親子の確執と次期教授選への野望…ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子」第6話予告動画と前回のあらすじ-テレ朝

2013年11月21日09時30分ドラマ

11月21日、テレビ朝日のドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」は第6話を放送、主任教授選を控えて海老名(遠藤憲一)教授と近藤(藤木直人)講師の対立が深まる中、近藤の父・六助(泉谷しげる)が上京してきた。地元の病院で診察してもらったカルテを手に、息子に診て貰いたいと訴える六助だったが、自転車店経営の田舎者である父親の存在は近藤にとっては触れたくないものだった。近藤に六助の世話を押し付けられた大門未知子(米倉涼子)は六助の遅発性脾臓破裂の疑いを指摘する。緊急手術を要する六助は息子の執刀を希望するが、その時近藤には蛭間から依頼された特別患者の手術を控えていた…。

【第6話みどころ】
主任教授選について近藤を推したい蛭間の妻・娘、そしてパトロンである馬淵(三田佳子)内科統括部長らの思惑と、対抗馬として焦りを感じる海老名の葛藤と動き、そして親子間の複雑な感情に苦しむ近藤などが絡み合う、人間ドラマ的側面が濃い内容だ。手術フリークを自称しながらも患者への思いやりも隠さない大門の存在が、彼らにどんな波紋を投げかけるのか。近藤を巡る女の争いもいよいよ激化、今回も多くのみどころを抱えたストーリー展開になりそうだ。

【第5話あらすじ】
ある日、第二外科のスタッフが蛭間統括部長以下揃って玄関で誰かを待っていた。そこに到着したのはアメリカの大学病院に所属し世界的な名医として知られる日下部光彦(別所哲也)だった。帝都医科大出身である日下部は海老名(遠藤憲一)教授の同期であり、日下部は今回帝都医科大病院に招聘され、公開手術をライブ中継するためにやってきたのだった。これも蛭間がゴッドハンドと言われる日下部との関係を誇示することで選挙戦を有利に運びたい狙いがあった。以前から日下部に心酔している城之内(内田有紀)は、日下部の来日に備えて手術で麻酔科医を担当させて欲しいと手紙を書いていた。神原(岸部一徳)はノーギャラで手伝うという城之内にがっかりしていた。日下部に対して胡散臭さを感じて嫌がる大門は、失敗しないと言ってのける日下部に対してあきれ返っていた。

いよいよ公開手術のライブ中継の日がやってきた。事前カンファレンスで日下部が提案した術式を大門は鼻で笑い、更に難しい術式を提案する。日下部はそれを受けて立ち、より難易度の高い最新の術式で今回の手術を行う事に決めた。周囲から崇められ絶賛される日下部を、海老名は複雑な思いで見ていた。中継される日下部の手術は大門も感心する程で、外科医たちは総じて感嘆の声を挙げ手術が終わると拍手の嵐だった。しかしその手術を間近で見ていた城之内だけは、一瞬日下部が手を止めたのを見逃さなかった。日下部は城之内に対して麻酔科医は手術にとってマエストロだと褒め称え、患者の術後管理を託し蛭間統括部長らとの会食に出掛けた。その最中、日下部の携帯電話が鳴った。城之内からである。患者の容態急変を伝える内容だったが、日下部は術後よくある事だと取り合わなかった。蛭間らに対して術後管理をフリーの医者に任せたのが間違いだったと日下部が吐き捨てる一方で城之内は苦しむ患者の対応に追われ、ついに大門に電話して助けを求めた。

城之内が手術中に感じた違和感を大門に告げると、大門は問題の場面をライブ映像の録画で再確認した。映像を見た大門は、明日の検査結果で分かるだろうと理由を察したようだった。翌朝、再びアメリカへ戻るためにホテルを出ようとする日下部を城之内は止めたが、手術は完璧だったと言い張る日下部は城之内を自分の大学へスカウトする旨を言い残して去っていく。一方帝都医科大では、大門が再手術が必要だと訴えていた。鳥丸(笹野高史)事務長は、再手術を翌日に行う事は日下部の手術が失敗だったと知らせるようなもので外聞的にも絶対あってはならないと憤慨していた。そこで再手術をするべきだと提案したのは、なんと海老名だった。大門に条件付で再手術をさせるべきだとする海老名は、日下部にあてつけるように電話をして知らせるのだった。海老名の提案とは、大門の手術が成功した暁には蛭間によって行われたものだと宣伝するべきだというものだった。焦った日下部は結局空港へ行かずに帝都医科大に戻り、大門の手術を見学した。切除と再建手術、通常なら二回に分けて行う内容を一度で済ませてしまった大門の技術に日下部は驚愕し、蛭間はゴッドハンドと対局にある悪魔の仕業だと揶揄した。

これまで成功率100%を誇ってきた日下部は悔しがりながらも大門に面会し、その技量を絶賛しながらも自分の手術に失敗は無かったと言い張った。大門は手術自体は失敗していなくとも、患者が助からなければ成功とは言わないと非難した。更に大門は、日下部が成功率100%を誇っているのは自分が成功する自信のある手術しかしてこなかったからだとも指摘した。日下部に対しアメリカ行きを断った城之内が去った後、日下部は大門に4年前ニューヨークにいたのではないかと問いかけた。かつて日下部が見捨てたステージ4のがん患者の手術を行い救ったドクターXとされる医師が大門ではないかと詰問され、大門はしらばっくれて立ち去るのだった。その頃、神原は2000万円の請求書を携えて蛭間を訪問していた。巷では蛭間の事をゴッドハンドを越えた仏の手と賞賛する声もあると持ち上げられ、蛭間は神原にメロンをもう一個持参するよう要求しつつ領収書を受け取った…。

「ドクターX~外科医・大門未知子~」第6話は21日(木)夜9時から放送。予告動画は番組サイトで公開されている。

ドクターX~外科医・大門未知子~│テレビ朝日

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