交流重賞「第59回東京大賞典」枠順決定、当日生中継!
交流重賞「第59回東京大賞典(GI)」(2000m、12月29日、大井)の枠順が発表された。日本一を決める暮れのグランプリ。
出走馬10頭の内訳は、南関東3頭、JRA5頭、他地区2頭。秋のGI、JpnI戦線の実績馬が主力。
JRAのホッコータルマエは、休養明けとなった3走前の「マイルチャンピオンシップ南部杯(JpnI)」(1600m、盛岡)こそJRAのエスポワールシチーの逃げをとらえきれずに0.2秒差の2着に終わったが、続く「JBCクラシック(JpnI)」(2100m、金沢)は0.4秒差で堂々の逃げ切り勝ち。前走の「ジャパンカップダート(GI)」(1800m、阪神)も勝つかと思われたが、直線抜け出したところを強襲した2頭にかわされて0.1秒差の3着に惜敗した。ただ、パワーとスピードを要求される大井の2000mなら、先行して押し切れそう。
JRAのワンダーアキュートは、ここ9戦中8戦がGI、JpnIながら、1、2、3、2、3、3、1、2、2着と抜群の成績を残しており、大舞台での安定度は現役馬でも屈指。このレースは、3年連続の出走で、2010年こそ3.4秒差の10着だったが、2011年は0.0秒差2着、2012年は0.1秒差3着と、戴冠まであと一歩のところまできている。ここ4戦でホッコータルマエとは3度対戦して1勝2敗。ジャパンカップダートでは久々に追い込んで上がり3ハロン35秒9の鋭い末脚を繰り出してクビ差2着と惜敗して先着。逆転も十分。
JRAのニホンピロアワーズは、5か月ぶりとなったジャパンカップダートこそ先行して粘り切れず0.8秒差の5着に敗れているが、それ以前の7戦は2、1、2、1、2、1、2着と素晴らしい成績を挙げている。昨年のジャパンカップダートでは弾むような脚で0.4秒差で快勝して上位2頭を下しているし、2走前の「帝王賞(GI)」(2000m、大井)でも、ホッコータルマエに0.2秒差の2着で、ワンダーアキュートには0.3秒先着している。ひと叩きされて上向いており、三つ巴に持ち込む。
JRAのローマンレジェンドは、昨年のこのレースを0.1秒差で制したディフェンディングチャンピオン。ただ、今年は順調に使えないこともあり、「かしわ記念(JpnI)」(1600m、船橋)0.5秒差3着、帝王賞2.1秒差6着、ジャパンカップダート1.4秒差13着と人気を裏切っている。ここは、叩き3走目と絶好だが、上位3頭に比べると分が悪く、先行タイプの3頭の内誰かが早めの消耗戦で脱落した際の3着が精いっぱい。
大井のプレティオラスは、昨年の「東京ダービー」(2000m、大井)を豪快に追い込んで0.1秒差で制している。その後は少し低迷したが、この夏、A2以下の「オーガスト賞」(2000m、大井)で追い込んで0.3秒差で勝つと、続く2走前の「東京記念」(2400m、大井)も追い込んで0.7秒差で快勝した。前走の「勝島王冠」(1800m、大井)のように追い込みきれず1.9秒差の8着に敗れることもあるが、JRA勢が直線でバテれば3着は望める。
◇「東京大賞典」枠順
◇レース当日の生中継