「BORDER」第5話の死者は“運命”に導かれたクドカン?死者の家族への愛が小栗旬を突き動かす!予告動画

2014年05月07日23時00分ドラマ

死者と交信しながら事件を解決する異色の刑事ドラマ「BORDER」は、原作者で脚本家の金城一紀が小栗旬をイメージして誕生したドラマだが、当の本人をイメージして誕生したキャラクターがもう一人…今夜登場する宮藤官九郎だ!8日放送の第5話は、記憶喪失の死者が石川にぴったりついて回るという新しい関係が見どころ!予告動画は番組公式サイトで視聴できる。

市倉班長の下、いつの間にか最高のチームになった石川と立花、そして比嘉。前回の第4話は、そんな連帯感を強く感じられる展開だった。『取扱注意』のシールが貼られた異常な犯行は、結局、警察官採用試験に落ちた男の一点の曇りもない逆恨みだった。
前回は、死者となったホームレスから故郷の女房に死んだことだけでも伝えてほしいと、石川が頼みごとをされたり、市倉班長が休みなく働く石川と立花を必死で休ませようとしたり、ラストでは病院の屋上のベンチで眠る石川の傍で、立花と比嘉の優しい会話が聞こえたり…殺伐とした事件の中に挟まれるこうした心温まるシーンもドラマの見どころだ。

そんな「BORDER」の第5話は、石川と死者との奇妙なコンビネーションとアクションが見どころ。何しろ今夜の死者は“運命”に導かれた宮藤官九郎なのだ!その運命とはこうだ。
本作の原案・脚本を務める直木賞作家・金城一紀の小説『GO』は2001年に映画化されたが、その際脚本を担当したのが宮藤。10年以上の時を超え、今度は俳優として金城作品に関わることになったが、そのキャスティングが運命的だったらしい。とある喫茶店で、金城がスタッフと打ち合わせをしていたところに偶然宮藤が来店。その後、第5話の死者役に宮藤が決定したが、実は、喫茶店で遭遇する前に宮藤がイメージされており、脚本もキャスティング決定前に宮藤をイメージして書かれていたとのこと。これについてはコチラで詳しく紹介されている。
期せずして演者ありきのキャラ2人で贈る第5話。宮藤が演じるのは、死に至った原因はおろか、自らの素性すらも憶えていない状態で死んでいるサラリーマンで、「記憶を取り戻すまで離れない」と言って石川に付きまとう岡部義剛役。本人曰く「僕って生きてるのに、もともと生命力がなさそうに見える」という死者役では、現世の肉体を失ったからこその特権を、ちょっぴり楽しむいつもとは違う死者を飄々と演じている。そんな宮藤を「はまり役!」と小栗旬も絶賛。果たしてその内容は…

■第5話「追憶」あらすじ
閑静な住宅街の一軒家の庭でサラリーマンらしき男性の遺体が発見された。検視を担当した比嘉(波瑠)によると、異常死には間違いないものの、解剖してみないと死因ははっきりしないとのこと。男性は身分を証明する物を何も持っておらず身元も不明。所轄の刑事では、最近管内で多発している、暴力で気絶させて金品を奪う“ノックアウト強盗”の線が濃厚と判断。
ところが、死者となって石川の前に現れた被害者の男性(宮藤官九郎)は、側頭部の傷が原因か、記憶を失っており、「どうして死んだのか思い出すまで、あなたのそばを離れません!」と石川に宣言。文字通り、自身の遺体の解剖現場から、ノックアウト強盗の巡回捜査まで、石川にピッタリとついて回る。石川は、そんな男性を持て余しながらも、男性の死の原因を突きとめようと捜査を続けるが…!?

いつもとは少々勝手の違う、どこかコミカルさも感じられる石川と死者との迷コンビぶりをお楽しみに。BORDER」は、毎週木曜日夜9時から放送。第5話は5月8日、予告動画は番組公式サイトで、その他の特別動画はYouTube特設サイトで視聴できる。前回見逃した方は、テレ朝動画およびGyaO!ストアで見逃し配信している。

【2014年春ドラマを一挙紹介】 【各話のあらすじ】


テレ朝「BORDER~警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係」番組サイト
YouTube「BORDER」特設サイト