偽装殺人によって殺された女子大生の無念を晴らせ!小栗旬「BORDER」第6話あらすじと予告動画!

2014年05月15日07時56分ドラマ

宮藤官九郎がゲスト出演した第5話は期待以上の面白さで、視聴率も1.1ポイント上げ13.1%に!「BORDER」は、死者と交信しながら事件を解決する異色の刑事ドラマで、毎話違うジャンルでストーリーが展開されたが、特に前回はコミカル要素とアクションが満載だった!今夜は、偽装殺人によって殺された女子大生の無念を石川が禁断の捜査で晴らす!前回おさらいと今夜15日(木)放送の第6話あらすじを紹介!予告動画は番組公式サイトで視聴できる。

前回は、死に至った原因はおろか、自らの素性すらも憶えていない状態で死んでいるサラリーマン・岡部(宮藤官九郎)の死の真相を探る回だった。何しろ岡部は記憶がない。いつもは死者の声を聞いて事件解決の糸口をつかむはずが、岡部からは何も聞き出せず、まるで依頼心の強い友人のように石川(小栗旬)について回るだけ。いつものシリアスムードの死者との会話が、石川の「地縛霊になってますよ」や、遺体確認にやって来る妻を待つ岡部の「不細工だったらどうしよう…」なんてまるでコントのようなやり取り。
ところで石川のキャラは、ワーカーホリックとも言えるほどの仕事人間。頭に被弾して死者と交信できるようになってからは、立花(青木崇高)や比嘉(波瑠)とのチームワークも育ってきたが、それでも自ら周りを遮断し、機械的にふるまってきた。そんな石川が、岡部に完全にペースを狂わされ、どんどん明るくなっていく。笑い満載の第5話だったが、最後は思いっきり泣かされた。石川を使って妻子に遺した手紙や、ラストで岡部が石川と一緒に娘のビデオを見るシーンでは涙腺決壊した視聴者もいたのでは?笑いと涙で終った第5話だと思ったが、改めて見直すと脚本家(金城一紀)は、ちゃんと死因をひも解く布石を打っていた。第5話は、石川と立花がひらりと柵を越えたり、タクシーのボンネットを飛んだりとこれまでで最もアクションが多かった。岡部が驚き、羨ましそうにしていたが、このアクションこそが岡部の死因の謎を解く布石だった。
岡部は、営業から事務職に回されたことで仕事にやりがいを見いだせず、さりとて愛する妻子のために仕事は辞められない。心機一転、出張と嘘をついて風俗めぐりをしようとも考えたがそれもできず…。岡部は元ハードルの選手だったようで、柵越えで自分の可能性を試そうと考えた。しかし、酒のせいか年のせいか、石川のようには越えられず、失敗し、胸を強打して死に至ったのだった。

■第6話「苦悩」あらすじ
都内マンションで女子大生が墜落死。警察は自殺と判断し、捜査を打ち切ろうとしていたが、遺体を調べた比嘉(波瑠)はいくつかの点で違和感を覚え、捜査の続行を企図する。特に、中指に不自然な硬直が見られたことと、屋上に揃えて置かれた靴のそばに奇妙な枯れ枝が落ちていたことに引っ掛かっていた。石川(小栗旬)は、上からの指示で解剖に立ち合うことになるが、結局、家族からの要請で解剖は中止されてしまう。
あきらめ切れない比嘉は、石川と共に女子大生の兄と会い、彼女が自分用のスイーツを取り寄せていたことが分かる。比嘉はますます事件の可能性を感じるが、遺体は故郷に送られた後で石川にもどうにもできない。そんな中、都内でまた女子大生の墜落死事件が発生。亡くなった女性は、先の女子大生と同じく過去に自殺未遂を起こしていたこともあり、やはり自殺として処理されることに。しかし、現場でまたも奇妙な枯れ枝を発見した比嘉は、不穏な事件性を感じ取り、改めて石川に協力を求める。
石川は霊として現れた女子大生が通院先の精神科医と交際していたと聞く。

「BORDER」は、毎週木曜日夜9時から放送。第6話は5月15日、予告動画は番組公式サイトで、その他の特別動画はYouTube特設サイトで視聴できる。前回見逃した方は、テレ朝動画およびGyaO!ストアで見逃し配信している。

【2014年春ドラマを一挙紹介】 【各話のあらすじ】


テレ朝「BORDER~警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係」番組サイト
YouTube「BORDER」特設サイト



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