奥多摩の駐在所勤務の江波敦史（寺島進）…10年前に息子が奥多摩で行方不明になったという母・静子（多岐川裕美）が息子を探しにやってきた！江波は別件で山小屋に立てこもった殺人犯と格闘中に山の斜面に白骨遺体があるのを発見してしまうのだが…15日（水）夜9時より寺島進主演「駐在刑事2」予告動画は番組公式サイトで公開。

取調中に容疑者が自殺してしまい、その責任をとって警視庁捜査一課から青梅署水根駐在所へ左遷された警察官・江波敦史（寺島進）が主人公の「駐在刑事」シリーズ、昨年放送され1年ぶりに第2弾が帰ってきた。
「踊る大捜査線」のスピンオフ「逃亡者 木島丈一郎」（2005）、「越境捜査」シリーズ（2008）など、決して主演作が多いわけではないが、名脇役、その存在感の大きさがハンパない寺島進。この人が主演を務めるのだからハンパなドラマではない。昨年4月に放送された「駐在刑事 奥多摩渓谷・殺意の夜想曲」から1年、心優しい人情味あふれる江波敦史駐在所所長が帰ってきた。

北野武作品で注目されるようになった寺島進。若い時分にはウエスタン村で長らくバイトをした経験から、ガンプレイが得意。昨今、そういう刑事ドラマが少ないので披露されることがないのが残念だ。
本作「駐在刑事」は同じ北野組（同じオフィス北野所属）ダンカンにつまみ枝豆も出演。どんな共演になるのか楽しみである。

そんな寺島進が出演している最新映画『エイプリルフールズ』が4月1日より全国ロードショー、現在公開中。昔気質のヤクザで不器用な誘拐犯・宇田川勇司役を熱演。「リーガル・ハイ」の古沢良太脚本のコメディー映画。
⇒映画『エイプリルフールズ』公式サイト

■あらすじ
元警視庁捜査一課の刑事、現在奥多摩水根の駐在所に勤務する江波敦史（寺島進）。かつてある事件の責任をとって左遷された身、一時は警視庁に戻れるチャンスもあったが奥多摩に残ることを決意し、現在は「駐在さん」として住民に慕われている。
ある日、奥多摩で振興観光ツアーが開催され、江波はツアー参加者の宮原静子（多岐川裕美）と出会う。旅館の女将・池原美也子（市毛良枝）によれば、静子の息子が10年前、奥多摩で行方不明になったことを聞かされる。静子は時間をつくっては、奥多摩に来て息子を探しているらしい。
そんな中、静子のもとに息子からメールが届いたと江波に知らせが入る。喜ぶ静子だが、江波のもとには殺人犯が奥多摩に逃亡したと一報が入る。さらにツアーに動向した図書館司書・内田遼子（笛木優子）から「山小屋で人質」と危険を知らせるメールが入り、江波は山小屋へ急行。格闘の末、犯人を逮捕したのだが、犯人ともみ合った最中、山の斜面に白骨遺体を発見してしまった…。

【駐在刑事2】
原作：笹本稜平『尾根を渡る風 駐在刑事』（講談社）
脚本：石原武龍（「ハンチョウ 神南署安積班」〈2010〉ほか）、早野円（「駐在刑事」〈2014〉ほか）
監督：皆元洋之助（「ミステリー作家 六波羅一輝の推理」シリーズほか）

テレビ東京4月15日（水）夜9時より「水曜ミステリー9　駐在刑事2」を放送。出演は寺島進、北村有起哉、市毛良枝、多岐川裕美、笛木優子、嶋田久作、鳥羽潤、つまみ枝豆、河合美智子、ダンカンほか。予告動画は番組公式サイトにて公開。

◇テレビ東京「水曜ミステリー9」番組公式サイト