優先すべきは「ママの命」?「新しい命」?阿部サダヲ×貫地谷しほり5日「ママが生きた証」あらすじと予告動画
結婚3年目、妊娠5ヵ月幸せの絶頂期に末期のガン宣告を受けた妻。優先すべきは「ママの命」か「新しい命」か…国内初抗がん剤治療を受けながらの出産!阿部サダヲと貫地谷しほりが夫婦役で贈る感動の実話!前向きなメッセージあふれる人間ドラマ「ママが生きた証」5日夜9時テレ朝にて放送!予告動画は番組公式サイトで視聴できる。
放送作家の小松武幸氏が、妊娠中に末期のガン宣告を受けた妻・美恵さんのこと、新しい命のことを書き記した『ママが生きた証』(講談社刊)が原作。小松氏は妻の闘病生活をビデオに収め、その模様はテレビ朝日「報道ステーションSUNDAY」で放送され、反響を呼んだ。今回、小松氏とその妻・美恵さんの闘病生活がドラマ化され、5日夜9時より「ママが生きた証」として放送される。
夫・大森武弘役には劇団大人計画の看板役者、「マルモのおきて」で大ブレークした阿部サダヲ。その妻・恭子を演じるのは現在放送中NHK時代劇「吉原裏同心」、今春公開された映画『白ゆき姫殺人事件』など次々と話題の作品に出演している貫地谷しほり。
脚本はTBS×WOWOW制作「ダブルフェイス 二人の刑事」、NHK朝ドラ「梅ちゃん先生」などを手がけた尾崎修也。監督は7月から再び放送されるドラマ「匿名探偵」や「都市伝説の女」などの演出を手がけたテレビ朝日の秋山純。素直な心の揺れを描き出すために、リハーサルなしでの撮影に試みるなど、大胆な手法でドラマを完成させた。
共演は恭子の父に平泉成、恭子の母に市毛良枝、武弘の父に森本レオ、武弘の母に田島令子、恭子と同じ病院に入院している乳ガン患者に斉藤由貴、恭子の担当医に富田靖子と筒井道隆、といった実力派ぞろい。
このドラマは、単なるお涙ちょうだい感動物語ではなく、ある家族の淡々とした日常、前向きに進んでいく夫婦の物語である。闘病は決して辛いだけのものではなく、「新しい命の誕生」に向けた希望へと繋がっている…。
主演の阿部サダヲと貫地谷しほりはそれぞれ、ショックで姿を消した恭子を探しに海岸へ行ったシーンが印象的だったとコメントしている。撮影時、それまでおだやかだった天候が突然強風が吹き、演じる役者たちの気持ちも高ぶったという。妻役の貫地谷も「阿部さんと夫婦をやらせていただいて、すごく幸せでした。阿部さん、本当にかっこいいんです!」とコメントしている。
これだけ息の合った2人が、どんな夫婦を演じるのか、どうやってこの困難を乗り越えていくのか、期待したいところだ。
■あらすじ
テレビ局で放送作家として働く武弘(阿部サダヲ)と小学校の先生で妻の恭子(貫地谷しほり)は結婚2年後に待望の赤ちゃんを授かる。病院で検査を受けた恭子だったが、そこで乳ガン、しかもステージ4で肝臓にまで転移していることがわかる。
更なる診察で、幸いにも胎児には問題ないことがわかる。しかし、ガン治療には投薬による化学治療、つまり抗がん剤を使用しなければならないが、それは決して胎児に良いものではなかった。主治医の山下(筒井道隆)からは、胎児を生かすか、中絶するか究極の選択を突きつけられる。しかし妻・恭子は「産みます」と…。その日から、武弘、恭子、そして家族を巻き込んでのガン闘病と出産への闘いが始まった。
テレビ朝日ドラマスペシャル「ママが生きた証」は5日(土)夜9時より放送。予告動画は番組公式サイトで視聴できる。
原作は2012年講談社から刊行された小松武幸著『ママが生きた証』。ガン宣告から最期の日まで、愛する妻と我が子の14ヵ月を綴っている。
◇テレビ朝日ドラマスペシャル「ママが生きた証」番組公式サイト