剛（前野朋哉）を交通事故で失った太郎（オダギリジョー）たちは悲しみに明け暮れる…そんな中、祖母・明子（八千草薫）が太郎の名前を忘れてしまい…たわいもない幸せな時間は終わろうとしている…TBS9日（水）夜23時53分より「おかしの家」第8話を放送、予告動画は番組公式サイトで公開、最新話「TVer」にて配信中。

第1話から6話まで、イイ感じでゆるーい展開だったのに前回（第7話）から急に話のトーンが変わった。太郎（オダギリジョー）らいつもの4人組が、前に進もうとするのにうまく行く人、いかない人、そこから動けない人、動いたけれど戻ってきた人に別れてしまった。
そして7話のラストでドカン！　と一発大きい衝撃が走った。まさか、剛（前野朋哉）が交通事故死してしまうとは…。太郎、弘樹（勝地涼）、島さん（嶋田久作）、剛の4人組の中で剛が一番若く、剛が一番最初に再就職できたのに、剛が一番友だち思いだったのに…。人の命は儚いもの…明日は何が起こるかわからない、今日を精一杯生きるのが大事…なんて優等生めいた言葉しか出て来ない悲しい話だった。

ラストに向け、太郎は駄菓子屋をどうするつもりなのか、そして礼子（尾野真千子）との関係をどうするのか…先延ばしにしていた「決断の日」がもう目の前に来ている。石井裕也監督が、視聴者に何を伝えたかったか、ラスト1話に全て込められているのだろう。

■前回のあらすじ
天使（？）に嚙まれて以降、天使の声を持つようになった太郎（オダギリジョー）と弘樹（勝地涼）。ウィーン少年合唱団のように、美しいボーイソプラノでハモれるようになってしまった。まるで奇跡のような出来事を、誰かに伝えたい…とある深夜、太郎は礼子（尾野真千子）を神社の境内に呼び出す。礼子は、太郎からプロポーズされちゃうんじゃないかとヤキモキしていたのだが、そこに現れた弘樹と一緒に歌い出す太郎。本人たちは天使の歌声のつもりだが、魔法の力はもう賞味期限が切れており、礼子にはただのオンチにしか聞こえなかった。
一方、銭湯を閉めた島さん（嶋田久作）は再就職しようと剛（前野朋哉）と一緒にハローワークに通い出す。しかし年齢的にも厳しい島さんに、就職口はなく、一緒に行った剛だけが就職できることになった。
激しく落ち込む島さんは、フラフラと車道に出てしまい、走ってきたトラックに…。轢かれそうになった島さんを突き飛ばして助け、剛が跳ねられて死んでしまった。
自分のせいで剛が死んだと悲しみに明け暮れる島さん。剛にキツイことを言ってしまったと後悔する太郎と弘樹だった。

■第8話あらすじ
剛（前野朋哉）が死んでから、太郎（オダギリジョー）、弘樹（勝地涼）、島さん（嶋田久作）は悲しみに明け暮れる毎日。そんな中、太祖母・明子（八千草薫）が太郎の名前を忘れてしまい…。今までの、たわいもない幸せな毎日が、幕を下ろそうとしていた。

TBS 12月9日（水）夜23時53分より「おかしの家」第8話を放送。演出・脚本は石井裕也。出演はオダギリジョー、尾野真千子、勝地涼、前野朋哉、嶋田久作、八千草薫ほか。予告動画は番組公式サイトで公開。「TBS FREE by TBSオンデマンド」ならびに「TVer」にて最新話1週間無用見逃し配信中。

◇TBSテッペン！水ドラ！！「おかしの家」番組公式サイト
◇TBS FREE by TBSオンデマンド公式サイト
◇TVerで視聴

　【2015年秋ドラマ一覧】　【関連記事・各話のあらすじ】