日本郵便、「2014年用お年玉付年賀はがき」篠田麻里子、セレッソ大阪・柿谷曜一朗出演TVCMを公開

日本郵便は、「2014(平成26)年用お年玉付年賀はがき」を11月1日から販売するのに伴い、そのイメージキャラクターに篠田麻里子とセレッソ大阪の柿谷曜一朗を起用し、新TVCM「手のひら年賀状(篠田さん)」篇、「手のひら年賀状(柿谷選手)」篇を公開した。
同社は、「手のひら年賀状、はじまる。」というキャッチコピーのもと、手紙・はがきの持つ“温かさ”とWEBの持つ“手軽さ”、その両者の良さを取り入れたコミュニケーションを提供するキャンペーンを展開。
TVCMテーマは、「“スマートフォン”で作る年賀状」。今や日常生活に欠かせないツールとなったスマートフォンを使い、スタジオのメイクルームや移動中のロケバス、テレビ局、カフェ、また、グラウンドやロッカールーム、スタジアムのロビーといった、それぞれの仕事場やオフの場で、手軽に年賀状を作っている2人の姿を描いた。
あわただしい日々を送りながらも、ちょっとした合間を見つけては年賀状作りに励む楽しそうな2人の表情やアクションを通じて、スマートフォンを使った新しい年賀状が始まっていることをストレートに伝えていく。
篠田麻里子の撮影は、10月上旬、東京都内某所とスタジオで、2日間にわたって行われた。
まずは早朝、カフェのシーンから撮影開始。本番ではスマートフォンで年賀状を作っている彼女の楽しそうな表情や仕草を、2台のカメラを使って長回しで撮影。
彼女は、「たくさん撮影するシーンがあるので、テンポよく行きましょう」という監督のリクエストにこたえ、見事な演技で1発OKを獲得。幸先の良いスタートに満面の笑顔を浮かべ、颯爽と次のロケ地へ向かう。
さまざまな時間・場所で年賀状を作るというテーマを描くため、今回のCMで彼女が撮影したシチュエーションは、カフェ、ストリート、屋上、楽屋、ロケバスなど、エキストラカットを含めて全部で12か所。
その都度、衣装はもちろん、ヘアメイクも微妙に変えて、時間の経過を演出した。ファッションモデルとしても活躍する彼女だけに、どの場面のコーディネートも非常にオシャレで、周りのギャラリーの目を引いていた。
その中でも、1番インパクトが強かったのは、着物のシーン。ひと足早いお正月気分を満喫することとなったスタッフは、すっかり目を細めて彼女の一挙手一投足を見守っていた。
彼女が自分の方にスマートフォンを向けて写真を撮っている屋上のシーンでは、自分の顔以外にも、こっそり監督やスタッフの様子を撮影。撮影後、「お仕事中、こんな感じでしたよ」とその写真を見せて、撮られた本人を驚かせていた。
また、休憩中、近くで作業していたスタッフにカメラを向けた彼女は、そのスタッフが披露した変顔をパシャリ。気さくなキャラクターと茶目っ気あふれる仕草で、現場を明るく盛り上げていた。
撮影2日目のランチタイムには、彼女が大好物のカレーライスが用意された。AKB48に在籍していたときから何度も食べているというケータリング屋さんイチ押しのカレーに舌鼓を打った彼女は、それまでのあわただしい撮影で消耗したエネルギーを瞬く間に回復。
残りのシーンを持ち前のチャーミングな笑顔と抜群の集中力で乗り切ると、監督の口から最後の「OK!」が出る。2日間に及ぶ撮影を頑張った彼女に対して、スタッフから温かい拍手が沸き起こった。
篠田麻里子は、「年賀状という日本の伝統的な風習のCMに出演させていただいて、本当に嬉しく思います。上京してからすぐにもらった家族からの年賀状で、お仕事頑張ってねっていうメッセージがすごく印象に残っています。毎年、いただいた年賀状は、大切に保管しているので、今年はどのぐらい来るか楽しみですね。
(今年は)年の初めなので、昨年の感謝の気持ちと、今年も宜しくお願いします! という気持ちを伝えたいですね。あと、やっぱり、家族や親族には絶対書きたいと思います。
自分にとって、節目の年だったと思います。新しい目標へ向かってスタートした年になりました。来年は、今の自分にできることをたくさんチャレンジしていきたいです。
今年も年賀状の季節になりました。年賀状は、身近な人はもちろん、なかなか会えない人ともつながることができて、思いを届けることができる素敵なものです。みなさんも大切な人に思いを込めて、楽しんで年賀状をたくさん書いてください」とインタビューに答えていた。
柿谷曜一朗の撮影は、9月下旬、東京近郊のスタジアムで行われた。トレーニングウェア姿で颯爽と登場した彼は、「こんにちは!」という元気な挨拶とともにグラウンド入り。監督から撮影内容の説明を受け、さっそくファーストカットの撮影に臨む。
彼は、今回が人生初のCM撮影で、「試合と同じぐらい緊張していた」という。さすがに最初は肩に力が入っていて、本番中に監督が出す「スマホをいじりながら、時々、笑ってみて」といった細かい指示に、「難しい~」と戸惑う場面もあった。
それでも、テイクを重ねるにつれて笑顔も自然体になる。すっかり慣れた後の休憩中はスタッフと気さくに談笑し、大きな笑い声も飛び出すなど、撮影を心から楽しんでいる様子が見られた。
グラウンド内での撮影中、「今まで見たことがないテクニックを」という監督のムチャぶりには、スマートフォンを操作しながらのリフティングに挑戦。1発目こそ、いきなりボールがあさっての方向に飛んでいき、「アカン、これ絶対ムリや!」と苦笑いを浮かべる。
それでも、すぐにコツをつかみ、両脚だけでなく、肩や頭も使ったリフティングを披露し、幼いころから「天才」と称されるその華麗なボールさばきで、大いに現場を沸かせていた。
この日、1番大きな歓声が上がったのが、ペナルティエリアのやや内側から、ゴール右上隅にシュートを放つシーン。最初はボールの軌道をコントロールしやすいキックで抑えめに蹴っていたが、慣れてきたところで徐々にシュートの威力を上げ始め、シュートにこだわるようになる。
ところが、次の瞬間、シュートはゴールマウスをややそれて、ゴールポストのすぐそばでカメラを構える監督に直撃! 何とか寸前で足を上げてボールを弾いた監督に、あわてて「すいません!」と声をかける。
何よりも驚いていたのが、目の前に迫るボールを怖がることなく、最後までカメラを構え続けたこと。そのプロ根性にはさすがの彼も舌を巻き、CM撮影後のインタビューでも、「撮影のお気に入りの場面は?」との質問に対して、「監督にボールを思いっきり当てたところ。あのシーンは絶対忘れません」と語っていた。
今回は、グラウンドやベンチ、ロッカールーム、ウォームアップ室、移動中のバス車内といった、サッカー選手にとってなじみのある場所に加えて、実際のカフェ店舗や、彼の自宅をイメージした部屋セットでも撮影を行った。
それでも彼は、トレーニングウェアやスーツなど、それぞれのシチュエーションに合った衣装に着替えて、各所を目まぐるしく移動し、分刻みの撮影をテキパキとこなしていく。
中でも注目は、カフェと自宅のシーンのリラックスした普段着で、チームの中心選手として風格さえ漂う見慣れたユニフォーム姿とは違った、23歳の若者らしいオシャレな私服姿と日常を垣間見ることができた。
◇日本郵便「2014年用お年玉付年賀はがき」CMギャラリー