教授婦人会の確執から難病発覚!ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子」第3話見どころ、予告動画と前回あらすじ-テレ朝
10月31日、テレビ朝日のドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」は第3話を放送、帝都医大の教授夫人会「白薔薇会」でのいざこざから発覚した患者の難手術に大門未知子(米倉涼子)が挑む。患者は蟹江外科教授夫人(明星真由美)、一年前に海老名教授(遠藤憲一)の執刀で小腸の手術を受けていた。しかし蟹江夫人の術後の体調が思わしく無い事を内科教授夫人の三村寅子(山本未来)に指摘され、蛭間外科統括教授(西田敏行)の妻・華子(藤真利子)はプライドを傷つけられる。夫に蟹江夫人の再手術を要請した華子だが、その矢先に三村夫人も腎不全の持病で倒れてしまう。そこで大門は小腸が必要な蟹江夫人と腎臓が必要な三村夫人、それぞれの臓器を交換して生体移植するというとんでもない案を思いつく。
【前回(第2話)あらすじ】
ある日、帝都医科大学病院に不動産王として知られる二宮欽也(寺田農)が検査入院してくる。そこで1月に手術したガンの再発と思われる腫瘍が発見された。執刀を担当した蛭間外科統括部長の医療ミスの可能性が濃く、第二外科は混乱に陥る。主任教授選を間近に控えたこの時期、二宮からの多額の寄付を受け取り続けている蛭間は大慌てで新規のガンが発見されたと取り繕う。
しかしそうした第二外科の動きは、近藤によって馬淵内科統括部長(三田佳子)に筒抜けだった。何とかして蛭間を出し抜こうとする馬淵は、二宮のガンが既に腹膜にも転移している事をいち早く嗅ぎ付け二宮の身柄を内科に引き渡すように要請する。既に手術不可能だと言い切る馬淵ら内科のメンバーが揃う中、大門は自分なら手術出来ると宣言する。
そんな中、蛭間が唐突に神原名医紹介所を訪れる。そして、その日も手術をせずに帰宅しようとする大門に突然蛭間から声が懸かる。翌日行われる二宮の手術に、大門を第4助手とするというのだ。二宮の手術が始まると同時に、馬淵もその手術を視察しに来た。蛭間は開腹した後に飛び散った腫瘍の除去に手を焼く。更に手術を進めると奥まで腫瘍が発見され、蛭間は呆然とする。蛭間はインオペ(手術中止)を指示するが、閉じるくらいなら何故開腹したのかと詰問する大門が蛭間の場所を取って代わる。
患者はもう内科に引き渡すしかないと宣言し、大門に責任を持って閉じるように告げて手術室を出て行ってしまう。残された大門は、近藤を助手に手術を引き継ぎ腹膜全切除を試みる。無茶をするなと引き止める馬淵に、失敗しない、死なせないと断言して手術を勧める。大門の鮮やかな手術に、馬淵は呆れつつも感心して見入ってしまう。
二宮の手術は成功し、容態も安定していると近藤から報告を受けた蛭間は驚きつつも安堵する。そこへ神原(岸部一徳)が現れ、口止め料込みで300万円の大門の追加請求書をメロンと共に持参する。一方、蛭間を失墜させる機会を失くした馬淵は、自分のために働かない大門を雇ったのは間違いだったとしてクビを言い渡す。その旨を大門が蛭間に告げると、今度は蛭間が大門を雇用すると言いはじめる。大門はとにかく手術の数をこなせれば地位も金もいらないと言ってのけた。そんな大門の手術の助手を務める事を海老名らは拒否したが、そのお陰でこれまで手術に中々立たせてもらえなかった近藤が大門の助手を務める事になった。蛭間は手術の責任について関知せずと釘を刺すものの、海老名を主任教授にするための選挙に専念する環境を手に入れたのだった。
【第3話みどころ】
2話で印象的だったのが、スカーフを小道具にした大門と馬淵、近藤たちの微妙な三角関係だ。医師として大門に興味を持つ近藤を牽制する馬淵は、一方で医師として大門の実力を誰よりも高く評価している。そんな複雑な女心を圧倒的な演技で見せる三田の存在感は大きい。かつての大ヒットドラマシリーズ「外科医・有森冴子」を彷彿とさせる凛とした女医姿に加え権力とブランドに執念を燃やす影の一面など、さすがの大門も一筋縄ではいかない人物像に二人の対立がどう物語に関わってくるのか興味深い。
今回は生体で臓器を交換するという難易度の高い手術だけに、大門の優れた手術テクニックも当然脚光を浴びる。その助手を務める近藤がますます大門に関心を寄せるのは必至。地方大学出身ゆえに出世コースから外れた近藤に近づいた馬淵は、その存在をどう操るのか。周囲の思惑をよそに手術にしか興味のない大門の愚直さ、そして神原との掛け合いも楽しみだ。
「ドクターX~外科医・大門未知子~」第3話は31日(木)夜9時から放送。予告動画は番組サイトで公開されている。
◇ドクターX~外科医・大門未知子~│テレビ朝日