交流重賞「第3回JBCレディスクラシック」、「第13回JBCスプリント」枠順決定、当日生中継!
交流重賞「第3回JBCレディスクラシック(JpnI)」(1500m、11月4日、金沢)の枠順が発表された。牝馬No.1決定戦。
出走馬12頭の内訳は、金沢1頭、JRA5頭、他地区6頭。前哨戦となる「レディスプレリュード(JpnII)」(1800m、大井)組が中心。
JRAのメーデイアは、今年の牝馬交流重賞で4戦4勝と向かうところ敵なし。初オープン・初重賞挑戦の「TCK女王盃(JpnIII)」(1800m、大井)で3角先頭から1.0秒差で快勝、「マリーンカップ(JpnIII)」(1600m、船橋)も3角先頭から0.6秒差で快勝、「スパーキングレディーカップ(JpnIII)」(1600m、川崎)は2番手から抜け出して0.2秒差で快勝、前走のレディスプレリュードは3角先頭から0.2秒差で快勝。先行抜け出しの安定したレースぶりで戴冠に死角はない。
JRAのアクティビューティは、TCK女王盃で中位から差して1.0秒差の2着、レディスプレリュードで好位追走から0.2秒差の2着と、メーデイアとの着差を確実に詰めている。小回りの金沢に舞台が変わるが、前走で積極的なレース展開を見せたし、メーデイアを目標にレースできるのは強み。逆転までは難しいかもしれないが、前走同様の好勝負はできそう。
船橋のクラーベセクレタは、南関東を代表する牝馬として、3歳クラシックの2冠を制し、牝馬交流重賞でも1勝2着4回と好成績を残していたが、今年は復帰後3戦は不振続きだった。特に、2走前のスパーキングレディーカップは、好位からズルズルと下がって3.2秒差の13着と大敗。それでも、前走のレディスプレリュードは0.4秒差の4着と復調を感じさせた。本来の能力を発揮できれば勝ち負け。
JRAのサマリーズは、スパーキングレディーカップで他馬より3kg以上軽い52kgという負担重量を利して0.2秒差の2着に逃げ粘った。前走の「サマーチャンピオン(JpnIII)」(1400m、佐賀)は強力牡馬勢に早めにかわされて1.1秒差の6着に敗れているが、ここは単騎逃げも見込めるメンバー構成だけに、スパーキングレディーカップの再現も考えられる。
川崎のハードデイズナイトは、4連勝、地元重賞「優駿スプリント」(1200m、大井)0.3秒差1着、「アフター5スター賞」(1200m、大井)0.4秒差1着と重賞2連勝で、初の交流重賞である「東京盃(JpnII)」(1200m、大井)に挑戦。ここでは、逃げて直線まで粘ったものの1.3秒差の8着に敗れた。それでも、牝馬同士なら、脚質に自在性もあり、見直したい。
◇「JBCレディスクラシック」枠順
交流重賞「第13回JBCスプリント(JpnI)」(1400m、11月4日、金沢)の枠順が発表された。スプリント王決定戦。
出走馬12頭の内訳は、金沢1頭、JRA5頭、他地区6頭。地方・短距離最強の笠松のラブミーチャンが骨折して引退したのは残念だが、1400mということで短距離馬とマイラーの最強クラスがそろった。
JRAのタイセイレジェンドは、「クラスターカップ(JpnIII)」(1200m、盛岡)で2番手追走から0.1秒差の2着。続く「オーバルスプリント(JpnIII)」(1400m、浦和)も先行して0.4秒差の2着。いずれも負担重量の59kgが敗因で、負担重量が58kgになった「東京盃(JpnII)」(1200m、大井)では0.7秒差で逃げ切っている。ここは、負担重量が57kgと更に1kg軽くなっており、1400mも問題なくこなせることから中心視。
JRAのテスタマッタは、3走前の「さきたま杯(JpnII)」(1400m、浦和)で、58kgを背負いながら、最後方を追走して向こう正面からまくり、0.1秒差で快勝している。前走の東京盃は、中位から伸びて0.7秒差の2着だったが、折り合いに難があるとはいえ、1200mは少し短かった。ここは、ハイペース必至のメンバー構成だけに、まくりがはまれば逆転も十分に考えられる。
JRAのセイクリムズンは、かつての短距離王だが、主戦場は1400mで、最近はマイル戦への挑戦も増えている。ただ、9戦連続して掲示板圏内に入っているとはいうものの、勝ったのは「黒船賞(JpnIII)」(1400m、高知)0.1秒差1着だけ。さきたま杯でも、57kgを背負って58kgのテスタマッタに0.1秒差2着に敗れている。ここも、好レースはできても勝つまではどうか。
大井のセイントメモリーは、目下5連勝中。ここ3戦は、地元重賞の「京成盃グランドマイラーズ」(1600m、船橋)を0.8秒差で逃げ切り、「サンタアニタトロフィー」(1600m、大井)を0.2秒差で逃げ切り、交流重賞のオーバルスプリントを3角先頭から0.4秒差で制しと、破竹の勢い。ただ、オーバルスプリントは54kgとタイセイレジェンドよりも5kg軽かったし、ここは快速馬がそろい展開的には厳しい。
JRAのエスポワールシチーは、8歳になった今年も、「フェブラリーステークス(GI)」(1600m、東京)0.1秒差2着、「かしわ記念(JpnI)」(1600m、船橋)0.3秒差2着、「マイルチャンピオンシップ南部杯(JpnI)」(1600m、盛岡)0.2秒差1着と大活躍。もっとも、その3戦いずれもがマイルだし、3歳秋以降は1500m以下は経験していない。短距離のスペシャリストがそろうだけに、過信はできない。
◇「JBCスプリント」枠順
◇レース当日の生中継