったと苛立ちをぶちまけた。しかしその一言は京都で辛酸を舐めてきた容保の逆鱗に触れ、頼母は白河攻略総督の任を解かれてしまう。その代わりには亡き神保修理(斎藤工)の父で家老の神保内蔵助(津嘉山正種)が充てられた。
川崎尚之助(長谷川博己)は敗軍から運ばれてくる銃を見聞し、どれも旧式である事からその戦力差を目の当たりにした頼母が停戦を申し出た心中を察した。大蔵の弟・健次郎(勝地涼)が敗軍の使う弾を分析すると、硝石が少ないため威力に欠ける事が明らかになった。せめて弾の調合を変えれば威力はある程度は増すと思われたものの、硝石は奥羽諸藩どこも不足していた。健次郎は新潟から調達出来ないかと家老の萱野権兵衛(柳沢慎吾)に意見を述べた。八重は火薬に精通する健次郎を褒め称えた。その時、萱野を城へ呼ぶ火急の知らせが届いた。秋田が新政府軍に下り同盟を離反したとの知らせだった。これにより会津は背後にも敵を抱える事となり、兵力を分散させる事になる会津の事態を権八(松重豊)は憂いた。新政府軍が二本松へ迫っている事を尻、八重はかつて銃を指南した少年兵たちを強く案じるのだった。
新政府軍では幕僚の一員に列されながらも冷遇される松平春嶽(村上弘明)が、朝廷の岩倉具視(小堺一機)に苦言を呈していた。会津を御所に発砲した朝敵だと述べる岩倉に、新政府の太政官にはかつての朝敵もいるのではと長州の木戸孝允(及川光博)を揶揄して春嶽は批判する。春嶽は重ねて内乱の停戦を主張するが、木戸は恭順を拒否する。春嶽は新政府軍の歩む一歩からして歪んでいると強く批判を重ねるのだった。
時を同じくして、獄中の覚馬はようやく「管見」と題する意見書を書き述べる。十年後、百年後のために覚馬が考え抜いた意見書を、覚馬は見舞いに訪れた時枝(谷村美月)に託す。今までことごとく意見書を破り捨ててきた見張りの薩摩藩士も、覚馬の意志を思いやったのか時枝を見逃すのだった。
しかし奥羽での戦火拡大は避けられず、ついに二本松が戦場となった。奥羽越同盟から離脱する事を拒否する二本松は、死を覚悟して新政府軍との戦に向かった。その中にはまだ幼いものたちも兵士として加えられた。八重の手ほどきを受けた少年たちも果敢に銃を構えて最前線に並ぶが、兵力差に次々と死者は増えていく。ついに二本松は陥落し薩摩藩の兵士たちが城下に入るが、中には13歳、15歳の子どもたちが混じっている事に驚き、大山はそれを見逃す。しかし薩摩藩への怒りを露にして歯向かおうとする少年たちは次々に入城する薩摩藩士たちに撃たれてしまう。そして撃った後に子どもだと気付き、新政府側の兵士たちも愕然とする。一人生き残った少年はかつて八重に贈られたた達磨に触れ、刀で新政府軍兵士に斬りかかる。斬られた兵士もその幼さから、同軍の兵士に少年を殺さぬように訴える。しかし取り乱して刀を振り回す少年に、ついに銃弾が打ち込まれる…この日、二本松と長岡が陥落する。
日新館にも二本松で敗れた兵士たちが運ばれてきた。八重は生き延びた少年たちの中に生きも絶え絶えの少年を見つける。その少年から、壊れただるまを託された八重は亡くなった少年たちを思い涙に暮れる。しかし、新政府軍の手はいよいよ会津にも忍び寄ってきていた。

大河ドラマ「八重の桜」第25回は23日(日)総合・よる8時から、BSプレミアム・午後6時から放送。再放送は総合で毎週土曜日ひる1時5分から。予告動画は番組公式サイト「あらすじ」で視聴出来る。放送翌日からNHKオンデマンドでは見逃し配信を行う。

NHK「八重の桜」番組サイト
NHKオンデマンド「八重の桜」視聴ページ
18時より見逃し配信開始(視聴価格:200円)

2013年春・新ドラマ一挙紹介】>>【「八重の桜」を2倍楽しむ


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