「ガイアの夜明け」も下町ロケット!京都と大阪の町工場を継ぐ若き挑戦者たちを追う!予告動画

2015年11月23日18時40分政治・経済
(C)テレビ東京

20%超の視聴率をたたき出している「下町ロケット」(TBS)で注目されている町工場!だが日本の現実社会では、廃業する会社は年間約2万9千社にのぼるという!その中には素晴らしい技術を持ちながら後継者不足のためにやむなく廃業という町工場も多い…明日11月24日(火)「ガイアの夜明け」(テレビ東京、22:00)は、後継者不足に悩む京都の“伝統産業”と大阪の“鉄の街”西区九条の町工場を継ぐ若き挑戦者たちを追う!番組公式サイトで予告動画が公開されている。

京都の伝統産業の関連企業は深刻な状況に陥っている。廃業の最大原因は後継者不足。危機感を抱いた地元有力企業と自治体が共同出資し、「京都試作センター」という企業を立ち上げ、若手職人の育成制度を始めた。半年から1年間、生活費の補助を受けながら、希望する工房(会社)で研修。そのまま社員になれる道も開けるというのだ。ここで企業と生徒それぞれを支援する中心人物は、京都試作センターの坂口俊一氏。
番組では、坂口が間に立った西陣のつづれ織りの75歳の職人と大学を中退して職人を志望する女性研修生を取材。
職人は京都迎賓館にも作品を展示するほどの名人だが後継者はいない。最後の望みを託し、「何とか彼女に技を継いでほしい…」とのぞむが、工房に彼女を雇うほど十分な仕事はなく、研修後の大きな課題だ。
一方、西陣がすりに魅せられ、大学講師の職を捨て、西陣に飛び込んだ女性もいる。80歳の師匠は、子供たちも継がなかった技を、その女性に全て伝えたいという。研修を終えるとのれんを分け、数十年ぶりの西陣がすりの新人誕生!坂口は新人職人を応援するために「着物や帯以外に西陣がすりで、新たな商品を作ってみないか」と投げかけた。そして京都の高級ホテル内で伝統工芸品を扱うセレクトショップを訪ね、商品開発を相談する。しかし、「商品と作品は違う。どこまでそこを理解しているか…」と厳しい言葉を突き付けられる。果たして、新人女性職人は、西陣がすりを使った新しい伝統工芸品を作ることができるのか?

また、大阪西区九条では、切断・曲げ・穴あけなど、いくつかの加工に特化した町工場がお互いに協力しあうことで“鉄の町”で共存してきた。ひとつの町工場が廃業することは、周りの工場にとっても強みがひとつ消えることになる。
そんな中番組が注目したのは櫻井宏充さん(39)。鋼材の卸売工場・溝西鐵鋼の3代目だ。KDDIの成績優秀な営業マンだったが、祖父の遺言を受けて工場の後を継いだ。後継者不足の危機から九条の技術を守ろうと、地域5社の若手後継者と今年「てづくり工場組合」を発足させる。
そしてプレス工場、橋川製作所の橋川学さん(75)に出会う。最盛期に5人の従業員がいたが、今は1人で工場を営んでいる。その現場で櫻井が目の当たりにしたのが、橋川の徹底した「スピードと効率」。古い機械を器用に使い、コストと時間のかかる金型を、寄せ集めの鉄片で素早く作り商品を製造していく技術。櫻井らは、そうした技術を地域として引き継ぐため学びたいと申し出る。橋川の下で、「技術の蓄積」が町工場の強みであることを知った櫻井たちは、九条の町工場見学ツアーを開催。発注元となる中堅メーカー担当者の目の前で、切断→ボルト製造→穴あけ→曲げ、それぞれ町工場の技術とスピードをアピールする。地域の技術を地域で引き継ぐ。若手後継者たちの挑戦が始まった。

【案内人】江口洋介
【ナレーター】杉本哲太
【放送日時】2015年11月23日(火)22:00~22:54
【同時放送】TX・TVO・TVA・TSC・TVh・TVQ 

テレビ東京「ガイアの夜明け」番組公式サイト