悪は伝染する？小泉孝太郎主演でおくるTBS「ペテロの葬列」は、イエスを裏切った弟子ペテロの逸話をテーマに描くミステリー…21日の第3話では、犯人自死で解決したバスジャックの被害者たちに慰謝料という名目で現金が届く！事件は謎の“慰謝料”を残し、被害者たちの心の欲を浮き上がらせた！果たしてこの金の送り主は？サラリーマン探偵杉村（小泉孝太郎）が動き出す！前回のあらすじと第3話を紹介、予告動画は番組公式サイトで公開されている。公式サイトには人物相関図も公開されているので参考にどうぞ。

■前回あらすじ
バスジャックは杉村（小泉）の出したバス内の情報も役立ち、警察の突入により無事解決。しかし、犯人の自死によりその動機は残されたまま。病室で警察からの事情聴取を受けた杉村は、乗客7人に慰謝料を払うことと、3人の悪人に制裁を加えたいと犯人が話していたことを告げた。その3人の人物についての情報は警察から何も教えてもらえなかったが、犯人の印象を教師のようで、弁舌が長ける人物だったと説明した。
編集長の園田（室井滋）は会社を欠勤し、事情聴取も拒否。改めて先に解放された老婦人・迫田（島かおり）を含めた被害者7人による事情聴取が行われた。迫田を除く人質6人には妙な連帯感が生まれ、互いに連絡先を交換した。
事件後3週間たっても園田は広報室に出勤してこなかった。そんな中、編集部に杉村の妻・菜穂子の推薦でエスティシャンだった間野京子（長谷川京子）が入ってきた。菜穂子はこうした頼みごとを父にしたことはなく、また、杉村が義父であり人生の師と仰ぐ今多会長がこのような形で人事採用をすることに違和感を覚え、同時にそこまでさせた京子という女性に興味を抱いた。だがさすが今多会長だった。会長は京子という人物を事前に調べており、彼女に謎が多いということを、会長秘書・橋本（高橋一生）を通じて知らせて来た。これは暗に京子に目を配れという指示だ。
広報の仕事が初めてという京子だったが、杉村は、最初に依頼したテープ起こし作業の出来のよさに驚いた。そして、彼女が自分と同郷である山梨出身だということを知った。
そんな中、バスジャックの人質だった乗客たちにある小包が届いた…。

■第3話
事件から数日後、人質となっていた乗客たちにバスジャック犯からの予告通り慰謝料が届く。中を開けてみると、それは数百万単位の現金。慰謝料を払うと言っていたバスジャック犯（長塚京三）からなのか？ 経営が厳しい工場を抱え、喉から手が出るほど現金がほしい田中（峰竜太）は、杉村（小泉孝太郎）へ連絡、他の被害者が警察へ通報する前に、皆で相談しようと提案する。
その翌日、喫茶・睡蓮に集まった田中と坂本（細田善彦）、前野（清水富美加）、柴野（青山倫子）、そして手島（ムロツヨシ）と杉村。「俺にはもらう権利がある」と主張する田中だが、他のメンバーはどうすれば良いのか悩んでいた。その結果、杉村の提案でさしあたり警察には知らせず、宅配便の送り状を手掛かりに送り主やお金の出所など出来る範囲で手分けして調べることにする。また、バスジャック犯が言っていた「三人の悪人」については、杉村が手島と一緒に調べることに。
数日後杉村は、バスジャック犯が言っていた住所を頼りに、「三人の悪人」の一人、高東憲子という人物を訪ねる…。

主題歌は、8月20日リリースされる近藤晃央の歌う『心情呼吸』（アリオラジャパン）、⇒心情呼吸(初回生産限定盤)

◇TBS「ペテロの葬列」