サントリー、「ボス」TVCM「宇宙人ジョーンズ」シリーズ、タモリ、松雪泰子、山村紅葉、篠原信一出演TVCMを公開

2015年09月25日11時50分商品・CM

サントリー食品インターナショナルは、「プレミアムボス 微糖」のトミー・リー・ジョーンズ扮する宇宙人ジョーンズのTVCM「地球調査シリーズ」の、タモリ、松雪泰子、山村紅葉、篠原信一が出演するTVCM「プレミアム京都」篇と「プレミアム京都(路地)」篇を公開した。
TVCMは、とある惑星からやってきた宇宙人ジョーンズが大物ハリウッド俳優トミー・リー・ジョーンズそっくりの地球人になりすまし、さまざまな職業を転々としながら、未知なる惑星・地球を調査する「宇宙人ジョーンズの地球調査シリーズ」。

TVCMは、紅葉の季節の京都・清水寺で、寺男に扮したジョーンズが境内の落ち葉を掃いていると、清水の舞台を見ているタモリの姿が目に留まる。
タモリは「京都ってちゃんと見たことないんだよね・・・」とつぶやきながら、茶わん坂を散策。一連のシーンのバックに、「この惑星の、京都という街は、奥が深いと言われている」というナレーションが流れる。
東福寺では、「京都の良さは、大人にならなければ分からない、とも言われている」というナレーションをバックに、タモリが通天橋を歩いていると、着物姿の松雪泰子が1人で紅葉を眺めている。
彼がさりげなく横に並んで「京都、お好きですか?」と話しかけると、彼女は「・・・大好きです」と答える。
彼が下を覗き込み、「たしかに、紅葉きれいですよねぇ」と言いながら顔を上げると、そこには山村紅葉が立っている。彼女が「いや、もう。かなわんわぁ」と照れながら彼の体をバシンとたたき、彼は苦笑いする。寺男に扮したジョーンズが、そんな2人の姿を見つめている。
タモリは、「人はいっぱいいるけどねぇ・・・」と言いながら三年坂を下り、先斗町に着く。彼は、「この路地は通りぬけできまへん」という看板を見つけ、「こういうのは京都らしいけどね」と感心する。すると、路地からいきなり篠原信一が出てきて、「通り抜けれたやん」と言いながら、その場を立ち去る。
タモリは、龍安寺で有名な石庭を眺めながら、「これは分かんないね・・・。ま、分かったらつまんないか・・・」とつぶやく。
その後ろに控えていた寺男のジョーンズが、持っていたハタキの隠しスイッチを押すと、どこからともなく突風が吹いて、大量の紅葉の葉っぱが舞い落ちてくる。タモリは、幻想的な光景を前に、「これはいいねぇ」とつぶやく。
彼のうれしそうな表情のアップに、「ただ、この惑星の、プレミアムな京都は、そう簡単には分からない」というナレーションが重なる。
ここで、同飲料の中味の特長である微粉砕コーヒー豆のイメージカットが挿入され、「ボス史上最高峰のコク。プレボスから、微糖、誕生」というナレーションをバックに、ジョーンズとタモリが同飲料を味わう。
最後に、夜の祇園で、タモリがすれ違った舞妓2人組に「また、来てもいいかな?」と問いかけると、舞妓たちが「おこしやす」と振り返る。それに合わせて、石畳の路地で水打ちしていたジョーンズも「オコシヤス」と京都弁で答えて締めくくる。

撮影は、清水寺の参道として知られる茶わん坂で、早朝、まだ日も昇りきらないうちから始まった。
タモリは、日本坂道学会副会長の肩書を持ち、坂道だけを集めた写真集も手掛けるほど大の坂道マニアだけに、「いいねぇ」と終始ご機嫌な様子。
休憩中は、偶然通りかかった観光客や修学旅行生と気さくにふれあったり、地元のお土産屋の店主と談笑したりと、つかの間の街歩きを堪能していた。
ラストカットの舞台は、石畳の通りに古い町家が軒を連ねる夜の祇園。やわらかな露地行灯の赤い光が、打ち水で濡れた石畳をほのかに照らし、情緒豊かな風景を醸し出す。
ここでは、タモリが本物の舞妓2人組に、「また、来てもいいかな?」と問いかけるシーンを撮影。あの国民的お昼番組を彷彿とさせるセリフは、風情あふれる古都の街並みと相まって、特別な雰囲気を演出していた。
また、この場面では、ジョーンズも「オコシヤス」と人生初の京都弁のセリフに挑戦。文字どおりプレミアムなシーンの連続に、現場も大いに湧いた。

親日家のジョーンズ自身、「世界の中で最も美しい街のひとつ」と絶賛する京都は、とりわけ思い入れの深い場所。特に、石庭で有名な龍安寺は、京都を訪れる度に来るらしく、今回のCMに登場することを喜んでいて、芝居にも自然と熱が入っていた。
また、撮影前、お互い歩み寄って「Hi! How are you?」とにこやかに握手を交わしたタモリとは、約8か月ぶりの再会ながら、すっかり打ち解けていて、「紅葉も自由に演出できるなんて、宇宙人はすごいね」という言葉ににっこり。
紅葉を見上げながら同飲料を飲むシーンでは、後ろの位置からの方が相手の動きを見やすいことから、「僕がタモリさんのアクションに合わせて動きます」と提案するなど、息ぴったりの演技でOKテイクを連発していた。
松雪泰子は、日本の伝統文化を象徴する着物姿で現場入り。歴史のある京都の街並みに映える、その優雅なたたずまいとたおやかで美しい所作を、誰もがうっとりとした表情で見守っていた。
彼女が今回のCMで演じるのは、前回に引き続き、1人でいるときにタモリにさりげなく声を掛けられる美女の役ということで、タモリが「毎回、そういう手口でナンパしてるみたいだなぁ、俺」と表現すると、彼女は思わず微笑む。
本番が始まってからも、監督の「今のはすごく良かったんだけど・・・」という言葉を受けて、すかさずタモリが「ってことは、ダメだったんじゃないですか(笑)」とツッコむ軽妙なやり取りに笑い声を上げるなど、リラックスした雰囲気の芝居を披露していた。

休憩中、タモリと京都トークに花を咲かせていたのは、生まれも育ちも京都の山村紅葉。
「○○駅の前に地酒を飲ませてくれるところがあって」というタモリ行きつけのお店や、山村紅葉オススメの一見さんお断りの祇園の店など、お互いに情報交換して盛り上がっていた。
また、タモリから「普段から京都の撮影が多いんですか?」と問われると、「東京の方が多いですけど、それ以上に多いのが“崖”です」と返答。崖といえば、彼女が出演するミステリードラマなどで主人公と犯人が相対するおなじみの舞台で、これにはさすがのタモリも大笑いしていた。
先斗町の狭い路地を散策していたタモリの前に、大男の篠原信一が突然姿を現すシーン。
篠原信一は、慣れない演技に加えて、共演するタモリに迷惑を掛けてはいけないという思いから、歩くスピードが異常に速くなってしまったり、セリフを途中で噛んでしまったりと、NGを連発していた。
「監督から“自然に”と言われれば言われるほど、緊張してボロが出てしまいます」としきりに頭を掻きながら、懸命に芝居に取り組む。
彼の登場はワンシーンながら、監督の口からOKが出たのは42テイク目。その瞬間、ホッとした表情を浮かべた彼に、周りのスタッフから大きな拍手が沸き起こると、隣にいたタモリもやさしく肩をたたいて、その頑張りをねぎらっていた。

YouTube「プレミアムボス 微糖『プレミアム京都』篇 60秒 トミー・リー・ジョーンズ タモリ 山村紅葉 松雪泰子 篠原信一 サントリー CM」
YouTube「プレミアムボス 微糖『プレミアム京都(路地)』篇 30秒 トミー・リー・ジョーンズ タモリ 山村紅葉 松雪泰子 篠原信一 サントリー CM」