期待度大!話題沸騰中の映画「トワイライト~初恋~」の魅力は“純愛”?

2009年03月30日17時20分映画

昨年末、アメリカでの公開週の興業収入およそ7000万ドルというモンスター級メガヒットで絶好調の出足を切ったクリステン・スチュワート、ロバート・パティンソン主演の映画「トワイライト~初恋~」が4月4日(土)日本公開となる。ここ日本においてもにわかに熱視線を集める映画「トワイライト~初恋~」だが、本作の魅力がどこにあるのか探ってみたい。

映画「トワイライト~初恋~」の原作は、全世界で840万冊、シリーズ類計では2500万部突破という途方もないセールスを記録したステファニー・メイヤーの小説「トワイライト」。ヴァンパイアと人間の少女との「禁断の恋」を描く作品だ。実はこの「禁断の恋」というのがミソである。ここに新たな形の“純愛”がある。

恋は、立ちふさがる壁が高ければ高いほど、燃え上がる。障害が大きいほどに、それを乗り越えるために恋のエネルギーは高まっていく。主人公の少女、ベラ・スワン(クリステン・スチュワート)が出会い恋に落ちるエドワード・カレン(ロバート・パティンソン)は、息をのむ美少年であり、彼女を守り、優しい態度を取り、俊敏でタフでピアノも弾けるが、実は1918年から年をとっていない不死のヴァンパイアだ。恋に落ち、愛を深めてもその事実が障害となる。彼女たちは愛に不信感を持つわけでもなく、相手の人間性に疑問を差し挟んでいるわけでもなく、ただひたすらエドワードが吸血鬼であるという事実と対決する。ここに思わず身を乗り出して応援したくなる“純愛”の新たな形があるのだ。さながら人間とヴァンパイアの「ロミオとジュリエット」である。

この信じられないくらいロマンティックなラブストーリーを監督したのは、「サーティーン あの頃欲しかった愛のこと」で映画監督デビューを果たし、サンダンス映画祭の監督賞、ナショナル・ボード・オブ・レビュー特別賞などを受賞した“女性”監督だ。女性ならではの繊細な恋愛描写へのまなざしがとても良い形でスクリーンに反映された。そしてもうひとつの見どころは、この“純愛”、アクション満載であるという点である。その点も手伝い、本作はかつてないほどスリリングかつダイナミックなラブストーリーとなる。本作の魅力がどこにあるのか? ここまで考察を続けると、このクエスチョンに対して「ストーリーのすべてに」と結論づけるほかはない。この春最大のデートムービーとしても多くの女性たちを満足させてくれることになるだろう。映画「トワイライト~初恋~」の日本公開は、4月4日(土)より新宿ピカデリーほか全国ロードショー。現在、作品のオフィシャルサイトでは、予告編映像を公開中のほか、オリジナルPC壁紙のダウンロードも実施中。今後、スクリーンセーバーやブログパーツの配布も行う予定なので必見だ。

映画「トワイライト~初恋~」オフィシャルサイト