2人の旅の終わり…西島秀俊×香川照之主演「流星ワゴン」最終回を見逃した方のためにあらすじと関連動画

2015年03月23日07時30分ドラマ

ワゴンに戻ってきた一雄(西島秀俊)、そこにチュウさん(香川照之)の姿はなく橋本(吉岡秀隆)は「時間切れです」と言う!このまま一雄の旅は終わり本当に死んでしまうのか? チュウさんの後悔を解消することはできないのか? 残された時間はあとわずか…「流星ワゴン」全10話はTBSオンデマンドにて配信。

重松清著、累計発行部数100万部突破の大ベストセラー小説のドラマ化、西島秀俊×香川照之主演「流星ワゴン」が3月22日(日)の放送で最終回を迎えた。交通事故で死んだ橋本親子が運転する不思議なワゴンに乗って、過去に戻って人生のやり直しを繰り返す主人公の一雄(西島秀俊)。時に一雄を励まし助け、時にトラブルを大きくする…父親ではなく朋輩として現れた一雄と同い年の父・チュウさん(香川照之)との“親子の絆修復”の旅。

そしてもう一つの“絆”が、幽霊になった橋本親子。義理の父と息子という血の繋がらない親子が、幽霊になってやっと本当の絆を手に入れた。それは一雄と忠雄抜きではなし得なかったことだろう。第7話で息子・健太(髙木星来)が、心残りだった母への思いを遂げ、成仏できるはずだったのに父(吉岡秀隆)のところへ戻ってきた…成仏するほうがいいに決まっているのに、「パパーッ!」と叫びながらワゴンに戻ってきた健太のシーンで号泣した視聴者は多かったことだろう。

最終回、忠雄の「とてつもない大きな後悔」とは、息子・一雄との関係を修復したかったが父と子という関係ではなし得なかった。だから一雄と同い年のチュウさんとなって現れ、朋輩として2人は強い絆を手に入れた。一雄が生まれた時、一緒に“連れション”したいと思ったというチュウさん。男親とはそんなことで息子との絆を得られるもの?…ドラマの絵的には笑えるのだがドラマ史に残る感動の“連れション”シーンになったのではないだろうか。

最終回放送前、元広島カープの北別府学が一雄(西島秀俊)の先輩漁師役(まさかの実名)でゲスト出演すると報じられた。これってネタバレになったのではないだろうか。旅の終わりに一雄は駅前のベンチで凍死するだったはずなのに、一雄が漁師になることを報じてしまっては、一雄が死なないってバレてしまうではないか! そりゃ広島のヒーロー、北別府学がドラマに出るのはファンにとってニュースだろうが、ドラマを楽しみにしている視聴者には、知りたくないニュースだったかもしれない…。

■DVD&Blu-ray BOX情報予約・注文(amazon)
2015年7月22日(水)発売。本編+特典映像(計6枚組)。
DVD BOX:22,800円/Blu-rayBOX:28,800円

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応募は番組公式サイト(締め切りは2015年3月30日23時59分まで)、またはハガキに住所、氏名、年齢、職業、電話番号を明記のうえ、下記の住所へ送る(2015年3月30日当日消印有効)。
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・107-8066 TBSテレビ「流星ワゴン」サントラCDプレゼント係
※1枚のハガキで2つの商品への応募はできない。希望商品ごと1枚のハガキで応募。

■最終回あらすじ
思い残すことなく美代子(井川遥)と広樹(横山幸汰)のもとを去りワゴンに戻ってきた一雄(西島秀俊)、しかしそこにチュウさん(香川照之)の姿はなかった。橋本(吉岡秀隆)によると「とてつもない大きな後悔」を残したまま、現世の忠雄(香川照之2役)が死ぬと、チュウさんはこの世に彷徨う幽霊になってしまう。今まで散々チュウさんに助けられた一雄は、今度はチュウさんを助けたいと橋本に最後のお願いをする。そしてワゴンは2015年1月の福山へ。実家へ行くとそこにチュウさんがいた。チュウさんは、なぜ自分が一雄と同じ年齢で現れたのかやっとわかったと言う。忠雄はつねに一雄と自分を比較していた。一雄にもっと強くなって欲しかったし、自分の後を継いで欲しかった。しかし大学卒業後、実家にもどることなく東京で就職してしまった一雄のことを忠雄は許せなかったし悲しかったのだ。チュウさんは、一雄のことを思う気持ちは誰よりも強かったけれど、あんな頑固ジジィになって一雄を苦しめていたとしたら申し訳ないことをした、一雄を幸せにしてやれなくて申し訳ない…と一雄に謝った。親子としてはダメだったけれど、朋輩として過ごしたワゴンの旅が楽しかったというチュウさんに一雄は涙した。最後にチュウさんは、一雄と一緒に“連れション”がしたいと言う。朋輩として2人並んで海辺で“連れション”…これでチュウさんが思い残すことは何もなくなった。最後にチュウさんは、今まで何度も過去を変えようとしたけれどダメだったが、その経験を経た一雄自身が一番変わった。過去は変えられないが未来はいくらでも変えられる、諦めるな、生きろ! という言葉を残して消えていった…。
ワゴンに戻ってきた一雄に健太(髙木星来)は「もし最悪、最低な現実が待っているとしても生きたい?」という問いかけに一雄は「生きたい」と答えた。
そして気が付くと…駅前ロータリーのベンチに座っていた一雄。今までのことは全て夢だったのか? 自宅に戻ると美代子(井川遥)は出て行ったまま、広樹(横山幸汰)は引きこもりのまま、家の中はメチャクチャなままだった。
一雄の携帯には妹から忠雄が急変してもうあぶない、とメッセージが残されていた。広樹と一緒に福山へ帰る一雄。病院に駆けつけるとまだ忠雄はかろうじてまだ生きていた。一雄は泣きながら忠雄の手を握り、今まで意地を張っていたことを謝った。一雄の呼びかけに意識を取り戻した忠雄は「カズ、生きとったか」と呟いた。忠雄も一雄と同じ夢を見ていたのだ。そして最後に「ワシはチュウさんじゃ、お前とワシは朋輩じゃ」と言って息を引き取った。
半年後、一雄は福山に戻り漁師としていちから出直していた。広樹も地元の中学校に転校し毎日充実した日々を送っていた。そして美代子も一雄を追って福山に来た。生まれ変わった一雄を暖かく見守る橋本親子とチュウさんがそこにいた…。

TBS日曜劇場「流星ワゴン」最終回は3月22日に放送。出演は西島秀俊、香川照之、井川遥、吉岡秀隆ほか。最終回は2015年3月29日(日)20時59分まで無料配信。TBSオンデマンドにて全10話配信中。

TBS日曜劇場「流星ワゴン」番組公式サイト
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 各話:324円/8日間、お得な見逃しパックも

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