懐かしい駄菓子に魅せられた主人公を大泉洋が熱演!31日「おやじの背中」あらすじと予告動画-TBS

2014年08月31日15時27分ドラマ

今夜(31日)のTBS系ドラマ「日曜劇場 おやじの背中」は、俳優・大泉洋が駄菓子職人で幼い息子父親であり、製薬会社の父の息子として家族の絆を紡いでいく!脚本は池端俊策、その他の出演は高橋克実、田中哲司、塚本高史、田中奏生ら…予告動画は番組公式サイトで視聴できる。

前回は、高級手作り靴職人の高村浩司 (渡辺謙)と見合い相手の戸川泰子(余貴美子)の熟年見合いを通して、泰子のひとり息子・祐介 (東出昌大)との血のつながらない父と息子、そして靴職人の師匠と後継者というこれまでとは一味違う父と息子の物語を描いた物語だった。劇中、すっかり祐介の人柄にほれ込んだ浩司が、泰子母子と新たな家族を築いた。だが、視聴者には、渡辺の実の娘である女優・杏の婿候補をして及第点を出したようにも感じたのではないだろうか?

毎回異なる家族の絆を描いている本作だが、登場する職業も照明店、公務員、ボクシングトレーナー、金属加工会社、役者、銀行員、靴職人など、次はどんな職業が出てくるのかも大いに気になる。今夜の主人公は駄菓子職人。駄菓子は、茶席や贈答にも使われる高級菓子に対して、子供たちが気軽に買い求められる10円や20円といった安価な菓子のこと。水あめ、あんず飴、ソースせんべい、ブタメンなどは昔を懐かしむ大人たちにも人気だ。そんな駄菓子人気を受けて、最近では「駄菓子バー」にも注目が集まっている。ここでは、テーブルチャージとして500円で、飲物と料理を注文した料金をプラスして駄菓子が食べ放題になる。女子大生や若者たちにも新感覚の居酒屋という感覚に人気だ。詳しくは駄菓子バーのウェブサイトで⇒駄菓子バー

■第8話「駄菓子」
製菓会社の営業マンの春部真(大泉洋)は菓子メーカーの営業所で契約社員として働くかたわら、自宅で駄菓子の新作を開発。妻は愛想を尽かして出ていき、一緒に暮らす息子の湊(田中奏生)だけが真の唯一の理解者。真の駄菓子に対する思い入れは大きく、上司と衝突し退職する羽目に、ハローワークで職探しを始めるが、理想の駄菓子メーカーなどなかなか見つからない。そんなとき、兄の 利一 (田中哲司) が真を訪ねてくる。利一は真と違ってデキがよく、一流大学を出て父親・森造 (高橋克実) の経営する製薬会社を継いでいた。その森造の病気が深刻で、余命を悟った父が真も利一と一緒に会社をやってみろと言っているらしい。真は余計なお世話と父親の差し伸べた提案を断ってしまう。
そんな真にも一目置く駄菓子メーカーがあった。家族を中心にこじんまり経営しているハシバ製菓は、規模は小さいが味はピカイチ。真は自慢の試作品と履歴書を持って社長の 羽柴 (塚本高史) を訪ねるが、必死のアピールもむなしく門前払い。
そんなとき、森造の訃報が届いた。

劇中、真の息子役を担当したのは田中奏生。「とんび」(NHK、2012)や「クロユリ団地」(TBS、2013)、映画『クロユリ団地』(2012)のミノル役を担当した売れっ子子役。大泉も彼の天才子役ぶりを絶賛した演技にも要注目だ。

「おやじの背中」第8話は、31日(日)夜9時からのTBS日曜劇場にて放送。予告動画は番組公式サイトで視聴できる。

■シリーズ脚本家、出演者紹介
・第1話「圭さんと瞳子さん」
 脚本:岡田惠和、出演:田村正和&松たか子、演出:山室大輔
・第2話「ウェディングマッチ」
 脚本:坂元裕二、出演:役所広司&満島ひかり、演出:鶴橋康夫
・第3話「なごり雪」
 脚本:倉本聰、出演:西田敏行、演出:石橋冠
・第4話「母の秘密」
 脚本:鎌田敏夫、出演:渡瀬恒彦&中村勘九郎、演出:山室大輔
・第5話「ドブコ」
 脚本:木皿泉、出演:遠藤憲一&堀北真希、演出:北川雅一
・第6話「父の再婚、娘の離婚」
 脚本:橋部敦子、出演:國村隼&尾野真千子、演出:竹園元
・第7話「よろしくな。息子」
 脚本:山田太一、出演:渡辺謙&東出昌大、演出:清弘誠
・第8話:「駄菓子」
 脚本:池端俊策、出演:大泉洋&田中奏生、演出:坪井敏雄
・第9話「父さん、母になる!?」
 脚本:井上由美子、出演:内野聖陽&神木隆之介、演出:清弘誠
・第10話「北別府さん、どうぞ」
 脚本:三谷幸喜

TBS日曜劇場「おやじの背中」番組公式サイト