正義のための最終決戦!木村拓哉主演「HERO」第11話(最終回)視聴率22.9%!見逃した方のためあらすじと関連動画
容疑者を起訴すると検察が過去に葬った「えん罪」が公になってしまう…しかし城西支部は容疑者を起訴した。最初の事件の担当検事・国分(井上順)に捜査協力を願い出たがことごとく拒否されてしまった…国分の証言なしでは弁護士側の言い分、正当防衛が通ってしまう!「HERO」はフジテレビオンデマンドで有料配信中。
2014年7月スタート「HERO」、初回は26.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)の高視聴率でスタート。以降、20%前後をコンスタントにキープし、第10話22.3%、最終回に向けてさらに高い数字を叩き出した。そして22日放送された30分拡大版最終回、平均視聴率22.9%、瞬間最高視聴率25.%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、有終の美を飾った。
過去のテレビシリーズ、スペシャル、映画と久利生公平(木村拓哉)の事務官をつとめた雨宮舞子(松たか子)から、北川景子扮する麻木千佳に変わった。ファンの間では、久利生と雨宮の間になにがあったのか…7月クールの第1話で、古株の末次(小日向文世)と遠藤(八嶋智人)の話で雨宮は、城西支部を辞めたあと検事になったらしい…。どこかでゲスト出演するのかも…と期待したのだが残念ながら登場することはなかった。
そしてもう1人、期待していたアノ人…。田村検事(杉本哲太)の妻、義父・牛丸次席検事(角野卓造)にソックリという設定なので、ハリセンボンの近藤春菜が出る?! と期待してしまったが、さすがにそこまでは至らなかった。
そして「HERO」ファンにとって、もう1人忘れてならない人がいる。故・児玉清扮する鍋島利光。久利生が検事を目指すきっかけとなった沼田検事の同期で、つねに遠くから久利生のことを見守っていた大きな存在だった。最終回で久利生は鍋島の墓前で「鍋島さんがいたから検事を続けてこれた。どんなことがあってもブレずにいられた」と言っていた。残念ながら児玉清は2011年5月に他界。劇中では鍋島も他界した、という設定で再登場をしている。第1話で登場した牛丸次席と鍋島のツーショット写真、またエンドロールで児玉の名前が出たのを見て、思わず涙ぐんだファンも多かったのでは。
最終回の見どころは、なんといっても今クール初の法廷シーン。「HERO」始まって以来初の裁判員裁判。久利生が裁判員に語りかけるシーンは、本当の正義とは何かを、大切なものは何かを視聴者にも伝えた。
気になる第3シーズンはあるのか?! フジテレビ社長亀山千広は都内で行われた定例会見で、続編に関して言及した。「社長としては『なんぼでも作れるだろう』と言いたい」とのこと。不定期でのスペシャルでもいいから、その後の城西支部を見続けて行きたい。
■最終回あらすじ
特捜部から戻された久利生(木村)と千佳(北川)。城西支部ではとんでもない事態に陥っていた。殺人容疑で送検された南雲尊之(加藤虎ノ助)は背後から男性をナイフで襲い殺害した容疑がかけられている。しかし弁護士側は被害者のほうから南雲に襲い、もみ合っているうちに刺してしまった正当防衛だと主張。ところが過去に5件、同じような障害事件が発生していたことが判明。すべて南雲が容疑者として上がっていたのだが、証拠不十分で不起訴になっている。しかも平成11年に起きた一番最初の事件では、大友真一という男性が逮捕、起訴され有罪判決が確定した直後、くも膜下出血で亡くなってしまった。大友本人は、最後まで無罪を主張していたという。
この事件を担当した検事が、国分秀雄(井上順)。現在は検察を退官し山梨に住んでいる。城西支部のメンバーは、当時の捜査内容を聞きたいので協力してほしいと国分に頼むが、国分は頑なに断り続けた。牛丸次席(角野)が説得に行ってもダメ、田村(杉本)・遠藤(八嶋智人)コンビ、馬場(吉田羊)・井戸(正名僕蔵)コンビも拒否された。最後に宇野(濱田岳)・末次(小日向)コンビが説得に行くも、湯飲みを投げつけられ追い出されてしまった。堪忍袋の緒が切れた末次は「法律家としてではなく、人としてどうなのか!?」と国分に詰め寄ったが…反応はなかった。
そんな中、千佳は久利生にどうして検事になったのかと聞く。久利生も若いころ悪さをして警察沙汰になったことがあった。その時の担当検事が自分に正面から向き合ってくれ、結果不起訴になった。それを機に、久利生も同じような仕事がしたいと思うようになったという。そして鍋島次席検事(児玉清)がいたからこそ今の自分がある…と語った。裁判当日の朝、久利生と千佳は鍋島の墓前に出向いた。
弁護士側は、なんと国分を証人として法廷に呼んだ。城西支部のメンバーは、まさか国分が弁護士側に着くとは思わず驚きを隠せなかった。
久利生は国分に質問した。平成11年に起こった最初の事件当時、なぜ南雲を容疑者からはずし大友を起訴したのかと…。国分は「当時、私は確信を持って大友さんを起訴した。大友さんも犯行現場近くにいたし、目撃者の証言に似た背格好だった。なにより被害者との間に金銭トラブルを抱えていた」と言った。
「しかし1年とたたないうちに、同じような傷害事件が起こり、再び南雲が容疑者としてあがったとき、自分は間違いを犯したのかもしれないと思った。しかし時すでに遅く…大友は亡くなっていた。自分はもう検察官でいる資格はない…という思いで退官し、その後法律の世界から足を洗った」と語った。
国分は「大友さんに申し訳ないと言いたい。あの時、南雲を起訴していれば、その後同じような事件は起きなかったはず。今回の事件で亡くなった被害者に申し訳ない」と謝罪した。国分は弁護士側の証言をするつもりではなく、末次に言われた一言で、この裁判で本当のことを言い、懺悔するつもりだった。
一方、現職大臣・橋田とヌカダ建設の収賄容疑の捜査は続いていた。久利生が金を運んだとされる運転手の無罪を証明したため、特捜部は捜査を洗い出し、社長秘書室室長の三島(石井正則)が、総務部部長を橋田のところへ車で送ったとことを突き止め、証言を得ることができた。その際、菓子箱に入れた2000万円を持参して…。この証言で、特捜部はヌカダ建設の強制捜査に踏み込んだ。
検察は15年前の事件のえん罪を認め、南雲に一連の事件全て追起訴した。そして南雲の判決は…無期懲役。
再び城西支部に穏やかな日常が戻った。そこへ届けられた1つの荷物。分厚い司法試験の参考書、それは千佳宛の荷物だった。千佳の夢は司法試験に合格すること…いつの日か久利生のような検事になる日が来るのだろうか…。
番組では「HERO」Blu-ray BOXを抽選で10名にプレゼント。応募は番組公式サイト、プレゼント応募フォームより。締め切りは9月26日(金)23時59分まで。
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