トヨタ、ハイブリッド車「SAI」をマイナーチェンジして発売、真木よう子出演TVCMを公開

トヨタ自動車は、「SAI(サイ)」(321万円~421万円)をマイナーチェンジして8月29日から発売した。
エクステリアは、フロントエンブレムからサイドのキャラクターライン、リヤへと流れるようなラインを描くことで、スマートでのびやかなフォルムを感じさせる先進性を追求したデザインに一新。
また、ほぼ車両の全幅をカバーする超ワイドサイズヘッドランプを採用し、精悍で前を見据えるような鋭い目つきのデザインとし、点灯時には白色LEDの閃光が切れ目なく中央から両サイドへ力強く発散。フードからバンパー下部まで縦方向に強く押し出した厚みのある顔により、堂々とした印象を与える。
さらに、リヤエンブレムからリヤコンビネーションランプ、サイドのキャラクターラインが左右へ抜けるデザインで、ワイド感を強調。リヤリフレクターをバンパー下のコーナー部いっぱいに配置することで、スタンスの良さを演出した。
加えて、リヤコンビネーションランプは、フロントとテーマを合わせたデザインとし、一目見てSAIと分かるリヤビューにした。
足回りは、16インチタイヤアルミホイールを標準装備。切削光輝部とブラック塗装の組み合わせで彫りの深いデザインの陰影をより強調し、スポーティな足回りを演出。18インチタイヤアルミホイールは、切削加工とグレーメタリック塗装の多軸スポークを躍動感のあるデザインにすることで、走りのイメージを強調した。
ボディカラーは、新色のレッドマイカメタリック、グレーマイカメタリック、クリアーストリームメタリック3色を含む7色を設定する。
インテリアは、センタークラスター、フロントコンソールを含むインストルメントパネルを一新。木目調加飾やめっき加飾をアクセントにしながら先進的かつ高級感を融合させた特有の室内空間を作り出した。
ディスプレイゾーンとコマンドゾーンを明確化するコックピット全体のレイアウトのコンセプトはそのままに、操作性を高めつつ先進的なデザインに進化したリモートタッチなど、利便性を高めながらも上質感漂うインテリアとした。
また、ステッチ加工を施したシフトノブやアームレスト、メーターフード、無垢のアルミから削り出したオーディオノブなど、細部へもこだわることで上質感を追求。スイッチ周りやメーターにクリアブルーの夜間イルミネーションを採用し、センタークラスターのメッキモールも発光し周辺をライトアップする。
燃費性能は、ハイブリッド制御の変更などにより、JC08モード走行燃費22.4km/L(CO2排出量: 104g/km)の低燃費を実現。「平成27年度燃費基準+20%」を達成するとともに、「平成17年排出ガス基準75%低減レベル」の認定を取得し、「環境対応車普及促進税制」の対象とした。
走行性能は、新たにスポーツドライブモードを設定。軽いアクセル操作で力強い加速を生み出し、パワーステアリング制御の切り替えとあいまって、ダイレクト感あふれる走りが楽しめる。
装備面では、最新のSDナビゲーション(10スピーカー)を採用。microSDカードスロットやBlu-rayなど新機能を設定するとともに、USB端子を2個にするなど従来機能も向上させた。
TVCMは、「知的でかっこいい、大人の女性」を表現するため、福山雅治が主演し9月28日に公開される映画「そして父になる」に出演する真木よう子を起用。
「恋歌」篇は、彼女が真っ暗な夜の街で同車の助手席に座り、与謝野晶子の「恋歌」を読み上げる。そして、ドライバーに向かって、「分かるでしょ、口説きなサイ、ってこと」と物憂げに話す。
すると、ドライバーが同車のヘッドライトをおもむろに点灯し、音楽がアップテンポになり、画面中央に「いい男には、色がある。」という文字が小さく浮かび上がる。クルマが走り出すと、彼女は「いじわるしちゃうから」と投げやるように告げる。
“赤いハイブリッドSAI”を象徴する印象的なCMに仕上がっている。
◇トヨタ自動車「SAI」TVCM・ムービー情報