前回は、ドレミの音律の基となったピタゴラス音律が事件を解くカギになったが、今夜15日（火）放送の「ハードナッツ」第4話は、くるみ（橋本愛）が異物混入の水を飲んで倒れてしまう？刑事・伴田（高良健吾）に助けを求めるくるみだが…NHK「ハードナッツ！」、今夜15日よる10時からの第4話は、「ラブレターと企業恐喝テロ」をお届け！NHKオンデマンドで全話配信中で、予告動画はそちらで無料視聴できる。

前回は、准教授の哀しい殺人事件だったが、キーワードとなった数学の天才であると同時に、音階の発見者でもあるピタゴラスにまつわるいろいろなことを教えられた。♪ドレミファソラシド♪を発見したのがピタゴラスで、宇宙の秩序を調律する音楽は、人の耳には聞こえないとされており、これをムジカンダータと呼ぶことも分かった。同時に、数学の天才であるくるみが極度の音痴だと言うことも分かった。

■前回あらすじ
京南大の小板橋教授（斉木しげる）は自分の講義中に恋人同士いちゃついている学生たちを懲らしめるために、“不快なメロディー”を作ることをくるみに頼み込んだ。数日後、小板橋教授と打ち合わせをしたくるみは忘れものを取りに戻り、ピアノにもたれた教授の撲殺死体を発見。くるみは遺体発見の前にあるメロディーを聞いた。単なるメロディーとして聞こえた音を、隣室の准教授・堤彩葉（中越典子）は、みごとに音階を言い当てた。かつてピアニストを目指した堤は絶対音階を持っていたのだった。捜査にやって来た伴田刑事にそのことを伝え、くるみはその中に犯人の名前のヒントが隠されている“ダイイングメッセージ”ではないかと気づく。メロディーは「ドミファドドレシレ」でこれを数字に置き換えると「13481272」となる。これが「238」の３乗にあたると思いついたくるみは、教授から嫌がらせを受けていた出版社の担当者・三条文也、つまり「フミヤ＝238のサンジョウ＝３乗」というダイイングメッセージを読み解いたのだった。
しかし、これこそが隣室にいた准教授・堤彩葉の殺人トリックだった。彼女は、かねてより研究を小橋教授に奪われており、今回教授になれるチャンスも握りつぶされてしまったのだった。教授が生きている限り、自分に未来はないと考えた彼女は教授の殺害を決心した。
一方、自分で解き明かしたダイイングメッセージだが、くるみは釈然としない。くるみは、小板橋教授が講義でピタゴラス音律を説明するためにピアノの調律をしていたのに気づき、絶対音感を持ちながらダイイングメッセージの音の狂いに気づかなかった彩葉こそが真犯人だと見抜。
最後に美しくドレスアップしてミニコンサートのリハーサルをする彩葉が、何とも切なく哀しい物語だった。

■第4話：ラブレターと企業恐喝テロ
水道の浄水器カートリッジに異物が混入され、多くの被害者が出る。その後、犯人から「次は毒物を混入する」との脅迫状が届く。そのカートリッジの水を飲んでしまったくるみは、意識が薄れるなか伴田に助けを求めるが、倒れたのは寝不足が原因だった。同日、被害会社の社長（目黒祐樹）が誘拐される。犯人に恥をかかされたことを憤るくるみは、ニュースで流れる身代金要求の脅迫状の文章に、ある違和感を覚える。

「ハードナッツ！」は毎週火曜10時放送。第4回は15日（火）放送。予告動画は、NHKオンデマンドのページで視聴できる。本編視聴は単品216円（税込み）、特選見放題パックは月額972円（税込み）。NHKオンデマンドはGyaO!オンデマンドよりも視聴可能。⇒動画ならGyaO!ストア - 会費0円、延滞金無しのプレミアム動画視聴

また、本作はDVD BOX（定価／税込16,416円）& Blu-ray BOX（定価／税込19,872円）も発売されている。

◇NHKドラマ10「ハードナッツ！〜数学girlの恋する事件簿〜」番組公式サイト
◇NHKオンデマンド視聴ページ