店子を追い立てようとする湊屋（鶴見辰吾）の企みとは…27日NHK「ぼんくら」第7話あらすじと見逃し配信
長屋から店子がいなくなる…家主の湊屋総右衛門（鶴見辰吾）が裏で何かを画策しているらしい。しかも久兵衛（志賀廣太郎）がお徳（松坂慶子）が佐吉（風間俊介）を嫌うよう仕向けていたことも判明！宮部みゆき原作、岸谷五朗主演「ぼんくら」第7話はNHK総合27日（木）夜8時より放送。NHKオンデマンドで最新話の見逃し配信中。
劇的な大事件が立て続けに起こるわけでもなく、般若のお面を被った浪人が悪をばったばったと斬り捨てるわけでもなく、おじいさんが印篭をかざすわけでもないが、なぜか毎回物語に引き込まれてしまう「ぼんくら」。岸谷五朗扮する同心・井筒平四郎が飄々としているようで実は鋭い洞察力の持主。能ある鷹はなんとやら…ではないが、岸谷の力まない演技が平四郎のキャラに合っていて物語の面白みを増している。
岡っ引き政五郎親分に面倒を見てもらっている居候の「おでこ」。彼のスーパーコンピューター並の記憶力はすばらしい。なによりも、おでこの笑顔がとても可愛らしい。弓之助役の加部亜門の美形と対称的だが、あの愛くるしいデコにデコピンしたいと思っている視聴者も多いのでは。そんなおでこを演じているのは高村竜馬14歳。NHK朝ドラ「梅ちゃん先生」や「悪夢ちゃん」などに出演している子役。しかし、一度見たら忘れがたい個性的な顔は役者にとってはプラスである。ヘタに美形アイドルと張り合うより、「軍師官兵衛」や「信長協奏曲」で活躍している濱田岳や、「ごめんね青春！」で古井豊役の矢本悠馬のような個性派俳優として成長してほしい。
■前回のあらすじ
過労で倒れたお徳（松坂慶子）の代わりに、店を切り盛りするようになったおくめ（須藤理彩）は、お徳が元気になったあとも、店を手伝うようになった。
そんな中、佐吉（風間俊介）のもとへ突如、総右衛門の娘・みすず（山田朝華）がやってきた。父親が勝手に西国の大名への嫁入りを決めてしまったと憤慨して逃げてきたのだ。佐吉は事が大きくなる前に、みすずを店に返そうとするのだが、みすずはなかなか帰らない。
一方、腰の具合もよくなった平四郎（岸谷五朗）は佐吉（風間俊介）に、湊屋総右衛門（鶴見辰吾）との関係を聞く。佐吉の話しによると母・葵（佐藤江梨子）は20年前、店の金を盗み、若い手代と一緒に駆け落ちした。残された佐吉は総右衛門の家にいづらくなり、植木屋に奉公に出された。それ以来、湊屋とはほとんど接点を持つことなく過ごしていたが、久兵衛（志賀廣太郎）がいなくなった後、鉄瓶長屋の差配人を総右衛門から頼まれ、恩返し、母がしでかしたことの詫びのつもりで引き受けたという。しかし平四郎が調べたところでは、葵は店の金など盗んだ形跡も、手代と駆け落ちした形跡もなかった。誰かが佐吉にウソを吹き混んだとしか思えなかった。
■第7話「仕組まれた出奔（しゅっぽん）」あらすじ
井筒平四郎（岸谷五朗）は次々と鉄瓶長屋から店子（住民）がいなくなる原因が、家主の湊屋自らが、それとなく店子を長屋から追い立てるように企てていたことを突き止めた。しかし何のためにそんなことをするのかがわからない。さらに、元差配人・久兵衛（志賀廣太郎）がお徳（松坂慶子）に、佐吉（風間俊介）を嫌うよう仕向けていたことも判明。他人を操ろうとする湊屋総右衛門に怒り心頭の平四郎は、岡っ引きの政五郎（大杉漣）を仲間に入れる…。
NHK総合11月27日（木）夜8時より「ぼんくら」（全10回）第7話「仕組まれた出奔（しゅっぽん）」を放送。出演は岸谷五朗、奥貫薫、加部亜門、佐藤江梨子、風間俊介、志賀廣太郎、六平直政、鶴見辰吾、松坂慶子ほか。再放送はNHK総合12月2日（火）25時25分、BSプレミアムでは12月4日（木）午後0時より放送。NHKオンデマンドにて見逃し配信中。
◇NHK木曜時代劇「ぼんくら」番組公式サイト
◇NHKオンデマンド公式サイト
【秋ドラマ一覧】 【各話のあらすじ】
■見逃し配信
NHKオンデマンドで見逃した回や、過去の名作ドラマなどを動画配信している。同サービスは以下のGyaO!ストアからも購入可能。⇒
▼
▼月額パック（972円/毎月）
以下▽のような2つの月額パックがある。契約は自動更新、継続しない場合は月内に解約手続きが必要。また、視聴希望番組がそれぞれのパック対象番組であることの事前確認をお忘れなく。
▽放送の当日または翌日から見られる番組は、月々約600本！ 見逃し番組やニュース番組が、配信期間中に何度でも視聴できる。
▽過去放送・保存されているNHKアーカイブスから厳選の名作ドラマやドキュメンタリーなど、豊富な映像資産から約4000本の番組が配信期間中何度でも視聴できる。
